覚醒

リ「いや…」

ア「……リナリーが………っ
仲間を…
僕らを世界より大事に思ってくれてるリナリーが泣いてしまいますよ...っ」

リ「やめて」

ラ「オレはナカマじゃナい…」
ア「!」
ゴッとアレンの鳩尾に拳を入れた

リ「やめてえぇぇええ」

ロ「今のその子に何言ったってムダだよ アレン
だって仲間じゃないもん!
ブックマンはただの傍観者
記録の為にあんた達の中に入り込んだだけ
それがその子の本心なんだよッッ」

ラビが大槌小槌を大きくした

ラ「お前らを仲間と思ったことは1度も無い
「オレ」はブックマンの後継者、それ以外何者でもない」

ア「ラビ…ッ」
ラ「劫火灰燼 火判ッッ」
ア「神ノ道化(クラウン・クラウン)……ッ
はぁあああぁっっ ハアッ!!
あああああああっ」

向かってくる火の龍に斬り掛かるが、二つに分かれ、また襲いかかってくる
ア「ぐっ」
『退魔能力の剣の神ノ道化じゃ、イノセンスの力に対しては無力だ
ラビの攻撃を受けるには、爪(エッジ)の神ノ道化にしないと』

そう考えている間に、アレンの後ろにラビが回り込む
ア『ダメだ………爪(エッジ)の神ノ道化はラビ自身も傷つけてしまう!!』
「そんなことできない!ラビ!!ラビ!」

ラ「天 判」
ア「うああああああああああッ」

フ『このままではやられっぱなしになってしまいますわ…』

リ「ラビッ!ラビ!お願いもうやめて!!
目を覚ましてっ」

ロ「ムダだっていってるでしょ リナリー
「ラビ」の心は死んだんだって
フェインみたいに大人しくしてなよ」

フェインは熟考していた
フ『なにかできることがあればよいのですが…
キャメロット嬢に操られているといえど、私もイノセンスの攻撃を返すことはできないでしょうし…

キャメロット嬢の怒りが収まらなくてはどうしようもないですわ』

アレンの下に火判の陣ができる
ラ「劫火…灰燼…」
ア「…ラ…ビ…」

バッ
ア『イチかバチか…!ラビはロードの能力でこんな状態になったなら…』
ラ『オレの体ヲ死角ニ…』

ア「ロード!!お前を止めれば…っっ」

ご令嬢様に剣が刺さる
ロ「うっ」
レ「!!!ロートたまッ!!!」
フ『キャメロット嬢…!!』

床に倒れ込むご令嬢様
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