帰郷

ブ「小僧!」

A「さてさよならだジイさん
たった3匹で勝てると思ったのかい?」

とどめを刺そうとした瞬間、ブックマンとアレンのところに結界が現れた

A「なんだ?動けない? 結界!?
!結界装置(タリズマン)か!」

バ「連れていかせるものか!!」

ブ「班長…」

リーバー「科学班をナメんじゃねェぞ!」

フ「こうなるからですわ!
二匹のうさぎを同時に追いかけてはならないのですよ!」

A「小癪」
Lv3がバク支部長のところの結界を踏みつける

バク「起きろウォーカー 拉致られるぞ!」
『即席の結界装置はそう長くもたん!』

ジョ「アレン起きてーっ!!
起きてっアレェェーーン!!」
そう叫んだ次の瞬間、アレンがLv3を破壊した

ア「ありがと…」

その隙にフェインがプラントをルル=ベル様から奪い取り
ルル=ベル様にしか見えないようにゲートを指差しその場から逃げようとする

ルル=ベル様がすかさず捕え、ゲートに連れ込んだ
ア「フェインー!」

フ「早くゲートを閉じてください!!」
ゲートに入りおろされるなり、非常に慌てた様子のフェイン
ル「なに…?」

フ「早く!ミランダさんの刻盤(タイムレコード)をお忘れで!?
ゲートから少しでも遠くに…!」
ゲートにポゥと円が現れた

ミランダの刻盤(タイムレコード)が発動したのだ
ゲートに引き戻されていく2人

フ「レコードが! とにかくプラントを…!」
ルル=ベル様に手渡す

ルル=ベル様はダイオウイカのように巨大になり、方舟の建物に貼り付き引き戻されにくくなさった

1本の触手でフェインをグイッと自身に引き寄せ
ル「ゲート閉口!」
ゲートを閉じた

フ「ありがとう存じます よかった…」
脱力する2人

フ「そういえば… 守化縷(スカル)さん達置いてきてしまいましたわね… プラントを部屋に設置したら戻りますか?」

千「守化縷はまあいいでしょウ♥ 」

ル「主人(あるじ)…」
フ「良いのですか? なれる人も限られていますのに…」

千「これ(プラント)があればいくらでも取り返せマス♥
2人ともご苦労さまでしタ♥
はぁ〜我輩の卵…よかっタ…♥」
ルル=ベル様からプラントを預かりながら仰せになる

「それじゃあシールを剥がしテ…♥」
設置場所に置くとみるみる元の大きさに戻った

フ「本当に戻ってきたのですね、よかった…本当に…
ですが…私は科学班が襲われることは聞いていなかったのですけれども?
延期なさったのはこのためだったのですか?」
穏やかな笑顔の後に、怒りのオーラを含ませながら笑顔で立っているフェインがいた
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