戸惑い

フ「リナリーさん...!」
少し離れたところだったため、リナリーのイノセンスがある方へ走り出すフェイン
しかし背も低いためなかなかたどりつかない

フ「!そうですわ、ティーズさん達!」
呼んでみるもヒラヒラと10羽程度しかいない
「さっきの爆風でいなくなってしまったのですわ…
走るしかないですわね」
貴族は緊急時以外走ることがないため少しなれないながらも必死に走った

一方でミランダはブックマンとクロウリーの傷を吸い出していた
すると突然振動がきた!
チャ「巨大AKUMAが動き出した!」

ミ「そうみたいね…」

チャ「でもこんなこともできるんっすね!」

ミ「この状況でなければできれば使いたくなかったです」

チャ「え?」

ミ「傷がなくなったところでまた新しい傷ができれば…
私は戦えないから
でもやらなければ取り返しのつかないことになる!」
その言葉にイノセンスの中に入ってきたティエドールが頷いた

リナリーの近くでは神田は侯爵様と、ラビとマリはスキン様と戦っていた
巨大AKUMAがまた攻撃しようとする

ティエ「お待ちなさい」
ミランダの元を去ったティエドール元帥が構える
「この世の美しさを知りなさい アートオブエデン!」

白い巨人が巨大AKUMAを押し倒す

ラ「なんだあのでけぇのは!?」

マ「うちの元帥のイノセンスだ…
あそこまで大きいのは見たことがない!」
そんなことを話している間にもスキン様が攻撃を仕掛けてくる

フェインはやっとの思いでリナリーのところについたところだった
リ「皆!出して、ここから出して!
私はエクソシストよ戦える!ここから出して!」

フ「リナリーさん…!」

千「ここから出してあげまショウ♥」
リナリーのところに伯爵様が降りてくる

ティエ「しまった!」
バリアが張られ、神田が立ち向かう

千「無駄ですス♥全力でその程度なら破れませんヨ♥」

神田「ぐっ」
弾き飛ばされたところに侯爵様がきた

ティ「オレを怒らせたな?」
また熾烈なバトルが繰り広げられる

フ「リナリーさん側にいますわ」

千「おや?一緒に紛れ込んでいたとは気づきませんでシタ♥
今すぐ…ってえエ!?キュアー王女?!♥」

フ「!なぜ私の名前を…」

千「い、いえ別に…あなたは特別に外に出して上げまショウ♥
えい♥」
バリアが開き外に出される

フ「そんな!リナリーさん!」

千「あ~やれやれ、びっくりシタ♥
さあ、今度はあなたですヨ♥」
無数のドクロのようなものがリナリーに噛み付き
目の前には伯爵の顔が…

リ「嫌ーーーーぁぁ!!!!!」
リナリーが叫ぶ
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