覚醒

ア「うわぁあ!」
ドサドサと落ちる一行

下からリナリー、アレン、ラビ、チャオジー、神田、クロウリー、フェインの順で積み重なった

フ「おっ、驚きましたわ…」

ア「つ、潰れる…」
それぞれどいて立ち上がる

フ「素敵なところですわ…」

神「なんだこの町は」

ア「ここ方舟の中ですよ」

神「なんで んな所にいんだよ」

ア「知りません」
二人の背後に炎が見える

ク「喧嘩はよくないである…」

ラ「リナリー、大丈夫か?」

その言葉で目を開けるリナリー
リ「ん、ぁ…」

倒れているリナリーラビが抱きかかえる
ラ「ん?おいなんかリナリーの下に変なカボチャがいるさ!」

レロ「れ、レロ…はっ!どけ!
このクソエクソシスト!」

ラ「しゃ、しゃべった!!」

神田とアレンが鋭い視線を向ける
ア・神「お前の仕業か」
クラウンクラウンと六幻をそれぞれ差し向け、レロさんを挟み撃ちにする

神「スパンと逝きたくなかったらここから出せオラァ」

ア「出口はどこですか?」

レロ「で、出口はないレロ」
と困った顔で答えた次の瞬間元の表情に戻り固まった
目と口の部分から黄色っぽい光が見えるようになった

千「舟は先ほど長年の役目を終えて停止しました♥
ご苦労さまです レロ
出航デス エクソシスト諸君♥」
レロさんの中から伯爵様の声が響く

固まる一行
レロさんの光が止まったと思うとレロさんの口から紫色の風船の伯爵様が出てきた!

千「お前達はこれから黄泉の国へ渡航しマ~ス♥」
そう言うなり雲一つない青空が揺らぎあちこちで建物が壊れる音がする

千「危ないですヨ♥
ダウンロードが済んだ場所から崩壊が始まりマシタ♥」

ア「なっ!」

ラ「!」

神「どういうつもりだ!」

千「この方舟はまもなく次元の狭間に飲み込まれてしまいマス♥
お前達の科学レベルで分かりやすく言うと…
あと3時間 それがお前達の世界に存在できる残り時間デス♥」

千「かわいいお嬢サン♥」

リ「!」

千「良い仲間を持ちましたネェ こんなにいっぱい来てくれテ…♥
皆が君と一緒に死んでくれるカラ 寂しくありませんネェ♥」

そう言いながら伯爵様の姿を模した紫の風船は空に消えていった
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