フェイン・キュアー

男A「ジェシカ!」

そこには5匹の狼に囲まれた5歳くらいの幼女が...

「グルッ」
1匹の狼が幼女に飛びかかり、思わず伏せる幼女
..ごぅっ と風が吹き、狼達は地面飛ばされ気絶した

幼女が恐る恐る顔を上げると1人の男がいた

リ「...ぁ、スーマン!どうしてこんなところに?」

ス「それはこちらのセリフだリナリー」

ゴ「エクソシストの方...ですか?」

リ「彼はスーマン・ダークよ
それでこっちはファインダーのゴズ」

ス「なるほどこいつがファインダーか。
確かに頼りなさそうだな。」

ゴ「え」

ス「ここで会ったなら街まで行く必要はないな、行くぞゴズ」

フ「?教団が向かわせてた人って…」

ス「俺のことだ」

リ「神田じゃなかったんだ…
スーマン、この人達を街まで連れて行ってくれない?
開拓村の人達で、いつまた狼に襲われるか分からないわ」

ス「それは教団としての命令か?」

リ「?いいえ、違うけど」

ス「ならば断る。教団の命令以外のことはしない
AKUMAから守るためならまだしも、狼から守るためなど」

ゴ「ちょっとなんですか、あの人!」

リ「お願い、スーマン。さっきあの子を助けたじゃない」

ス「気まぐれさ」

ゴ「ちょっと待ってください!
これだけの人を見捨てていくんですか」

ス「...」

ゴ「かわいそうだとは思わないんですか!」

ス「...黙れ」

リ「!...ゴズ」

リナリーはゴズを手で遮った ドスンドスン 木々の間から鎧をした狼のようなアクマが...

ゴ「!あれは」

男B「また狼だ!」

男C 銃を構えながら「まさか!狼が立って歩くわけが...」

A1「よくも俺の大事なペットを..許さねぇ!」

ゴ「まさか」

ス「イノセンス」

リ「発動!」

シュンッ シュンッ

リ『レベル2の中でも速度が早い かなり進化している』

フ『私は行かずとも大丈夫そうですわ
念の為この人達を守ることに徹しておきましょう』

アクマは銃弾を連射した

ス「ブレイクウィンド!」

A「うおおお...!!」

AKUMAはちぎれた紙のようになって消えた

男A「ありがとうございます。助かりました。」

フ「このまま街まで送りますわ

あ...私はまだ名乗っていませんでしたね
私はエクソシストのフェイン・キュアーと申します、よろしくお願いしますスーマンさん」

ス「ああ しかし街まで送るのは断る」

ゴ「なんでですか!」
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