覚醒

ラ「アレンッ」

ロ「ティッキーもねぇ アレンのことが好きなんだよ
邪魔しな~いで♪
僕と遊ぼーー♪ブックマン!フェインもね」
方舟消滅までーーーーー刻限は間近・・・

突如透明なサイコロの中にリナリーとチャオジーが閉じ込められた!

ラ「リナリー!!チャオジー…ッ」

リ「大丈夫だよラビ! 閉じ込められただけみたい…」

ロ「今は閉じこめるだけにしといてあげるぅ
ね?遊ぼ?2人とも」

リ「ラビ…フェイン…ごめんね…」

チ「エクソシストさま…」

フ「キャメロット嬢…!なにを…!?」

ロ「こーでもしないと遊んでくれなさそうだもん
特にフェインが…」

フ『キャメロット嬢、本気ですのね
私も本気にならなくては…』

ラ「ノアの一族長子 「ロード」だっけ?
勝ったらふたりを放すって条件さ」

ロ「うん♪ いーよぉ」
ドッ能力をお使いになる

リ「2人とも!? ラビッ フェインッ!!!?」
2人は床に崩れ落ちたーーー

フ『あら、ここは...?ラビさんもいませんわね…
一面チェス盤のようですし…』

ロ「ここから出られたら フェインの勝ち
カンタンな遊びだよぉ」

フ「!キャメロット嬢…あの、ここはどちらで?
それから、そのチェス盤から生えてるのはどういうことですの?
なんだか見た目も少し違いますし…」

ロ「ふふ〜♪ここはねぇ、ボクの夢の中だよッ
ボクはノアの「夢」を持つ羊
ノアで唯一方舟を使わず空間移動ができるの
だからフェインがさっき見てたボクも、今目の前にいるボクも同じなんだよ!」

フ「つまりたくさんのキャメロット嬢がいるということですか…
それではキャメロット嬢と戦いようがないような…
本当に戦うのですか?」

ロ「ダメだよ、フェイン そんなんじゃ
闘わなきゃ〜 だってボク達、敵なんだよ?
それにさ遊ぶだけだから
身体まで殺しはしないよ、王女だし
まぁでもフェインが負けたら、人が変わっちゃうかもね」

フ「そこまで仰るのでしたら…
ですがきっとキャメロット嬢もダメージは受けますよ?」

ロ「え?ボクが? それはないよ〜
だってボクはたくさんいるもん」

フ「それはそうかもしれませんけれど…
ところで私を名前で呼ばれるのはダメだと昔、散々言われましたでしょう?」

ロ「今は2人だけだもん!
フェインもそんな堅苦しい呼び方しなくていいからさ、昔みたいに名前で呼んでよぉ」

フ「さようなことを言われましても…
お会いできたのもあの頃以来ですし…」

ロ「え〜つまんなぁい!
…いいもん戦うのボクじゃないし」
すると目の前にフェイン自身が現れた
23/48ページ
スキ