覚醒

フ「私は…久しぶりにドレスでも着てアフタヌーンティーを楽しみますわ」

リ「見てみたいわ」

ラ「一国の王女様の服見てみたいさね〜」

リ「見てみたいわ
なくなっちゃったけど前に見たドレスも素敵だったよ」

フ「ありがとう存じます
ラビさん私はお父様の後を継ぐだけで、王位継承とはほとんど関係ありませんわよ」

チ「ぶっ あはっ はははは ハッ」
突然チャオジーが笑い出した

チ「 す、すいませんッス
なんか今のエクソシスト様達見てたら
オレらと同じ普通の人みたいで…

神の使徒様なんていうから
もっと人と違うこと考えてる人達かと思ってたッス
冗談言って笑ったりとか…
恐怖とか……?ぜんぜん…無いのかと…ッッ」

フ『この人中国から一緒でしたわよね…?
何を今更……』

アレンがチャオジーの肩に手を置く
ア「あとひとつ…この先に待ってるものを乗り越えれば、
きっとホームに帰れますよ
不安な時は楽しいことを考えるんです
元気が出ます、大丈夫」

頷くチャオジー
レ「か〜〜〜〜〜ッ
こんな時にのんきレロねぇ、お前らッ
そんな叶いもしないこと考えたって
もうムダだって まだ分からないレロか?」

ア「そんなことないよ レロ」

レ『………!!名前呼ばれたの2人目…!!』

ア「僕がホームで一番したいことは、
みんなでコムイさん達にただいまを言うことです
どんなに望みが薄くたって
何も確かなものがなくたって、
僕は絶ッ対諦めない」

レ『なんでここまで言いきれるレロ…』

ラ『眩しいくらい思いが強いな、アレン…
お前はその道化のイノセンスと一緒に何を背負ってきた…?
まるで光のようで消えてしまいそうさ…』

螺旋階段を登り終わり皆で扉に入っていった
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