戸惑い

外に出ると再び巨大AKUMAが声をあげながら攻撃をしてくる
ちょめ助「いかん!早くこっちに隠れるっちょ!」

ミ「タイムレコード発動 タイムアウト!
この建物の周りを、時間の壁で包囲しました時間が流れなければ、ここは安全です」

クロ「おお、やるな女」

ミ「でもこれ長時間は無理なんです、その間にあのAKUMAを!」

クロ「!」
周りが焼け野原になったことで隠れている場所がはっきりとわかってしまった

千「みーつけた 行きなサイ♥」

巨大AKUMAがこちらへ向かってくる
チャ「ち、近づいてくる」

ちょめ助「見つかったっちょ!」

フ「周りが焼け野原ですものね....」

クロ「いってくるである!」

リ「待って、私も!」

ブ「ならん!!」

リ「ブックマン」

ブ「その足で戦うのは危険じゃ リナ嬢はここに」

リ「でもあのAKUMAを頭上から攻撃するには私のダークブーツじゃなきゃ...!」

ブ「お主にはハートの可能性がある最後まで戦うな」

リ「でもブックマン」

ブ「わしが囮になる」

フ「あの、私が行くのはダメでしょうか?
私なら攻撃を受けても大丈夫ですわ」

ブ「……いや、やめておいた方がよかろう 周りには伯爵やノアがいる
お主の能力に気づかれたら攻撃をしないよう命令するじゃろうからな」

フ「…そう、ですわね…」

ラ「女の子を危険な目に合わせるわけにはいかねえさ」

ブ「鎚を伸ばし、AKUMAの頭上まで行くというアイデアは悪くない
要は叩き落とされんように他に注意を向ければいい」

クロ「なるほど」

ラ「一緒に行こうぜ、クロちゃん
思う存分AKUMAの血を吸わせてやるさ」

クロ「うむ悪くない話である」

リ「でも!それじゃブックマンが!」

厳しい視線になるラビ
ブ「今はそんなことを言っとる場合ではない!」

リ「それでいいの?ラビ」

目を閉じて考え込むラビ
ちょめ助「オイラが運んでやるっちょ!」

ラ「!」

フ「ちょめ助さん」

ちょめ助「オイラもそう長くお前らと一緒にいられないんだっちょ
実は改造されても殺人衝動は抑えきれねーんちょよ
じきオイラはお前らを襲い出す ここまで我慢できたオイラ拍手もんっちょ」

ラ「ちょめ助...」

ちょめ助「最後ついでに手伝ってやるっちょ」
とん、と飛んで
「ここから上に出られるぐずぐずするなっちょ!」

ラ「あ、ああ」
こうして巨大AKUMAへの準備が始まったーーー
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