フェイン・キュアー

ジ「おかーさん!」
また村に戻ったジェシカはベッドにかけよった

母「ジェシカ!どうして戻ってきたの...?
あなたが無事なら私はそれで...」

ジ「おかーさんを助けにきたに決まってるじゃない!」

母「それじゃあ皆は無事に街についたのね?」

ううん、ジェシカは首をふる

ジ「ハンスさんとヨハンさんは狼に襲われた…
他にもたくさん..!!うあぁーん!」

母「そんな怖い思いをして。。。」

ゴ「でももう大丈夫。俺たちがジェシカとお母さんを安全に街まで届けます。
さあ行きましょう!」

ス「いや、ダメだ。もうすぐ日が暮れる。病人と子供をかかえて歩くには危険すぎる。朝まで待ってから出るのがいいだろう。」

そして夜になり、ジェシカとゴズがチェスを、フェインは母親の傍らで話を
外ではスーマンが見張りをしていたーー

リ「何を見ているの?」
リナリーが声をかけた

ス「...まだ交代までには時間がある」

質問には答えることなく、見ていたものをポケットへ入れた

ス「何の用だ」

リ「スーマンは教団に連れてこられたことまだ恨んでる?」

ス「え?」

リ「あなたが教団にきて5年
教団に入りたくなかったのは知ってるけど、その気持ちは今でも変わってないのかなーと思って」

ス「誰が好きこのんでAKUMAのような化け物と命をやり取りするんだ?
こんな腕がついたばかりに...神様もとんだいたずらもしてくれたものだ」

リ「…私も最初は教団に無理矢理連れてこられたの
私がダークブーツの適合者と分かってすぐに兄さんと引き離されたわ、家に帰りたくてしかたなかった

コムイ兄さんが室長として教団にやってくるまで、私にとってあそこは牢獄だった…
でも今は違う皆家族みたいなもの
私は教団のみんなのために戦ってるの
家族のためならなんだってできる…そう思ってるわ」

ス「…そうか」
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