フェイン・キュアー

そして教団に入る方針で教育カリキュラムが始まり慌ただしい日を送り、12歳になった
内容は教団の歴史や、エクソシストについて、敵であるノアの一族のことを軽く、身の回りの家事の仕方、護身術、剣術など様々なものがあった

そんな日の中で…
ユ「姫様、本日はご友人のアピス様とお食事の予定がございます」

フ「今日だったわね、また時間になったらお願いね」

ユ「はい」

アピスーーアピス・ラズリ
フェインの友人であり、幼いころから付き合いがある
フ『幼いころは3人で遊んだ記憶があるのだけれど、もう一人はどうしてか思い出せないのよね。誰だったのかしら』

時間になり、アピスとの食事に向かう

フ「お待たせ、アピス。」

ア「遅いよ~ 早く食べよーよ!」

フ「いつも気が早いわね、せっかちなのはだめよ」

ア「いいじゃん!あたしは普通の貴族だもん
それよりも食べよ~ 冷めちゃうよ」

フ「ふふ、そうね」

しばらくの間食事を楽しんだ

ア「そういえば最近なんか色々勉強してるんだって聞いたけど
何してるの?」

フ「あーそれがね、小さい頃から神の愛娘だのっていう噂があったでしょう?」

ア「うんうんずっと言われてきてるよね
普段も品行方正で天は二物も三物も与えるって言われてるよね笑」

フ「もう茶化さないでちょうだい笑
ちょっとそれに関係することでね、色々勉強することになったのよ
場合によってはちょっとした旅になるかもしれないわ」

ピリ…それを聞いてアピスが緊張感を持ったのが分かった
ア「へーそれってどんなことするの?」

フ「うーん任務ってことくらいしか言えないわ
探しものをしたりとか、獣みたいなのを倒したりとからしいわ」

ア「えーじゃあ昔新聞に載ってたような化け物倒すとかもあるかも知れないってこと!?」

フ「そこまではわからないけれどあるかもしれないわね笑」
アピスの顔が曇る

ア『もしかしてフェインって…』

フ「ねぇ アピス。私達、小さい頃3人で遊んでいたわよね
もう一人の人覚えてない?」

ア「う~ん、覚えてないなぁ。。」

フ「そうよね、小さい頃の話だものね」

ア『ほんとは覚えてるよ、ロードだよ
そういえば最近会ってないかも、フェインはそんなに小さい頃かぁ

けどもう遊べることはないだろうね、だってあたしの予想がもし合ってたら…』
 「思い出したら教えるよ」

フ「ありがとう、そのときはお願いするわ」

ア「じゃ ごちそうさまでした!」

フ「え、早いわ アピス!」

ア「あはは、フェインが遅いんだよ
それじゃあね」

フ「えぇ、またね」
『なんだか急に帰ってしまったわね…なぜかしら』

急いで帰ったようにも見えるアピスに少し疑問を持ったフェインだった
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