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帰郷

そしてリナリーの部屋を訪ねたフェイン
リ「来てくれてありがとう、フェイン」

フ「こちらこそありがとう存じます
落ち着かれましたか?」

リ「うん… 今でもちょっと辛くて…
私ねルベリエ長官っていうんだけど、監禁っていうか…逃げられないようにされたの…

だから逃げ出そうと何回も試したんだけどそのたびに長官に必ず捕まえられて…

でも兄さんが頑張って教団に来てくれて、ここは私のホームになったの」

フ「まぁ…さようなことがあったのですね…
ところで先程「それから…」と何か続きをおっしゃろうとしてましたけれど、それは何ですの?」

リ「あ…の…これはその言っていいか分からないんだけど…」

フ「誰にも言いませんわ」

リ「その……人体実験をしてるのを見たの…

イノセンスの適合者でない人を無理やり適合者にしようと…
普通の人には耐えられないから、たくさんの人が死んでいったの…」

フ「!!さようなことが…それはお辛かったですね…」
『いくら一族の皆様方に敵わないからといって、愚かなことを…』

リ「うん…戦争に勝たないといけないのは分かってる
でもそんな罪のない人達まで犠牲にするなんて…」

フ「それは今でも行われていることなんですの?」

リ「ううん、今はされてないみたい」

フ「それなら少しはよかったですわ…」
『出資していた立場としても危ういものがありますわ
さようなことが行われていたなんて…
報告する機会があればお父様に伝達して、今後、出資するかどうかも検討しなくては
ただ、これはきっと極秘情報
それにもし我が家門も認知しながら目をつぶって出資してきたとなれば、私の身も危うくなるかもしれませんから慎重にしなくては』

「そういえば少しお菓子をお持ちしたので、こちらで気分を変えませんか?
マカロンを作ってきましたの」

リ「聞いてくれただけでも軽くなったのにお菓子まで…
ありがとう、お茶入れてくるね」

フ「お願いしますわ」
『あと数時間すれば、ルル=ベル様がいらっしゃいますから油断させておくに越したことはないですわよね…』
こうして任務前の最後の簡素なティータイムを楽しんだのだった
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