帰郷

フ「まあ…私のいない間にさようなことがあったのですか」

『私がこちらに帰っている間にリンクさんをアレンさんの所に手配したのですね長官は…
教団もアレンさんを放置してはおかない…ということは、やはり私がバレたら大変なことになりますわ…当然ですけれど!

というか、もしかして旧方舟でなくて普通に戻らないといけなくなるかしら…?
伯爵様に報告しなくては』

ラ「そーそー向こうはこれから大変そうだわ…
コムイー、フェインから電話来てんぞー」

コ「!ラビありがとう代わるよ
もしもしフェインくん?」

フ「コムイさん、もう問題なく明日そちらに帰れそうなので連絡しましたわ」

コ「そうか、よかった
ところで帰りなんだけど、方舟で帰ってきてもらうのが難しいかもしれないんだ」

フ「アレンさんのことですか?
先程ラビさんから聞きましたわ…
いかようにすれば良いでしょうか?」

コ「僕からもちょっと掛け合ってみるから、また結果を連絡するからちょっと待っててくれるかい」

フ「お願いしますわ、ちなみにいつ頃連絡いただけそうでしょうか」

コ「んー今日の夜に連絡するよ」

フ「分かりましたわ お待ちしておりますね」

コ「うん、それじゃ」

フ「失礼いたします」
そうして電話が切れる音を聞いて、受信機をオフにした

フ『さて伯爵様に報告しなくてはなりませんわ 繋がるといいのですけれど』
ネックレスタイプのペンダントを取り出す

ピッピピッピッピッピピッ
フ『出られないかしら…』
伯「ハイもしもし♥」

フ『繋がったわ!』ほっ
「伯爵様、向こうで大きな変化があったので報告です」

伯「おやそういう連絡はありがたいですネ♥
どんな変化なんですカ?♥」

フ「アレンさんを中央庁の監査官が監視・追及し始めたそうです
少しは動きづらくなるかと…」

伯「!それはいいですねェ〜♥」

フ「悪いニュースとしては、それが理由で私が方舟で帰れるか怪しくなってきましたの」

伯「アララ…それは困りましたねェ」

フ「まだ確定ではないので、今日の夜連絡が来るそうです
どちらになるかまた連絡いたしますわ」

伯「はいお願いしマス♥」

フ「伯爵様からは何かございませんか?」

伯「我輩ですカ?♥特にはないですねェ
あ!ルルには今のこと伝えておきマス♥
任務頑張ってくだサイ♥」

フ「ありがとう存じます それでは失礼いたします」
こちらも伯爵様が通信を切るのを待ってから受信機を元に戻した
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