フェイン・キュアー

試着などの最終調整も終わり、残りの期間は入団の準備や友人との思い出づくりとなった

ーーー出発の日ーーー
『とうとう出発ね ああやっぱり少しドキドキするわ
あの馬車に乗ってゆくのね』

フ「では行って参ります」

父「気をつけてな」

母「無理はしないように」

フ「ありがとう存じます
 お父様とお母さまもお元気で」

ファインダー「こちらへどうぞ」

フ「ありがとう」

扉が閉められ、ファインダーが馬車を走らせると家は遠ざかっていった―――

『どんな人達がいるのかしら
あの時は4人しか会っていないから…
仲良くなれるといいけれど、年上ばかりよね。
大丈夫かしらね…』

そんな不安を抱えながら教団に向かった

フ「2年ぶりね…」

コ「いやーほんっっとに久しぶりだね、フェインちゃん☆
コムイだよ 覚えてる~?」

フ「お久しぶりです。ええ、覚えていましたよ」
『アレンさんがたくさん文句を言っていたからとは言えないけれど笑』

コ「みんな向こうで待ってるよ、いこうか!」

フ「はい お願いします。」

コ「みんな~!新しい子 連れて来たよ!」

リ「わあ~かわいい!」
ラ「どんな子さ~? って小さくね?」
ア「ラビ!女性に対して失礼ですよ!!」
フ「12歳ですわ」
ミ「久しぶりねフェインちゃん」
神「新入りか…面倒くせぇ」

フ『あら囲まれてしまいました、前に来たときと比べて多いわ
たくさんいるのですね これから頑張らなくては』

「これからよろしくお願いいたします」
フェインが慣れないながら、庶民の挨拶をする
『こんなシンプルな挨拶で本当に大丈夫かしら?
いくら服がドレスでないとは言え、こんな友達にするような挨拶を…
カーテシーもしないなんて失礼すぎないかしら?』

リ「わぁ!すっごく礼儀正しいんだね」
ラ「ほんとさね!」

周りが礼儀正しいというのを聞いて、どうやら合っているようだとほっとしたのだった
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