ｱ｢フェインもそう思ってくれますか！？
嬉しいな〜 賛成してくれる人なんていないと思ってたから…｣

ﾌ｢ふふふ、無理もありませんわ
だってここには家族や友人を殺されて復讐を決めてやっている人たちが殆どですもの…

私達は少し珍しいのかもしれませんわね? ｣

ｱ｢…そうですね。どうしたら説得できるかは今は分かりませんが…

とりあえずチャオジーもエクソシストになったし、これからはうまくやっていかないとなー
どうやって仲直りしたらいいのか うーん｣

ﾌ｢大丈夫ですわ
そのうち時間が解決してくれますわ、きっと｣
『その前に殺したいですわ、本当に…』

ｱ｢ありがとうございます。
…フェインって時々12歳とは思えませんよ
チャオジーを止めた時も…僕じゃ止められませんでした｣

ﾌ｢まぁさような…!
あの時は身分社会に沿ったことを言っただけですわ
旧友を悪く言われて苛立ったのもありはしますけれどね、ふふ｣

ｱ｢身分社会…あんまり意識したことなかったなぁ
大変なんでしょうねきっと｣

ﾌ｢上に立つものとしての役割ももちろんありますけれど、民のおかげで良い生活ができていますわ。｣

ｱ｢フェインみたいな王女様がいるところの民はきっと幸せでしょうね
国民からお金を搾り取って苦しめるみたいなこともなさそうです｣

ﾌ｢そうですわね、私のところは治安も良いですし…
お父様やご先祖のおかげですわ｣

ｱ｢そうなんですね
あっ!お金持ちということは美味しいものもたくさん食べられるっていうことですよね!?｣

ﾌ｢えぇ、そうですわね
けれど私は庶民の食べ物や、あまり食べられない異国の料理も美味し…｣

ｱ｢いいな〜!
ジェリーさんの作る料理もおいしいけど、そういう高級なご飯も食べてみたい!!!｣

ﾌ｢ふふふ、機会がありましたらお誘いしますわね。｣

ｱ｢いいんですか!?楽しみにしてますね!｣

ﾌ｢ええ｣

ﾌ｢あっアレンさん、よろしければこれ付けてくださいませんか?｣
そういって赤色の小ぶりなブローチを渡す

ｱ｢これは? ｣

ﾌ｢私からのプレゼントです
リナリーさんやミランダさんにも別のものを渡しましたので、遠慮なく受け取ってくださいな
全員分は数が足りなくて。用意できませんでしたけれど…｣

ｱ｢ありがとうございます!
きれいですね〜 高く売れそう…｣

ﾌ｢!?｣

ｱ｢あ、いや冗談ですよ! 大切にします。
まあ借金に困ってるのは事実なんですけどね…汗
押し付けてくれる師匠のせいで!
ていうかピアノのことも結局教えてもらってないし!｣
わいわいと2人で盛り上がっているとコムイがやってきた