帰郷

千「レロ、どうしたんですカ? ♥」

レ「逃げてるレロ!伯爵タマ助けてレロ〜
殺されるレロー!」
テーブルクロスの下に入り込む

フ「まぁそんなレロさんを折ったりする方はいませんから、
そんなに怯えなくとも大丈夫で…」

ロ「レロ〜!どこいったのぉ!
千年公にフェイン〜! ねえねえレロ見なかった?」

フ「何かございましたの?」
ロ「それがさぁ、僕の飾ってあったコレクション崩したんだよ!
せっかく綺麗に飾ってたのにぃ〜」

フ「まあ、それは悲しかったですわね
そのコレクションは無事ですの?」

ロ「壊れてはいないけどぉ…」

フ「よかったですわ
それでは後ほど、私と一緒に並べ直しませんか?」

ロ「えっいいの!? そういえばフェインどうしてここにいるのぉ?」

フ「任務が完了しましたの」
にこやかに言う

ロ「えっほんと!じゃあ「卵」取り戻せたんだね!?」

千「ハイ♥頑張ってくれましたヨ〜♥」

フ「ルル=ベル様がいてくださったからこそですわ」

ロ「あぁ〜ほんとによかったぁ〜」

千「調べられる前に取り返せて本当によかったデス♥」

フ「私も嬉しいですわ、本当に…」

レ「よかったレロ…」
4人で安堵の息を吐く

ロ「待って今レロの声聞こえた!」

レ『!!』
バッとテーブルクロスの下を覗かれる

ロ「あっいた!」

レ「レロ~!!」
たまらず伯爵様の背中にお隠れになる

ロ「待て~」

フ「キャ、キャメロット嬢一緒にお茶でもしませんこと?ね?」

ロ「む~ それはいいけど…」

フ「レロさんも後で一緒に戻しましょう?」
うんうんと頷くレロさん

ロ「じゃああとでね
ところでなんでお茶?卵のお祝い?
にしては、質素な気がするなぁ〜」

フ「いえ、これは…
いつ教団に戻ろうかと相談していましたの」

千『フェイン…!』

ロ「そうなんだ」

フ「えぇ、今は向こうに戻っても惨劇ですから…
ただ、私がさらわれたと家に連絡されるのも困りますわ」

ロ「それじゃあしばらく僕の家に来たら? 匿うよ!」

千「それはいいですネェ♥」

フ「うーん、1週間以内くらいでしたら…
ただ私が平穏無事に帰ってくるのも向こうからすればもう違和感しかないですよね、どうしたらよいでしょうか…」

ロ「それはまたゆっくり考えようよぉ〜
とにかくいこ?」
フェインを引っ張りながら仰せになる

千「ロードが一緒に遊びたいだけでしょウ?♥」

ロ「あ、バレた?だって小さい頃に遊んだきりだもん!」

フ「さようですわね」

ロ「じゃあ行こう! 」
そうしてキャメロット邸行くことが決まったのだった
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