覚醒

今度はひたすら螺旋階段を登る一同
手すりなどはなく、板のみが浮いているような階段である
ラ「大丈夫さ?リナリー」

リ「大丈夫、歩ける
って言っても、アレンくんの手に引かれてるから偉そうに言えないんだけど…」

ア「いえいえ 全然構いませんよ」

ラ「コムイにばれたら大目玉さ
ティムキャンピーがどっか行っててよかったな〜 アレンww」

ア「はは…どこに行ったんでしょうね〜
ティムキャンピー」

ラ「オレも前に行きたいさ〜 交代して♡」

ア「下心ミエミエですよ ラビ」

フ「では私の手を引いてくださいますか?」

ラ『もしかしたら借りとしてなんか聞けるかも…』
「喜んで♪」

リナリーがアレンの手を握る力が強くなる
リ『アレンくん、戻ってきてからなんだか強くなったね…
私は…自分がこんなに弱いと思ってなかった

武器が扱えなくなって不安で…怖くて
私さっき最低なこと考えてた』

ア「リナリ...?」

リ『私は…さっき最低なことを……
最低の「未来」を…
ダメ…ッそんなこと考えちゃダメ
心まで戦えなくなるのはダメ!!
でないと闇につけ入られる
信じなくちゃ もっと もっと』
「強く…頑張らなきゃ」

ア「頑張る?
やっぱり足無理してるでしょ リナリー!」

リ「ち 違うの、考え事
教団に帰ったらすぐ鍛錬し直さなきゃなって…」

ラ「うへぇッ リナリー 何真面目なこと考えてんさぁ!?
オレ 寝る!!! 寝ますよ そんなん!!」

リ「ね、寝てもいいよ 別に」

ラ「誰か毛布かけといてさ!」

ア『あ コムイさんの言ったとおりだ』

ラ「ダメだな、リナリー
もっと色気あること言わんと、恋人できねェさ!」

リ「ラビに関係ないでしょ!!」

ア「失礼ですよ ラビ!!」
ラビの横からアレンの蹴りが入る

ラ「いで!!いってぇ…
か…関係は…ねェけどさ…
ア、アレンとフェインは帰ったら何すんさ?」

ア「食べます ジェリーさんのありとあらゆる料理を全ッッッ部!!!」

ラ『あぁ やっぱり…』

リ『た 大変…』
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