帰郷

ジョ「タップ… 班長タップが…」

フ『本当に聞いてませんわ!
日程が遅れたのはまさかこのせい…
私にはこの事を隠して、計画を組んでらしたのですね』

タ「ちくしょう…っ 何しやがる…気だ…」

守「おほ?喋った 「卵」の番をする人形…
「守化縷(スカル) 」を造るんだよ
こないだはお前達んトコのエクソシストがたくさん殺したせいで数が足らなくてねェ

おお、ついでにお前さんのミソはデキがよさそうだ おめでとう」
術を使おうとしたその瞬間

フ「お待ちなさい」
通信機を羽ばたかせたフェインが守化縷(スカル)にぶつかっていった

守「なにっ…?!」

守化縷は2mほど遠くにはじき飛ばされた
ル『何を…!
やはり教団側につくか…』
冷めた目で見るルル=ベル様

フ「ふふふ、驚きでしょう?
これは威力の増す道具ですの
科学班の人達が作ってくださいましたの よ
私はそこまで力が強くないですからね

だから、科学班の人達を襲うのはやめていただけて?
敵のあなた達にも認められる素晴らしい人がいるのは嬉しいことですけれど、他にも頭の良い人などいくらでもいるでしょう」

そう言いながら守化縷に近づいてゆく
守「ふん、これだけの科学者が集まっているのは滅多にない機会だからな
それにさっきも言っただろう、お前達のせいで数が足りないんだ! 元凶から取り戻そうっては妥当だろう」

フ「そうですの
ところで、何故私を誰も襲わないのかしら 普通の人達ばかり襲って…」

守「はっ だってお前を攻撃したやつは破壊されるんだろ!
ノア様が言ってたからなあ」

フ「周知されていましたのね
確かに私はあの方と戦ったことがありますわ」
皆の視線がルル=ベル様に向く

守「お前は攻撃されなければ何もできない、ただの人間さ」

フ「それはそうかもしれませんわね…
だからこそあなたたちも手出しはできない

ですがこれだけいるのです、試されてみてはいかがですか?
一気に攻撃すれば、私の回復や反撃が間に合わずに殺せるかもしれませんわ
ただし私が生き残りましたら、破壊したAKUMAの数だけその分の人数分には手を出させません」

守「面白い! おほ♪じゃあまずは10体で一気に攻撃させよう」

バク『そんな無茶な!いくら寄生型のイノセンスとはいえ…!!』

ジョ『フェイン!オレたちが何もできないからっ…
代わりにタップを助けるために…っっ』

リーバー『まだたったの13歳だぞ!
しかもつい最近なったばかりだってのに!!
くそっ』

レニー『仮に生き残ったとして、まだおびただしいほどのAKUMAがいるわ』

各人が様々なことを思っているとそ、フェインを目がけて10体一斉に攻撃をしてきた!!!
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