戸惑い

周りの様子を少し離れたところで見守りながらフェインも策を練っていた
たまたまフェインに近づいてきたティーズ
フ「私が動けば一緒にきますし、前に進もうとすれば壁のように密集…でも」

1羽が肩に止まった
状況が状況でなければ周りに蝶が集まっている神秘的な絵だろう
フ「意外と親しく寄ってきてくれますわ…
ティーズ…?と呼んでいたような…
ティーズさん達集まってもらえますか?」
すると徐々にではあるが集まった

フ「言葉をわかっているようですわね
ティーズさん達主人に怪我をさせたくないのであれば、私に従ってくださいな
何しろ私のイノセンスは……」

一方神田は侯爵様と交戦していた
突然抱えていたリナリーを神田の方に突き飛ばす

神田が慌てて抱きかかえた時に攻撃を飛ばす
神「!間に合わなかったか…」

その瞬間上からラビが飛んできて、侯爵様の攻撃を防いだ
ティ「ちっ、あいつら…」

千「ティキぽん」

ティ「千年公、その呼び方やめてくださいって
今いいとこなんすから邪魔しないで…」
伯爵様が浮かべた黒い珠を見てはっとする侯爵様

その後すぐ姿を消した
神「やつは消えた、もう近くにはいない」

ラ「ぜぇっ、どこへ行こうが絶対ぶっ倒すぞさ!はぁっはぁっ
よー、大将 こんな修羅場で奇遇さね」

神「ここで何してんだ、お前」

ラ「んや、なんかうちの元帥が仕事で江戸に来てるとかで…
そっちは?」

神「似たようなもんだ」

すると頭上から巨大AKUMAが叫び声をあげて変な格好になっている
ラ「なんさ?どうしたんこいつ...」

神「マリの弦に捕まったんだろ あいつの奏でる旋律はAKUMAには毒だぜ」
すると演奏が始まりAKUMAがさらに苦しみ出した

神田はラビにリナリーを預ける
神「六幻災厄招来「二幻刀」!」

弦をつたってAKUMAの頭上にいく
ラ「気をつけろユウ!そいつめちゃくちゃ硬え」

ラビの声を無視してあっさりと頭を真っ二つにした
ラ「ぞぉっ」
ラビに寒気が走った

AKUMAは倒れ砂になる

ブ「気持ちよく切りよった 腕を上げたな神田め」

クロ「神田…なんてガキだ」

ブ「助かる こちとら怪我人ばかりで難儀しとったからな
ふぅぅ...」

しかし今度は城の近くで黒い球が大きくなっていくのに気づく
フ「あれを見てください!今度は一体....」
35/35ページ
スキ