戸惑い

しかし巨大AKUMAは手をつき地面に這いつくばった
ラ「しつこいやつさ!」

ブ「さて、どうしたものか」

クロ「頭はあんなに低いところにある」

ラ「ちょめ助のおかげで地面に這いつくばらせたんだ
もう二度と立ち上がらせないさ!」

ティ「できるかな?」

ラ「!」

ティ「続き、やろうぜ」

ラビは侯爵様との交戦、クロウリーとブックマンは巨大AKUMAの交戦に追われていた

屋根ではミランダがタイムアウトを発動し続けていた

ミ「はあ、はあ...」

リ「ミランダ、これ以上はあなたの体がもたない...!」

ミ「…ダメ!リナリーちゃんはまだ怪我が治っていない
それに……あなたを失うわけにはいかない」
ハートの可能性があることにも思いを寄せていた

リ「でも...」

チャ『ノアの一族にでかいAKUMA…
エクソシスト様をサポートするなんて言ったけど、俺らはただ殺されるのを待つだけ…』

ミランダも限界が来て発動を解除する

ミ「っ、ひぁ"っはあ、はぁ…」

リ「ミランダ、大丈夫?」

ティ「エネルギー切れ?」

リ「!ぐっあぁっ」
首を掴まれるリナリー

ティ「ふーん女のエクソシストねぇ 初めてみた
そっちの彼女、だーいじょうぶかぁ?」
横たわって肩で息をするミランダ

ティ「無理し過ぎちゃった?」

チャ『助けなくちゃ!
でも、ただの人間の俺達がノアの一族にかなうわけない』

フ「ミック卿!」

ティ「あれ、王女じゃん 王女も江戸に来ちゃってたの?
やりにくいなー」

フ「…本当にミック卿なのですか?」

ティ「うん、そうだよ 社交界とはイメージ違うかもだけど♪」

フ「リナリーさんを離してくださいませ」

ティ「王女の願いでもそれは無理
ま、今は社交界じゃないから身分も関係ないかな?
これ以上邪魔すんなら…ティーズ王女を足止めしろ
あ、食うなよ 食うと色々厄介だから」

フェインの周りに多くのティーズがただよう

フ「!」
『本気ですわ…
本当に私はミック卿とも戦わなくてはならないのですね…
あぁ…どうして知り合い同士でさえ剣を向けなくてはならないのか…
本来なら社交界でお会いするくらいで、こんな争ったりすることもないはずですのに』

チャ「エクソシスト様を離せ!」

ティ「はぁーあシラケるねぇ ティーズ」

すると下から刀が出てきた
ティ「あぶねー今日は客が多いな」
リナリーを抱えて距離をとる

リ「神田!」

神「…」
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