恋人は公安刑事
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お風呂から上がると、机の上のカレンダーに目がいった
記念日を特別 気にする訳じゃないけど、初めてキスをしたあの日
(明日、付き合い始めた記念日だ…)
1年たった訳だけど、感覚的にはデートを沢山してたから もっと長くカレカノだった気さえする
色んな事があって、デートもたくさんしたし 濃密な一年だった
公安学校に入って、私は恋愛から遠ざかっていた
そんな私が恋した。
必死になってやっと捕まえた人
幸せだったし今も もちろん。
ただ、私に待っていたものは
津軽高臣という男がカレシ
という生活だった。
(津軽さん帰ってきてるかな?)
スマホを手に持ち 開こうとした時
ピンポーン♪
(あ、…)
ドアモニターには部屋着の津軽さんが映っていた
" 同じマンションなので部屋着ですぐ会える "
「昨日の出張のお土産、優衣 好きそうだから」
差し出してくれた物はカップラーメンで 確かにふと夜に食べたくなるけど これは
「わあー たこ焼き&イカ焼き味…」
つまりはタコとイカとソースの味??まだイケル味かも知れない!
「これ、ハラペチーノ ちゃんと持ってきたよ」
……。満点の笑顔がキラキラしているけど、緑の液体が入った小瓶は余計だ
" 彼の恋人になると珍味との遭遇が増える "
小瓶を阻止しながら二人で夜食にカップラーメン一つ 分けあって食べると歯磨きをした津軽さんは、夜は冷えるね~と言いながらベッドの毛布に入っていく
良かった、泊まってくれるんだ…
出張で数日会えなかったので、まだ一緒に居られる事に喜びで頬が緩み つい顔に出る
「ちょっとー ホッカイロさん早く来てよ」
「えっ、湯タンポじゃなくて?」
「湯タンポって足元じゃん?俺は身体全体を暖めて欲しいの」
「それなら電気毛布…」
「気にするの そこ?早く来なって」
「はいっ」
ーー深夜ーー
「ねえ、優衣もう一回…する?」
一緒に果てたあと、息を整えながら唐突に、耳に ちゅうっとキスをされる
まだ熱の籠った身体には刺激が強い
「んっ…」
催促があるのは嫌いじゃない、、と言うか好き。
性欲…とはなんか、ちがくて…。
求めてもらえるのは愛を感じるし 甘え上手な津軽さんにキュンとしてしまうから。
「ねえ…ダメ?」
今度は首から うなじにキス
甘える様に耳元にで呟かれる
「っ…、あ、あのちょっと休憩を…」
「んー、 疲れた?」
優しくもあり じっくり愛される行為は快感だし心の奥底から満たされるけど
「し、心臓が持たなくって…、そうだ アイスでも食べませんか?」
「まあ、優衣がそうしたいなら?しつこい男とか思われたくないし」
「嫌じゃなく…う、嬉しいですけど、ホントに失神しそうで」
「そっか~ 気持ちよすぎて?」
「アイス出してきます…」
「だ~め、行かせない こっち向きな?」
「んっ、 んー…」
「キス、好きだよね」
「…だめですか?」
「かわいいよ、そういう君が」
「ちょ、心臓がっ」
「あははっ、別にエッチしなくても君の心臓くらい鷲掴みに出来るって。」
「ぐぅ…されたから言い返せない」
" ときどき甘々になる彼氏にどぎまぎ "
ーー 翌朝 ーー
デスクで今日の捜査の支度をしていると
「おはよー」
!!
「津軽さん、おはようございます」
「あ、ウサ、コーヒーお願い」
「私はお茶汲み係では…」
「センパイ俺が淹れてきます」
大石くんが さっと席を立つが
「えー女の子が淹れたのが美味しい」
「もうっ、しょうがないですね… じゃあ──」
「津軽さぁん♡さっき新商品のサイダー買ったんですか如何ですか?」
「ん、ありがとう」
(あーぁ、あれは最近よく津軽さんと話してる女性…)
呼ばれて廊下に出ていってしまう
あれよあれよと、女ホイホイが発動し囲まれる
モテぶりは相変わらずで、百瀬さんが近くに居ないと どんどん集まってしまうのだ
(あぁ、囲まれてるし 始業時間前だからって…)
やきもち…ってほどじゃない…
本当に!全然!
(あぁっ、触らせる!?)
サイダーを持ってきた子が津軽さんの右腕に触れる
妬いてない!本心のはずなのに、チラチラ見てしまうのは…
認めなきゃいけないのかも…しれない
ちょーーっとだけ、妬いてるって。
" モテぶりを遠くから眺める。彼女なのに "
ーー10時 給湯室ーー
パソコンの画面を凝視して目が疲れたため、小休憩しにお茶を淹れに給湯室に来た
「ふぅ~~」
「サボり?」
「ひぎゃっ」
「いや、もっとカワイイ声だせない?」
「津軽さんが真後ろに立つから」
2人きりの給湯室
いつの間にか後ろに立つ津軽さんから一歩、距離を取る
「…なんで逃げるの?俺の事なんだと思ってるわけ?」
「あ、あのですね、パーソナルスペースが…。近すぎますって」
「ぴょんぴょん逃げてさー、上司に対しての態度じゃないよねー」
「いや近いです、誰が来るかわからないし…」
「そこはちゃんと見てるって。だからキスだってできるんだよ」
小声で話す津軽さんの顔が目の前までくる
(だめ!キスしていい場所じゃない)
慌てて横を向くと耳元に唇の気配を感じる
(耳にキスされる!?)
ぎゅっと目を瞑り身体を固めると…
逃げないのはちょっとだけ、期待してる私がいる
なんて津軽さんには気づかれたくないんだけど!!
「ウサのデータ解析待ちだよ、さっさと終わらせなね」
「ふぇっ!?」
耳元で囁かれた甘さ0の言葉に一気に身体の体温が下がる
津軽さんの方を向くと、もう後ろ姿だった
「モモと捜査出てくるから、夕方には終わらせな。残業禁止だから。」
「は、はい」
(なんなの!勝手にドキドキしたのは私だけ?悔しい…!)
" 二人きりの給湯室で翻弄される "
ーーお昼休みーー
残業禁止令が出ため自分のデスクでサンドイッチを頬張る
(急いで食べて、PCルームに戻ろ ん?)
何となく眺めていたスマホの通知は津軽さんからのLINEだった
『サンドイッチ』
(え…)
『お疲れ様です、誰から聞いたんですか?』
『気づいてないんだ、そこにカメラあるの』
『嘘ですよ無いですよ』
『すっごい探してるでしょ?』
『えー何で分かるんですか』
『教えなーい ウサもこれくらい出来るようになりな』
『はい!精進します』
『頼んでた作業終った?』
『あと6割くらい残ってます』
『おっそ!あとで外出るから早く終わらせて』
『捜査ですか?頑張ります』
『その作業苦手でしょ?得意な奴にコツ聞いてみな、個人プレーが全てじゃないよ』
『突然もっともな事を…』
『真面目な君も好きだけど効率考えなね』
『はい アドバイスありがとうございます』
午後の捜査もあることだし、のんびりはしていられない
外から帰って来た瀬戸内くんをロックオンしつつ
好き その言葉に心をソワソワさせながら急いでサンドイッチを食べたのだった
" LINEでも構ってくれて近くに感じる "
ーー夕方ーー
「終った…」
津軽さんに指摘され、後輩に聞けない…とかプライドを捨て苦戦していた部分を瀬戸内くんに聞くと、今度ランチを奢る条件にパソコンを教示してもらった
(あんな裏技があったとは…瀬戸内くん東雲さん並みに凄いんじゃ…)
デスクに戻り、雑用をこなしていると
「ウーサ、その様子だと あれ終った?」
「お疲れ様です。はい 津軽さんのパソコンに送ってありますので確認お願いします」
「よしよし、お利口さん」
頭をナデナデされて髪の毛は乱れるが、それも心地良ささえ感じる
「ちょ、ペットじゃないんですから」
(よしっ!この調子で このあとの捜査も頑張ろう。何しに行くのかまだ知らないけど)
いつ出るのか分からないが、そのまま雑用をしつつ…退庁時刻は過ぎ、直帰だからと言われカバンを持ち、津軽さんの後ろをついていく
「あれっ、タクシーで行くんですか?」
「そうだよ。レストラン予約したから行こう」
「はぁ、 仕事…なんですよね??」
「そう思っておく?俺は優衣とデートに行くつもりだったんだけど?」
手を繋がれ名前を呼ばれる
どうやら、これはデート
残業禁止令も、このためだったらしい
「きゅ、急に…でも ありがとうございます…」
「ん。久々にあそこ行こうか?」
「え~と…?」
ーーーー ー ー
「わあっ やっぱり夜景も綺麗だしお店の雰囲気も落ち着いているし お洒落ですよね」
ここは初めて津軽さんとデートをした高層ビルの最上階にある展望レストラン
初デートの時のように、ワインを注文し、料理を少しずつ交換しながら食べる
「実は、あの時 こんな素敵なレストラン津軽さんは、大切な人と 来たんだろうなって ちょっと妬いたんですよね…」
「え、マジで?まあ、誰と来たのか気にしてたのは分かったけど、そっか~ヤキモチ妬いてたんだ」
「ちょっとだけ!」
「はいはい。 あっ、このあと そっちのテラス席でデザート食べるからね」
「ふふっ あの時と一緒ですね」
「雰囲気は大事だからね」
「?」
テラス席
少し冷たいけどスッキリした空気を吸い込みたくなり深呼吸をする
酔った身体にキリリとした酸素が行き渡り、そんな私に津軽さんは小さく微笑む
「ほら、座って」
引かれた椅子にお礼を言いつつ腰を掛ける
朝、女性たちが津軽さんを囲んでたけど…やっぱり気持ち分かるな…
私にはパワハラセクハラだったけど、基本的に女性には優しくて穏やかな口調。
自分を王子様だと津軽さんは言うけど…本当に そういう時はある。 悔しいけど。
運ばれてきたデザートのケーキにはチョコのプレートが乗っていて…書かれていた言葉は
「え… 1st Anniversary」
「一年たったね~、あっと言う間なような毎日が濃密で長かったような」
「覚えてて…くれてるなんて思わなくて」
「そりゃ、覚えてでしょ、優衣こそ覚えてた?」
「はい、覚えてましたよ」
「来年は有給取ってのんびり来たいね」
「来年……はい!有給は難しいかもですが絶対に来たい、いや来ます!」
「気合いがスゴ…。食べよ ケーキ。ほら、あーん」
「えっ 何か振りかけてません!?」
「美味しくなる魔法の粉なら、 かけ……。」
「え、えぇ、どっち?」
結局、味変されてない美味しいケーキを お互いに、あーん し合い食べ 恋人感満載な気分で楽しんだのだった
"お洒落なお高いレストランだって楽しく過ごせる"
ーー帰り道ーー
タクシーを早めに降りて酔い醒ましに、マンションまで歩く歩道は見慣れた風景。
それなのにほっこり暖かい気分で、いつもの街がキラキラして見えるのだから恋ってすごい。
だから幸せがてら繋いだ手を大きめに揺らした
「優衣、ご機嫌だね~」
「ご機嫌ですよ~ 津軽さんは違うんですか?」
仲良く恋人っぽくお喋りしながら帰ろうと、横の津軽さんに顔を向けるが
「あ、そうだ ここのコンビニ寄ろう」
津軽さんの目線は私なんかじゃなく夜の街にキラキラ光るコンビニだった
「私の質問は…」
「アレ無くなりそうなんだよね」
「…。アレって何ですか?」
話を突然聞かなくなるこの人もまた、私の恋人で別に慣れっこな訳だけど
「アレだよ、ゴム」
「ごっ…!?」
(ゴムっ…というと、コンドーム…の事?)
「優衣がどんどん使うから買い足すの大変でさー」
「私のせいにしないで欲しいですけど」
それは夜のエチケット。
(ま、まあ…必要だけど。急にドキドキしてきた)
「あのネットで買ってはいかがですか…?」
「今日、使うかもよ」
「ちょ、ちょっと、こんな所で恥ずかしいんですけど」
「あー恥ずかし事を想像してるから恥ずかしいんだって。ほら行くよ」
…!
(別に男が買う物だと思ってた訳じゃ無いけど…買うの付き合うって初めてだな)
コンビニに入り、しゃがんで まじまじと見るが…何が良いか分からない
(津軽さん…おふざけに付き合わされるのは嫌いじゃないけど、これは…どうしたらいいんですかね…。)
種類も多くないし大きいのを買っておけば大丈夫かな、なんて苦悶して見ていると
「優衣、変な顔してどうしたの?よし、これにしよ」
「変顔…」
ひょいっと1つの箱を持ち、満足そうに私を見下ろす
(もう!...私を恥ずかしがらせたいだけだったんだよね)
「夜食も買って帰る?」
「うーん、ケーキも食べたしお腹いっぱいです」
「じゃ、すぐ使おうか?コレ」
耳元でしっとり囁かれ声に、身体がキュンっとするのは酔いのせい…?
(絶対、期待してるってバレてる)
赤くなる顔のまま手を繋いで 箱をレジ前までいくもんだから、羞恥心がどうしようもなかった
ーーマンション
手を離される事なくたどり着いたのは津軽さんの部屋
「シャワー浴びちゃう?それとも映画見る?」
「うーん、明日も仕事だしシャワー浴びちゃいますか」
「だね。あっ、そうだった、優衣これあげる」
渡されたのはさっき買ってきた、例の箱。
「いや、私はいらな……えっ!」
箱、箱には違いない…けど…
ひょいと渡され手にある小さい箱は可愛くラッピングしてある
「いつ、さっきのラッピングしたんですか…?」
「おバカさん」
「えぇっ?」
「なにその反応、要らなかったなら返してよ」
「そんな!ビックリして… 開けていいですか?」
「ん、開けてみな」
そっと包装紙を開けると誰もが知ってるブランドの箱が出てきて…。
例の箱と勘違い…と言うか、わざと紛らわしい事をしたのは津軽さんの照れ隠し?
箱を開けるとネックレスが入っていた
「わぁ…可愛い。ありがとうございます」
「それなら普段使いできるかなって。優衣の私服に合うと思う」
「大切にします!」
「今度のデートに付けてね」
シンプルながらハートがモチーフで光の加減で輝きが違って見える。ザ・恋人からのプレゼントで嬉しい
「私、何にも用意してなくてすみません…」
「いいよ。優衣は居てくれるだけで」
「っ…!津軽さん…!」
気がつけば、目の前に立つ津軽さんと、吐息がかかる距離で…キスの流れーー
「こっちの箱はベッドの横の棚に置いてきて」
「あ、はい…」
なぜ私が!?このタイミング!?
と言う言葉は飲み込んで、ネックレスと例の箱とアンバランスな2つを持ち箱を寝室に片付けに行ったのだった
" 飽きることなく色んな意味でドキドキさせられる "
ーー夜更け寝室のベッドーー
「ふぁあ~、ねむ…」
「津軽さんの足は まだ冷たいけど眠れます?」
「優衣のふくらはぎの間に足を突っ込めば」
「ひあっ 冷た…!」
「いいじゃん、暖めてよ。そんなショートパンツ履いてるのが悪い」
今 着ている部屋着は有名なお店で買った、オシャレ部屋着。
夜は冷え込むようになったこの時期でも、可愛さ重視なのは、津軽さんに…可愛いって思われたいから。
(こういう所も、津軽さんが彼氏な生活なのかな)
足が暖まったのか、私のふくらはぎの間から足は引き抜かれ、ぐっと抱き込まれるので隣に寄り添った
「優衣なんか身体固くない?なーんか緊張してる?」
背中に手を伸ばされ、ゆっくり擦られれば…リラックスなんて出来ずにドキドキで身体が強張ってしまう
(だって…今から私たち、する、をですよね?)
それなのに口から出るのは素直じゃない言葉で
「デスクワークが続いて肩が凝ってるのかも」
「捜査出たいって事?もう少ししたら君の出番も来るよ。今日は疲れたでしょ寝よっか?」
(うっ…でも焦らされ作戦も想定済み!)
「……えっと、疲れてない、です。もう少し話しませんか?」
「そう?俺はいいけど」
「…一年前は、私 恥ずかしくて背中向けて寝ようとしてましたよね。津軽さんは余裕そうだったけど」
「どうだろうね。緊張してたりして」
「え~ ほんとに?」
「いや、抱き枕がいてくれて快適だなとか思ってたかも」
「…ですよねー 」
「一年後の今日もこうして抱き枕になってくれてありがと」
「こちらこそ」
ぎゅーと抱きつき意外と厚い胸板に顔を埋める。どちらかと言うと私が抱き枕にしていてる
優しく背中を撫でてくれる大きな手は、気持ちいいけど モゾモゾと落ち着かない気持ちになる
「んっ」
急に胸元が楽になりブラのホックが外されたことが分かった
「寝るのに こんなの付けてたら苦しくない?何で こんなびしっとしたブラ付けてるの?」
(あなたに見せるための新品の勝負下着です!)
なんて言えず…
「じょ、女子力…的な?」
へろっと捲られ部屋着の中を見られてしまう
…ううん、見られるために着けてきたんだけど
「新品の下着?記念日に私がプレゼントですって?ベタだね」
「うぅー……はい、あのだから一年後も...」
「君の欲張りな所、嫌いじゃないよ。一年後もね」
塞がれた唇、噛みつかれるみたいに与えられるキスの嵐に心の中で思う
大好き。
今日も一緒に過ごせてありがとう
そして明日も一年後も、その先も。
" 大好きな彼にたっぷり愛される "
記念日を特別 気にする訳じゃないけど、初めてキスをしたあの日
(明日、付き合い始めた記念日だ…)
1年たった訳だけど、感覚的にはデートを沢山してたから もっと長くカレカノだった気さえする
色んな事があって、デートもたくさんしたし 濃密な一年だった
公安学校に入って、私は恋愛から遠ざかっていた
そんな私が恋した。
必死になってやっと捕まえた人
幸せだったし今も もちろん。
ただ、私に待っていたものは
津軽高臣という男がカレシ
という生活だった。
(津軽さん帰ってきてるかな?)
スマホを手に持ち 開こうとした時
ピンポーン♪
(あ、…)
ドアモニターには部屋着の津軽さんが映っていた
" 同じマンションなので部屋着ですぐ会える "
「昨日の出張のお土産、優衣 好きそうだから」
差し出してくれた物はカップラーメンで 確かにふと夜に食べたくなるけど これは
「わあー たこ焼き&イカ焼き味…」
つまりはタコとイカとソースの味??まだイケル味かも知れない!
「これ、ハラペチーノ ちゃんと持ってきたよ」
……。満点の笑顔がキラキラしているけど、緑の液体が入った小瓶は余計だ
" 彼の恋人になると珍味との遭遇が増える "
小瓶を阻止しながら二人で夜食にカップラーメン一つ 分けあって食べると歯磨きをした津軽さんは、夜は冷えるね~と言いながらベッドの毛布に入っていく
良かった、泊まってくれるんだ…
出張で数日会えなかったので、まだ一緒に居られる事に喜びで頬が緩み つい顔に出る
「ちょっとー ホッカイロさん早く来てよ」
「えっ、湯タンポじゃなくて?」
「湯タンポって足元じゃん?俺は身体全体を暖めて欲しいの」
「それなら電気毛布…」
「気にするの そこ?早く来なって」
「はいっ」
ーー深夜ーー
「ねえ、優衣もう一回…する?」
一緒に果てたあと、息を整えながら唐突に、耳に ちゅうっとキスをされる
まだ熱の籠った身体には刺激が強い
「んっ…」
催促があるのは嫌いじゃない、、と言うか好き。
性欲…とはなんか、ちがくて…。
求めてもらえるのは愛を感じるし 甘え上手な津軽さんにキュンとしてしまうから。
「ねえ…ダメ?」
今度は首から うなじにキス
甘える様に耳元にで呟かれる
「っ…、あ、あのちょっと休憩を…」
「んー、 疲れた?」
優しくもあり じっくり愛される行為は快感だし心の奥底から満たされるけど
「し、心臓が持たなくって…、そうだ アイスでも食べませんか?」
「まあ、優衣がそうしたいなら?しつこい男とか思われたくないし」
「嫌じゃなく…う、嬉しいですけど、ホントに失神しそうで」
「そっか~ 気持ちよすぎて?」
「アイス出してきます…」
「だ~め、行かせない こっち向きな?」
「んっ、 んー…」
「キス、好きだよね」
「…だめですか?」
「かわいいよ、そういう君が」
「ちょ、心臓がっ」
「あははっ、別にエッチしなくても君の心臓くらい鷲掴みに出来るって。」
「ぐぅ…されたから言い返せない」
" ときどき甘々になる彼氏にどぎまぎ "
ーー 翌朝 ーー
デスクで今日の捜査の支度をしていると
「おはよー」
!!
「津軽さん、おはようございます」
「あ、ウサ、コーヒーお願い」
「私はお茶汲み係では…」
「センパイ俺が淹れてきます」
大石くんが さっと席を立つが
「えー女の子が淹れたのが美味しい」
「もうっ、しょうがないですね… じゃあ──」
「津軽さぁん♡さっき新商品のサイダー買ったんですか如何ですか?」
「ん、ありがとう」
(あーぁ、あれは最近よく津軽さんと話してる女性…)
呼ばれて廊下に出ていってしまう
あれよあれよと、女ホイホイが発動し囲まれる
モテぶりは相変わらずで、百瀬さんが近くに居ないと どんどん集まってしまうのだ
(あぁ、囲まれてるし 始業時間前だからって…)
やきもち…ってほどじゃない…
本当に!全然!
(あぁっ、触らせる!?)
サイダーを持ってきた子が津軽さんの右腕に触れる
妬いてない!本心のはずなのに、チラチラ見てしまうのは…
認めなきゃいけないのかも…しれない
ちょーーっとだけ、妬いてるって。
" モテぶりを遠くから眺める。彼女なのに "
ーー10時 給湯室ーー
パソコンの画面を凝視して目が疲れたため、小休憩しにお茶を淹れに給湯室に来た
「ふぅ~~」
「サボり?」
「ひぎゃっ」
「いや、もっとカワイイ声だせない?」
「津軽さんが真後ろに立つから」
2人きりの給湯室
いつの間にか後ろに立つ津軽さんから一歩、距離を取る
「…なんで逃げるの?俺の事なんだと思ってるわけ?」
「あ、あのですね、パーソナルスペースが…。近すぎますって」
「ぴょんぴょん逃げてさー、上司に対しての態度じゃないよねー」
「いや近いです、誰が来るかわからないし…」
「そこはちゃんと見てるって。だからキスだってできるんだよ」
小声で話す津軽さんの顔が目の前までくる
(だめ!キスしていい場所じゃない)
慌てて横を向くと耳元に唇の気配を感じる
(耳にキスされる!?)
ぎゅっと目を瞑り身体を固めると…
逃げないのはちょっとだけ、期待してる私がいる
なんて津軽さんには気づかれたくないんだけど!!
「ウサのデータ解析待ちだよ、さっさと終わらせなね」
「ふぇっ!?」
耳元で囁かれた甘さ0の言葉に一気に身体の体温が下がる
津軽さんの方を向くと、もう後ろ姿だった
「モモと捜査出てくるから、夕方には終わらせな。残業禁止だから。」
「は、はい」
(なんなの!勝手にドキドキしたのは私だけ?悔しい…!)
" 二人きりの給湯室で翻弄される "
ーーお昼休みーー
残業禁止令が出ため自分のデスクでサンドイッチを頬張る
(急いで食べて、PCルームに戻ろ ん?)
何となく眺めていたスマホの通知は津軽さんからのLINEだった
『サンドイッチ』
(え…)
『お疲れ様です、誰から聞いたんですか?』
『気づいてないんだ、そこにカメラあるの』
『嘘ですよ無いですよ』
『すっごい探してるでしょ?』
『えー何で分かるんですか』
『教えなーい ウサもこれくらい出来るようになりな』
『はい!精進します』
『頼んでた作業終った?』
『あと6割くらい残ってます』
『おっそ!あとで外出るから早く終わらせて』
『捜査ですか?頑張ります』
『その作業苦手でしょ?得意な奴にコツ聞いてみな、個人プレーが全てじゃないよ』
『突然もっともな事を…』
『真面目な君も好きだけど効率考えなね』
『はい アドバイスありがとうございます』
午後の捜査もあることだし、のんびりはしていられない
外から帰って来た瀬戸内くんをロックオンしつつ
好き その言葉に心をソワソワさせながら急いでサンドイッチを食べたのだった
" LINEでも構ってくれて近くに感じる "
ーー夕方ーー
「終った…」
津軽さんに指摘され、後輩に聞けない…とかプライドを捨て苦戦していた部分を瀬戸内くんに聞くと、今度ランチを奢る条件にパソコンを教示してもらった
(あんな裏技があったとは…瀬戸内くん東雲さん並みに凄いんじゃ…)
デスクに戻り、雑用をこなしていると
「ウーサ、その様子だと あれ終った?」
「お疲れ様です。はい 津軽さんのパソコンに送ってありますので確認お願いします」
「よしよし、お利口さん」
頭をナデナデされて髪の毛は乱れるが、それも心地良ささえ感じる
「ちょ、ペットじゃないんですから」
(よしっ!この調子で このあとの捜査も頑張ろう。何しに行くのかまだ知らないけど)
いつ出るのか分からないが、そのまま雑用をしつつ…退庁時刻は過ぎ、直帰だからと言われカバンを持ち、津軽さんの後ろをついていく
「あれっ、タクシーで行くんですか?」
「そうだよ。レストラン予約したから行こう」
「はぁ、 仕事…なんですよね??」
「そう思っておく?俺は優衣とデートに行くつもりだったんだけど?」
手を繋がれ名前を呼ばれる
どうやら、これはデート
残業禁止令も、このためだったらしい
「きゅ、急に…でも ありがとうございます…」
「ん。久々にあそこ行こうか?」
「え~と…?」
ーーーー ー ー
「わあっ やっぱり夜景も綺麗だしお店の雰囲気も落ち着いているし お洒落ですよね」
ここは初めて津軽さんとデートをした高層ビルの最上階にある展望レストラン
初デートの時のように、ワインを注文し、料理を少しずつ交換しながら食べる
「実は、あの時 こんな素敵なレストラン津軽さんは、大切な人と 来たんだろうなって ちょっと妬いたんですよね…」
「え、マジで?まあ、誰と来たのか気にしてたのは分かったけど、そっか~ヤキモチ妬いてたんだ」
「ちょっとだけ!」
「はいはい。 あっ、このあと そっちのテラス席でデザート食べるからね」
「ふふっ あの時と一緒ですね」
「雰囲気は大事だからね」
「?」
テラス席
少し冷たいけどスッキリした空気を吸い込みたくなり深呼吸をする
酔った身体にキリリとした酸素が行き渡り、そんな私に津軽さんは小さく微笑む
「ほら、座って」
引かれた椅子にお礼を言いつつ腰を掛ける
朝、女性たちが津軽さんを囲んでたけど…やっぱり気持ち分かるな…
私にはパワハラセクハラだったけど、基本的に女性には優しくて穏やかな口調。
自分を王子様だと津軽さんは言うけど…本当に そういう時はある。 悔しいけど。
運ばれてきたデザートのケーキにはチョコのプレートが乗っていて…書かれていた言葉は
「え… 1st Anniversary」
「一年たったね~、あっと言う間なような毎日が濃密で長かったような」
「覚えてて…くれてるなんて思わなくて」
「そりゃ、覚えてでしょ、優衣こそ覚えてた?」
「はい、覚えてましたよ」
「来年は有給取ってのんびり来たいね」
「来年……はい!有給は難しいかもですが絶対に来たい、いや来ます!」
「気合いがスゴ…。食べよ ケーキ。ほら、あーん」
「えっ 何か振りかけてません!?」
「美味しくなる魔法の粉なら、 かけ……。」
「え、えぇ、どっち?」
結局、味変されてない美味しいケーキを お互いに、あーん し合い食べ 恋人感満載な気分で楽しんだのだった
"お洒落なお高いレストランだって楽しく過ごせる"
ーー帰り道ーー
タクシーを早めに降りて酔い醒ましに、マンションまで歩く歩道は見慣れた風景。
それなのにほっこり暖かい気分で、いつもの街がキラキラして見えるのだから恋ってすごい。
だから幸せがてら繋いだ手を大きめに揺らした
「優衣、ご機嫌だね~」
「ご機嫌ですよ~ 津軽さんは違うんですか?」
仲良く恋人っぽくお喋りしながら帰ろうと、横の津軽さんに顔を向けるが
「あ、そうだ ここのコンビニ寄ろう」
津軽さんの目線は私なんかじゃなく夜の街にキラキラ光るコンビニだった
「私の質問は…」
「アレ無くなりそうなんだよね」
「…。アレって何ですか?」
話を突然聞かなくなるこの人もまた、私の恋人で別に慣れっこな訳だけど
「アレだよ、ゴム」
「ごっ…!?」
(ゴムっ…というと、コンドーム…の事?)
「優衣がどんどん使うから買い足すの大変でさー」
「私のせいにしないで欲しいですけど」
それは夜のエチケット。
(ま、まあ…必要だけど。急にドキドキしてきた)
「あのネットで買ってはいかがですか…?」
「今日、使うかもよ」
「ちょ、ちょっと、こんな所で恥ずかしいんですけど」
「あー恥ずかし事を想像してるから恥ずかしいんだって。ほら行くよ」
…!
(別に男が買う物だと思ってた訳じゃ無いけど…買うの付き合うって初めてだな)
コンビニに入り、しゃがんで まじまじと見るが…何が良いか分からない
(津軽さん…おふざけに付き合わされるのは嫌いじゃないけど、これは…どうしたらいいんですかね…。)
種類も多くないし大きいのを買っておけば大丈夫かな、なんて苦悶して見ていると
「優衣、変な顔してどうしたの?よし、これにしよ」
「変顔…」
ひょいっと1つの箱を持ち、満足そうに私を見下ろす
(もう!...私を恥ずかしがらせたいだけだったんだよね)
「夜食も買って帰る?」
「うーん、ケーキも食べたしお腹いっぱいです」
「じゃ、すぐ使おうか?コレ」
耳元でしっとり囁かれ声に、身体がキュンっとするのは酔いのせい…?
(絶対、期待してるってバレてる)
赤くなる顔のまま手を繋いで 箱をレジ前までいくもんだから、羞恥心がどうしようもなかった
ーーマンション
手を離される事なくたどり着いたのは津軽さんの部屋
「シャワー浴びちゃう?それとも映画見る?」
「うーん、明日も仕事だしシャワー浴びちゃいますか」
「だね。あっ、そうだった、優衣これあげる」
渡されたのはさっき買ってきた、例の箱。
「いや、私はいらな……えっ!」
箱、箱には違いない…けど…
ひょいと渡され手にある小さい箱は可愛くラッピングしてある
「いつ、さっきのラッピングしたんですか…?」
「おバカさん」
「えぇっ?」
「なにその反応、要らなかったなら返してよ」
「そんな!ビックリして… 開けていいですか?」
「ん、開けてみな」
そっと包装紙を開けると誰もが知ってるブランドの箱が出てきて…。
例の箱と勘違い…と言うか、わざと紛らわしい事をしたのは津軽さんの照れ隠し?
箱を開けるとネックレスが入っていた
「わぁ…可愛い。ありがとうございます」
「それなら普段使いできるかなって。優衣の私服に合うと思う」
「大切にします!」
「今度のデートに付けてね」
シンプルながらハートがモチーフで光の加減で輝きが違って見える。ザ・恋人からのプレゼントで嬉しい
「私、何にも用意してなくてすみません…」
「いいよ。優衣は居てくれるだけで」
「っ…!津軽さん…!」
気がつけば、目の前に立つ津軽さんと、吐息がかかる距離で…キスの流れーー
「こっちの箱はベッドの横の棚に置いてきて」
「あ、はい…」
なぜ私が!?このタイミング!?
と言う言葉は飲み込んで、ネックレスと例の箱とアンバランスな2つを持ち箱を寝室に片付けに行ったのだった
" 飽きることなく色んな意味でドキドキさせられる "
ーー夜更け寝室のベッドーー
「ふぁあ~、ねむ…」
「津軽さんの足は まだ冷たいけど眠れます?」
「優衣のふくらはぎの間に足を突っ込めば」
「ひあっ 冷た…!」
「いいじゃん、暖めてよ。そんなショートパンツ履いてるのが悪い」
今 着ている部屋着は有名なお店で買った、オシャレ部屋着。
夜は冷え込むようになったこの時期でも、可愛さ重視なのは、津軽さんに…可愛いって思われたいから。
(こういう所も、津軽さんが彼氏な生活なのかな)
足が暖まったのか、私のふくらはぎの間から足は引き抜かれ、ぐっと抱き込まれるので隣に寄り添った
「優衣なんか身体固くない?なーんか緊張してる?」
背中に手を伸ばされ、ゆっくり擦られれば…リラックスなんて出来ずにドキドキで身体が強張ってしまう
(だって…今から私たち、する、をですよね?)
それなのに口から出るのは素直じゃない言葉で
「デスクワークが続いて肩が凝ってるのかも」
「捜査出たいって事?もう少ししたら君の出番も来るよ。今日は疲れたでしょ寝よっか?」
(うっ…でも焦らされ作戦も想定済み!)
「……えっと、疲れてない、です。もう少し話しませんか?」
「そう?俺はいいけど」
「…一年前は、私 恥ずかしくて背中向けて寝ようとしてましたよね。津軽さんは余裕そうだったけど」
「どうだろうね。緊張してたりして」
「え~ ほんとに?」
「いや、抱き枕がいてくれて快適だなとか思ってたかも」
「…ですよねー 」
「一年後の今日もこうして抱き枕になってくれてありがと」
「こちらこそ」
ぎゅーと抱きつき意外と厚い胸板に顔を埋める。どちらかと言うと私が抱き枕にしていてる
優しく背中を撫でてくれる大きな手は、気持ちいいけど モゾモゾと落ち着かない気持ちになる
「んっ」
急に胸元が楽になりブラのホックが外されたことが分かった
「寝るのに こんなの付けてたら苦しくない?何で こんなびしっとしたブラ付けてるの?」
(あなたに見せるための新品の勝負下着です!)
なんて言えず…
「じょ、女子力…的な?」
へろっと捲られ部屋着の中を見られてしまう
…ううん、見られるために着けてきたんだけど
「新品の下着?記念日に私がプレゼントですって?ベタだね」
「うぅー……はい、あのだから一年後も...」
「君の欲張りな所、嫌いじゃないよ。一年後もね」
塞がれた唇、噛みつかれるみたいに与えられるキスの嵐に心の中で思う
大好き。
今日も一緒に過ごせてありがとう
そして明日も一年後も、その先も。
" 大好きな彼にたっぷり愛される "
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