帰郷

フ『ふぅやっと終わりましたわ
久々に多くの方にお会いするのは疲れましたわね……』

父「フェインご苦労だったな」

フ「お父様、今日はありがとう存じました」

母「デビュタントは楽しめたかしら?」

フ「ええ、サロンの方とも久々にお会いできて楽しかったですわ」

父「楽しんでもらえて私も嬉しいよ
しかしはるかに多くの人を相手して疲れただろう
私達もそろそろ寝るから、フェインも寝ていいぞ」

フ「分かりました、お父様お母様おやすみなさいませ」
挨拶をして自分の部屋に戻る

フ『色々聞かれなくてよかったわ
明日はゆっくりしましょう…』
ネグリジェに着替えさせてもらいながらそんなことを考えていた

フ 「ユクラも今日はご苦労さま
おやすみなさい」

ユ「恐れ入ります、姫様もお疲れ様でございました
おやすみなさいませ」

ユクラが出て行くと
フ『本当に今日は大変だったわ…
教団の任務で長らく離れていたから本当に緊張しましたわ

それにしても、キャメロット外務大臣が膝まづいてダンスに誘ってくださった時は本当に驚きましたわ 本当に光栄…

それはそうと…教団に帰る日程は予定通りで大丈夫なことを伝えるついでに様子を伺って、伯爵様に報告、最後に任務の確認を…
あまりゆっくりできなさそうですわね…
ああ眠、い…』
とすぐに眠りに落ちた

ちなみにデビュタントの成果としては
その日の夜家に帰った貴族たちがフェインことを各自で話し
「神の寵愛を受けた妖精」ということで通り名が浸透していったのだった
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