帰郷

屋敷に帰宅すると
フ「お父様!お母様!
お久しぶりです、ただいま戻りました」

父「フェイン!無事でなによりだった
髪は一体どうしてしまったんだい?」

フ「ありがとう存じます、お父様
髪は…戦いで燃えてしまいましたの
ですがまた伸びますから大丈夫ですわ」

母「フェイン、よく頑張りましたね
今日は休んで、明日からデビュタントの準備を頑張りなさい」

フ「ありがとう存じます、お母様」

父「お茶をする時間もなかっただろう
部屋にアフタヌーンの用意もしてあるから、ゆっくり楽しんできなさい。
夕食の時に旅の話を聞かせておくれ」

フ「まあ嬉しいですわ! それではいったん失礼しますわ」

そんな娘の姿を見送りながら
母「前より頼もしくなりましたわね」
父「そうだな、凛々しくなった、大変な思いもしたのだろうな…」

と優しく見守ったのだった

自室に戻り、荷物を片付けてもらうとメイドたちを下がらせて1人で優雅な午後を楽しんだ

フ『久しぶりの我が家と自室ですわ…
それにしても、旅の途中色々なことがありましたわね…

最初はAKUMAさんが襲撃しているところの住民を逃がすことから始まって、戦うようになり、ミミさんと親しくなって失って…

遠路はるばる江戸にまで行って、ノアの一族として覚醒して…
本当にそうなのかしらってまだ信じがたいわ。鏡で見てみましょう』
ノアに変わりたいと念じると肌の色もグレーになり、聖痕も現れる、なんなら瞳まで金色になる

フ『やはり夢ではないのですわ…!
とはいってもどうお役に立てるものか…
あ、盗聴器動いてるかしら?』

盗聴器の受信機のスイッチ入れてそれぞれ耳に当ててみる
リ「…兄さんったら…。神田!」
神「なんだ、いつもよりうるせェn…」
ボコッ
ミ「(寝息が聞こえる)」
ア「ジェリーさん!おかわりで!!
みたらしとオムライス、それから……」

フ『ちゃんと機能してますわね、よかった
あぁ一気に緊張が解けて眠く…ひとまず夕食まで寝ようかしら』
受信機のスイッチを切り、人に戻って横になった
7/39ページ
スキ