覚醒

ティ「いい」
ロ「!」
ア「この戦争から退席しろ ティキ・ミック!!!」
そう言って侯爵様に再び剣を突き刺した!!

ティ「残念だ…少…年」
そう言ってアレンの顔を手で覆い、力を入れた
ティ「悪いな…ロード…」
剣が引き抜かれ、気を失い床に倒れ込む侯爵様

しばらくして聖痕が消えた
ロ「ティッキ…」
レ「ティッキーの聖痕が消えたレロ…」
フ「ミック卿…」

チ「…… …や…やった…」
リ『ノアを破壊した...っ!!?』
チ「やったッス!!!悪魔を!敵を倒した ヒャッホォ!!!」

フ「誰が悪魔ですって…?!!!」
空気も凍るような恐ろしい形相をしたフェイン

次の瞬間、ドッ 3本の蝋燭がチャオジーの右肩に突き刺さった
ア「チャオジーッ」
ロ「動くな 動いたら全員刺す
アレンとフェインはこんなんじゃ死なないだろーけど
2人以外はたぶん死んじゃうよぉ?

僕ね アレンのことスキだけどぉ
家族も特別なんだぁ……
このキモチはアレンと一緒だね」
侯爵様を抱きかかえるご令嬢様

フ「キャメロット嬢…」

ジリ…とアレンが動こうとした時
ロ「動かないで 僕ちょっとムカついてるんだよ
仲間の体に穴が開くの見たい?」

フ「…私の仲間がご家族に非礼を働きましたこと
深くお詫び申し上げますキャメロット嬢」

チ「何言ってるんスか!?エクソシスト様!!」

フ「黙りなさい
家族が殺されたのを喜ぶ者を生かしておく人あるものですか
殺されていないことに感謝なさい!」
空気も凍るようなオーラを放って言うので、周囲も硬直した。

フ「それに「ちょっと」なんていう比ではありませんでしょうに…
控えめな表現をしていらっしゃるのにも胸が痛みますわ…」

ロ「フェイン…」

チ「あいつらの肩を持つんスか!?
あいつらは人類の敵なんスよ!!」
リ「チャオジー…」

フ「人類の敵であろうとも、ミック卿はキャメロット嬢の大切なご家族ですわ
それに社交界の花形ですし侯爵という高い身分ですわ!
嘆く貴婦人や令嬢がどれほどいることか!」

チ「身分が何だっていうんスか!?
そんな自分たちとは縁もない世界で偉いからって、オレらは見殺しにされてもいいって言うんスか!?」

フ「あなたは何か勘違いしているようですわね
縁がないなんて言ってましたけれど、あなた達の店も行政とは関わりがあったでしょう
そういう人達は上の人ほど、紙1枚でお金も軍も動かせますのよそんな人達の1人が亡くなったら、それは影響は大きいのです」
普段そんなに多弁になることもないフェインがまだ続けた

フ「私やキャメロット嬢も亡くなれば、影響はそこそこありますわ
身分が高いということは、それだけ多くの人を動かせるということですのよ
エクソシストでもないあなたが死んだとして、困る人はどれくらいいると思って?

それにあなただってアニタさんたちが死んだときは怒りに湧いたでしょう
立場が逆なだけなのに喜ぶだなんて…立場と身分を弁えなさい」
チ「.....っ!」
正論と、フェインの12歳とは思えない氣に押され皆が何も言えなかった
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