覚醒

フ「なんですのっ!?」

チ「ラ、ラビさん そんな犬じゃねーんスから…」

ラ「イーーから見てろよ、チャオジー
飢えたアレンなら百パースッ飛んでくっから
ごはんだぞーー!!」

リ「この声…!?」

ク「方舟のどっかからの音声だな、うるせ」

ラ「ステーキ、パスタ、みたらし団子〜〜ッッ」

フ「方舟のどこかといいますと?」

次の瞬間パッとラビとチャオジーの映像が映し出される
ラ「ごはんだぞアレン!!!
ごぉーはぁーんんんんーッッ!!!!」

リ「ラビ…ッチャオジー!」

ア「生きてる…っ」

ク「ほぉ街ごと戻ってきたか、まぁ別に次元の狭間に吸収されただけで死んでたわけじゃねェしな」

ア「…師匠「死んだ」って言ってませんでした?」
怒りを含んだ声でアレンが聞く

ク「あ?たいして違わんだろ、戻ってこれなかったら」

ア「ワザとだ、絶ッ対ワザと言ったでしょ!」

ラ「みたらしみたらしみたらし!」
映像を見ていた、リナリーがその場にへたりこんだ

ア「ラビ!ここ!僕らここ!ラビってば聞こえませんか!?
あれっ師匠こっちの声はあっちにいかないんですか?
くつろいでないで教えて下さいよ!!」

ク「あ〜〜ん?」

ラ「ハッ」

チ「なんスか?」

ラ「まてよ オレらが助かってんならもしかしてユウとクロちゃんも…!
ユウのパッツ…」

神「上等じゃねェか 馬鹿ウサギ」
ドアを開けて神田が入ってきた

ラ「ユウッ!!」

神「チッ」

ラ「…肩に担いでんのはクロちゃんか!?
クロちゃーん!」

神「落ちてた それよりこれはどーなってる」

ラ「オレにもサッパリさ〜
コラーッ出てこいっつのモヤシーー!!」

ア「誰がモヤシか バカラビーーっ」

ラ「うおっアレン!?どこっ?」

神「チッモヤシの声が空から……」

ア「アレンです バ神田!!」

ク「エリ…ア…デ」

ラ「あっクロちゃんしゃべった!!」

リ「よかった…」
茶番のような騒ぎが始まったところでリナリーが泣き出した
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