ﾌ｢光が細くなっていきますわ｣
光が消えるとリナリーは床に落ちた

ﾗ｢リナリー！｣

ﾐ｢リナリーちゃん！｣

ﾌ｢リナリーさん…!｣

リナリーがゆっくりと目を開ける
ﾘ｢ラビ…私は、まだ…世界の中にいる…?｣

ﾗ｢！……バカやろ…｣

互いに涙を流した
ﾌﾞ『日本に入ればこれよりさらに苦しいことが待っているというのか....
進むか否か、お前らはどちらを選ぶ?』

ﾘ｢…進もう ここで戻るなんてできないよ
戻ったらここまで積み重ねてきた人たちの命を踏みにじることになる
っう…｣
『！立てない!ミランダのイノセンスでも回復しないくらい、強制解放のダメージがひどいんだわ...
うまく動かせない』

するとラビとクロウリーが近づいてリナリーを両側から支えて立たせる

ﾗ｢リナリーに賛成！｣

ｸ｢である｣

ﾐ｢うん｣

ﾘ｢皆...!｣

ﾌ「頑張りましょう」
『江戸から生きて出られるのは能力的に私だけかもしれないということですわよね…あの強さ…

ノアの方はあの比ではなく強いはず
私のイノセンスが攻撃を直接返せるものでよかった、
跡継ぎがいないというのはものすごい争いを起こしますもの…

皆さんがどうなるかは運次第なのでしょうか…』

ﾗ｢オレたちボロボロだけどさ、そこは負けちゃいかんよな｣
｢行こう！江戸へ｣

それからしばらくして船が全速力で江戸へ向かっていた

ちょめ助｢っちょ！ったたたたたたたたたあぁー！！｣

ちょめ助が船を押しておそらく世界最速であろうというスピードで向かっていた
窓からラビが顔を出す

ﾗ｢ひょー、早ぇ！すげーなぁAKUMA
でもこんなに飛ばして大丈夫なのか? ちょめ助｣

ちょめ助｢ちょめ助?オイラちょめ助になっちょよ?
でもかわいい
時間がないっちょ 少しでも早く江戸に到着するっちょよー！｣

ﾌ｢時間?　時間ってなにか用事がありますの?｣

ちょめ助｢オイラの都合だっちょ
たたたたたたあぁぁー！！｣

ﾘ｢でもこっちも早く江戸につけた方が助かるよ ミランダの疲労が激しいの
AKUMAから受けた攻撃がすべて、タイムレコードに流れて、こんでいるんだもの｣

ﾐ｢はぁ、はぁ....｣

ﾘ｢体力もだいぶ消耗するわ｣

ﾗ｢大丈夫か?ミランダ ごめんな、ちゃんと守ってやれなくて｣

そう言われるとミランダは首を振って

ﾐ｢ごめんなさい、ごめんなさい…私、江戸までもたないと思う…｣
そう言って泣き始めた

ﾗ｢気にすんなさ｣

ラビが優しく言う
ﾐ｢違うの...ごめんなさい、それだけじゃなくて私はこれから、、、うっ、ひっく....｣

ﾘ｢.......ぁ!｣
リナリーはミランダが発動とけば、現実の時間に戻ると言っていたことを思い出した

ﾘ｢ミランダ、1人で背負っちゃだめだよ エクソシストはあなただけじゃない
私達も一緒に踏む道だからね｣

戦闘でベリーショートになったリナリーが慰める

ﾌ｢これが戦争の…現場の現実ですわね…｣

ﾗ｢.....｣
それを複雑な心境で見守るラビがいた