帰郷

フ「この辺りはいかがでしょう、人も少ないと思いますので」
『自宅を多くの人に知られては困りますしね』

コ「よし分かった ちょっと許可を取ってきたり、
アレン君も捕まえたりしてくるから用意できたら方舟の前で待ってて!」

フ「その前に迎えの電話をさせてくださいな。」

コ「あっそうだね、ごめん!
そこにある電話使っていいから!じゃ!」
そう言い残して瞬く間に消えた

それから自宅に電話をして、指定の場所に迎えに来てもらうことが決まった。

首都から2日ほどかかるところだったので、その間は教団で待つことにした。
女性陣たちと楽しく会話したり、ケープなどの体型にかかわらず着られる衣装や小物をみせたり付けてあげたりした

リ「これ、本当にもらってもいいの?」
ミ「すごく高そうなものだけど…」

フ「大丈夫ですわ、とても小ぶりなものですから」
リナリーにはネックレス、ミランダにはブローチをそれぞれ小さいながらも存在感のあるジュエリーを渡した。

リ「これ、身につけておくね。今度こそ無くさないように…」
アニタを思い出してか、少し悲しげな表情で大事そうにつけた

ミ「私はコートの襟につけておくわ」

フ「身につけていただいて嬉しいですわ」
『これで私が教団にいない間も、教団の様子を垣間聞きすることができますわ』
渡したジュエリーは伯爵様からいただいた盗聴器だった

フ「では私はこれで失礼いたしますね」

リ「うん、また2週間後ね!」
ミ「フェインちゃんなら、デビュタント成功させられるわ」

フ「ありがとう存じます それでは行ってまいります!」

リナリーたちのところを離れたあとは方舟に向かった
フ「アレンさん」

ア「フェイン! 私服だとやっぱり雰囲気が違いますね!
もう行く準備は出来ました?」

フ「えぇ」

ア「コムイさんがまだなんで方舟の中に入っておきましょう」

フ「はい それでは皆さんまた〜!」
療養しているメンバーと科学班にいったんの別れを告げ、方舟の中に入った
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