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休暇

ポ「そんなんじゃないって言ってますよね?
そもそも彼女と会ってからそんなに日も経ってないんですが!
君は私がそんな惚れっぽい性格にでも見えるんですか?」

チ「いやいや、そんなんじゃないって!!
見えないっす、見えないっすよ!
だからこそ言ってるんじゃないっスかー」
慌てて否定する

ポ「は?」

チ「どう考えてもポールさんが求める女性ってのは理想が高い、絶対に高い!
だからこそそんなに簡単に恋もしないだろうし、しかも堅物だから全然女性は寄ってこなさそうっス

だから、そんな女性が現れたら恋したんじゃないのかなーって思ったんです」

ポ「なんか今すっごい侮辱をされた気が…
なんでそんなことまでわかってるんです」

チ「いやーさすがに何回もマナーマナー言われたら上品な人がいいことくらい分かるッスよ
いや、でもほんといいと思いますけど
上品なカップルみたいな感じで」

ポ「何を言ってるんです
いくら好みの女性だったとして、王女には絶対婚約者がいます」

チ「そうなんすか!?」

ポ「…君はほんとに同じ時代の人なんですか
いくら西洋圏外で育ったからとか言っても、いやほんと常識が違いすぎるというか、なんというか…一般常識がなさすぎます……

いいですか、大抵の世界の王女というものは許嫁が決まっているものです、下手をすれば生まれた瞬間に決まっていることも少なくありません
高い身分の高い女性たちは、それに見合った男性かそれ以上の男性に嫁ぐものです

そのために刺繍や言語を始めとして、あらゆる教養が求められます
それを学校や家庭教師をつけて、必死に勉強する訳です

それらが無事に身に付いていなければ、結婚を破棄されることもあります
プレッシャーの中、必死にやっているのです」

チ「大変なんスね」

ポ「ちっともわかってないなあなたは!
私さえこうなるのに結構苦労したんです

私に引けを取らないということは、私以上に苦労をしているということです!!
少しは分かったらどうなんですか!」

チ「めっちゃ好きじゃないスか!フェインさんのこと」

ポ「もし仮に好きだからといって、私は特に付き合おうとは思いませんよ
身分が違いすぎる」

チ「そんなに大事なんスか身分が…」

ポ「当然です そうでないと世の均衡は保たれない
あなたが忌み嫌うノアと同じですよ
白と黒、水と油は相容れないものなんですから」
チャオジーが不服そうな目で見る

ポ「私を王女のそばにいさせたいと思うのなら、早くその書類を終わらせてください
今日でもう3日ですよ、1週間もかけないでくださいね」

チ「はーい…」
チャオジーにしては珍しく筆を取るのだった
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