お昼寝
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ぽかぽかとした昼下がり。昼食を終えたばかりの部屋には、満ち足りた静けさが漂っている。うららが湯呑みを片づけていると、向かいから大きなあくびがひとつ聞こえた。
「ふふ…… しげるくん、眠いの?」
そう声をかけると、しげるは目を細めたまま、気の抜けた返事をする。
「……ちょっとだけ」
「今日は特に予定ないんでしょ? お昼寝でもしたら?」
その提案に、しげるは小さく頷いた。
「布団、敷く?」
「いい」
短く答えた直後、またひとつ、今度は隠そうともしない大きなあくび。眉間にしわを寄せたまま、その場でごろんと横になる様子は、どこか無防備で、うららは思わず笑ってしまう。
まるで、大きな猫みたい。そう思ったのも束の間、しげるは急に上半身を起こした。
「どうしたの?」
「……まぶしい」
障子が少し開いていて、午後の陽射しが畳の上に伸びている。閉めればいいのに、しげるは立ち上がらず、ずりずりと畳を擦るように、うららのほうへ近づいてくる。
「ん?…なあに?」
返事もなくしげるはそのまま、うららの膝へと頭を預けた。重みが、すとん、と落ちる。驚く間もなく、しげるの呼吸はすぐに整い、規則正しい寝息へと変わっていった。
―早い。
うららは動けなくなったまま、膝の上の重みを感じる。間近で見る白い髪。少し伸びて、ところどころ跳ねている。
……可愛いところ、あるじゃない。
そんなことを思いながら、気づけば手が伸びていた。そっと、頭に触れる。思ったよりも、柔らかい。
指先で撫でるたび、白い髪がさらりと指をすり抜ける。無意識に、何度も、ゆっくりと梳いていた。まるで、本当に猫を撫でているみたいだ。
しげるは目を覚ますこともなく、むしろ、わずかに眉を緩めて、さらに深く膝に頭を預けてくる。無防備なその様子に、胸の奥が少しだけ温かくなる。
誰にも懐かない野良猫が自分にはお腹を見せて甘えてくれる。そんな感覚になっていた。
しばらくして、うららは小さく息を吐いた。
「……足、しびれてきたんだけど」
もちろん、返事はない。
しげるは、気持ちよさそうな寝息を立てたままだ。撫でる手を止めることもできず、うららは諦めたように、もう一度、そっと頭を撫でた。
「ふふ…… しげるくん、眠いの?」
そう声をかけると、しげるは目を細めたまま、気の抜けた返事をする。
「……ちょっとだけ」
「今日は特に予定ないんでしょ? お昼寝でもしたら?」
その提案に、しげるは小さく頷いた。
「布団、敷く?」
「いい」
短く答えた直後、またひとつ、今度は隠そうともしない大きなあくび。眉間にしわを寄せたまま、その場でごろんと横になる様子は、どこか無防備で、うららは思わず笑ってしまう。
まるで、大きな猫みたい。そう思ったのも束の間、しげるは急に上半身を起こした。
「どうしたの?」
「……まぶしい」
障子が少し開いていて、午後の陽射しが畳の上に伸びている。閉めればいいのに、しげるは立ち上がらず、ずりずりと畳を擦るように、うららのほうへ近づいてくる。
「ん?…なあに?」
返事もなくしげるはそのまま、うららの膝へと頭を預けた。重みが、すとん、と落ちる。驚く間もなく、しげるの呼吸はすぐに整い、規則正しい寝息へと変わっていった。
―早い。
うららは動けなくなったまま、膝の上の重みを感じる。間近で見る白い髪。少し伸びて、ところどころ跳ねている。
……可愛いところ、あるじゃない。
そんなことを思いながら、気づけば手が伸びていた。そっと、頭に触れる。思ったよりも、柔らかい。
指先で撫でるたび、白い髪がさらりと指をすり抜ける。無意識に、何度も、ゆっくりと梳いていた。まるで、本当に猫を撫でているみたいだ。
しげるは目を覚ますこともなく、むしろ、わずかに眉を緩めて、さらに深く膝に頭を預けてくる。無防備なその様子に、胸の奥が少しだけ温かくなる。
誰にも懐かない野良猫が自分にはお腹を見せて甘えてくれる。そんな感覚になっていた。
しばらくして、うららは小さく息を吐いた。
「……足、しびれてきたんだけど」
もちろん、返事はない。
しげるは、気持ちよさそうな寝息を立てたままだ。撫でる手を止めることもできず、うららは諦めたように、もう一度、そっと頭を撫でた。
