戸惑い

ア「リナリー!」

フ「お二人とも!」

ラ『アレンの声?そんなはずないさ
…何が起こってる』
煙の中を進んでいくとクラウンの仮面が見えた

ラ「!?AKUMA!」

慌てて振りかぶるとリナリーを抱きかかえたアレンがいた
ア「ラビ!」

ラ「ま、さかアレンか!」

ア「リナリーが起きないんです」

ラ「何!」
アレンからリナリーを受け取るラビ

ラ「これ前にも…大丈夫命に別状はねえはずさ」

フ「きっとそうですわ」

ア「ほ、ほんとですか?」

ラ「あぁ」

ア「よかった…え、前の時って?」

フ「前も同じことが起こったんですわ
結晶化の後、体力を消耗して…」

神「待やがれゴラァ!!」

物凄い勢いでアレンに切りかかってきた
ア「か、神田?」

神「!も、もやし?」

ア「アレンです」

神「どういうことだ?」

ア「こっちが聞きたいんですけど....」

神「俺は天パのノアを追ってきたんだ
おい、ラビ 知らねぇか」

ラ「そういやオレらの相手してたマッチョなおっさんも…
どうなってんさ どこにもノアがいねぇ」

神「ちっ」

ア「何ですか!?
その邪魔しやがって的な舌打ちはだいたい…」
と2人の水掛け論がはじまった

ミランダ達も近づいてきた
ミ「神田さんの隣にいるのは…まさか」

ブ「アレン・ウォーカー やはり生きておったか」
と笑顔を浮かべる

ティエ「彼のイノセンスちょっと変わった形だね
色々と立て続けに起こりすぎたよ…はぁ、ちょっと整理の必要がありそうだね」

場所を移してそれぞれの状況を話すことになった
ティエ「なるほど敵に顔見知りがいたり、アレン君のクラウンクラウンに、リナリーにハートの可能性か…
整理するとクロス部隊の目的はマリアンと合流してAKUMAの製造プラントの破壊だね?」

ブ「はい」

ティエ「でも僕達の目的は適合者の探索なんだよ
せっかく出会ったのに、こんなこと言うのは気が引けるけど…
僕はねぇマリアンに協力する気はさらさらないんだ

マリアンという男は自分以外の人間を道具としか思ってない
護衛の君たちにしたところで彼と改造AKUMAの筋書きの囮に使われてたんだよ
はぁ、そんな男に協力するのはどうもね…」

ア『師匠ほんとに嫌われてるなぁ…』

ティエ「それでね君たちにちょっとした提案があるんだけど……」

ブ「提案?」

ティエ「クロス部隊は即時に戦線を離脱すべきじゃないかな」
全員が息を呑んだ
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