フェイン・キュアー

アレンのところへ向かっている途中、突然フェインのゴーレムに通信が入った

フ「え!ファインダーの方が迷子で困ってる?
...ええそちらならついでで行けると思いますが。。」

リ「どうしたの?何かあった?」

フ「私達が向かう方面に迷子になっているゴズというファインダーの方がいるみたいで、ついでに行ってくれないかと。
別のエクソシストの人を寄越しているから途中まででいいようですわ。」

リ「それなら行きましょう」

フ「はい」

それからしばらく歩き、、、

リ「ゴズ!大丈夫だった?」

ゴ「リナリーさん!
神田さんが助けてくれたおかげで大丈夫です、いい人でした」

リ「神田が?」

フ「別のエクソシストの人を寄越しているって神田さんのことだったのでしょうか」

ゴ「はい! あれ、その子誰ですか?」

リ「新しくエクソシストになったフェインよ」

フ「よろしくお願いします。」

ゴ「はじめまして、ファインダーのゴズって言います! よろしくお願いします!
わ~まだ小さいのにすごいッスね!どうやったらそんなに早くからなれるんすか?」

リ「(ちょっとゴズ フェイン12才だよ)」

ゴ「(え!?そうなんすか?!)」

フ『一般の人って本当にわかりやすい反応よね…
こんなやり取りにも随分慣れてきたけれど、やはり身長は欲しいものだわ..』

 バササッ ギャーギャー

リ「あの森を通っていくの」

フ「そうなのですね…」

ゴ「え?あそこ通って行くんスか?
 なんかうっそうとしてて怖いっス
 よ~!!」

リ「私たちがいるから大丈夫よ 行きましょうか」

フ「えぇ」

ゴ「なんで2人とも怖がってないんすか~!?(泣)」
3人で森の中へ入っていった

フ「昼間でも結構暗いですね...」
『出かける時にこういうところを歩いたこともあったけれど、馬車の中からだったもの』

リ「そうね...でも暗いだけだし大丈夫よ!」

フ「それに森林浴のようでもありますわ」

リ「森林浴?」

フ「貴族は屋敷の中で過ごすのが基本ですから、目新しくて流行っておりますの」

リ「そうなんだね! じゃあ私達の日常ってやっぱり珍しい?」

フ「そうですわね、教団よりも任務先でより感じていますわ
百聞は一見にしかずと言いますし」

ゴ「何悠長に話してるんすか~
もうなんか出てきそう…
さっき街の人達がこの森にはオオカミが出るって...」

リ「ゴズは怖がりなんだね
ところでオオカミって?」
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