失くならないように。ドクロは二人の掛橋
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警視庁へのおつかいを終え帰って来ると お昼休みになっていた
ロビーに入ると きゃっきゃしている女性たちと…津軽さんが目に入る
(ニコニコして楽しそうですね…)
両想いの人。付き合ってないけど。
見慣れた光景でヤキモチ…ではないと津軽さんには言ったけれど、若干のモヤっと感が…
あの顔面だ
女性がほっとかないし津軽さん流の 心の安定の仕方だと解釈している
聖母の心で、なるべく離れた通路を通りすぎる
(ふぅ…)
(津軽さんも私を…好きなんじゃなかった?あれって夢だったかな)
目線は あさってに向けてエレベーターに向かった
(つい、この間の事なのにな。 昔の事みたい)
一人エレベーターに乗ろうとすると
「上司に声かけないとは何事?」
「ひぃっ…」
耳元でした声に肩を強ばらせる
そそくさと中に押し込まれて二人きりに
「お、お疲れ様です、お忙しそうだったので」
寂しかった…なんて言える間柄ではない
どのみち好きの重さは…私の方が遥かに重いだろう
なんだか悔しくて飄々とした顔を睨む、いや、見つめてみた
「なに?そんなに見たいなら じっくり見ていいよ」
グイッと顔を息がかかりそうな距離まで近づけてくる
自分が一番良く見える角度で。
(むっ、負けてたまるか!)
微動だにせず、頑張ってポーカーフェイスを決め込もう…とするが
(両想い…かも…?なの?だよね?)
(津軽さんが私を…)
(ふああっ!何だか、は、恥ずかしっ…!)
「…っ、あははっ 赤くなっちゃって。かわいい かわいい」
満足したように笑う声も好きで、ときめいてしまう
いつまでも赤い顔の私にエレベーターが着くと軽くデコピンされる
「もう…からかわないでください」
痛くは無いけど照れ隠しに額をさする
嬉しそうに笑う津軽さんを見ると、こんな日常も幸せだって思ってしまうから困る
「お疲れ様です!津軽警視 頼まれていた資料のコピーです」
課の前で待っていたのは
「あれっ、アカネさんお疲れ様です」
公安刑事として私より少し先輩のアカネさんが何か書類を持って立っていた
今日もロングの髪はツヤツヤしているし、シャキってしていて格好いい
「あ~ ソレね、今日中に欲しかったから助かる」
「加賀警視の顔を見たかったのですが不在のようですね」
「シュンスケ~俺がいるじゃ~ん」
アカネさんの両頬をウニウニと弄る
(んっ?)
「アカネですよー、だから津軽警視には会いたくなかったんです」
「え~?もっと欲しいって?シュンスケは欲しがりなんだから」
今度は腕を捕まえて頭をグシャグシャに撫で回す
(んーー??)
「アカネって呼んでください!もー、髪がボサボサに…。」
「丁度良い高さに脳天あったからさ~」
ポンポンと頭を撫でて解放された
(んんんーーー???)
「優衣さん?」
「…えっ?」
「どうかしました?具合悪そうな…」
「いえ、なんでも!また鳴子と3人で映画行きましょう」
「はい!行きたいです!それでは津軽警視、優衣さん、失礼します」
頭を下げ歩いて行くアカネさんの後ろ姿は明らかに私より女子力があり女らしい
戸籍上が男性なんて誰が思うだろう…
「ウサ行くよー」
「あ、はい」
ーーー ー ー
午後の業務が一段落し、津軽さんのデスクを見る
外には出てないと思うが、暫く姿が見えない
(さっきの…アレ…嫌だった ヤキモチだ)
アカネさんにベタベタ触り からかう津軽さんを見て改めて気づいた
女性にあんな事してるの…見たことない
庁内の女性と居る時、全く女性の身体に触れてない。女性側から少し腕を絡まされてるのは見た事はあるが…
(もちろん、私の見てない所ではあるのかも知れないけど…)
…無い!と強く願い切望する欲張りな私がいる
ハニトラや協力者となれば話は別だが、警察職員に対しては…無い??
(私だけだったらいいな。手を繋いだり 後ろからくっついて来たり 顔に触ったり 当たり前に思ってたけど)
アカネさんにヤキモチを焼いてしまったが、何とか自分の中で消化しようと再びパソコンのキーボードに手を置く
「ないよ」
!!!
「ひあっ!」
津軽さん!斜め上から覗き込まれてたなんて!気配消すスキルが凄すぎる
「どーゆう風に表情筋使ったらさっきみたいな顔、出来るの?」
鼻をつんつんと、自然に触ってくる辺り…
「…津軽さんは津軽さんですね…」
「ウサちゃん、ブルドッグみたいにココにシワ寄せてたよ」
「左様でございますか。私事ですので ほっといてください」
「…ふぅーん、無理しちゃって」
そう言うと私の両頬をフニフニと軽く摘まんで離した
「…さっきの " ないよ " って…。わざと見せたって事ですか?」
相変わらず私の心をエスパーしてくるが、私には自信が無く小さく小さく小声で。
「ウサちゃん顔に出過ぎ 」
「…そ、ですか」
「そっけな」
ヤキモチ妬かせたかった…て、こと?
でも何故ゆえ?
…不安があるから、私の気持ちを確かめたい?
フニフニされた頬に勇気を貰い
「津軽さん、今日は帰り遅くなりますか?」
「警視は忙しいからね~ なに一緒に帰りたいの?」
「今日はカレーを作ろうと思ったので、お裾分けは いかがかなと」
今、適当に思い付いたんだけど、プライベートで何か約束が欲しかった
「ふーん…帰りは21時くらいになるかな。スパイス効かせてね」
「任せてください!」
拗らせる前に津軽さんの気持ちを確認してみよう
ーーー ー ー
「お疲れ様です!」
シャワー浴びたから行くと連絡があり、煮込んだ津軽さん向け特製カレーと共に彼を出迎えた
「ん。めっちゃ良い匂いじゃん」
「いい頃合いですよ。一緒に食べましょう」
なんだか、恋人同士みたいで恥ずかしいけど、炭酸おしるこを一緒に飲みましょうと誘い断られた事を思えば大進歩
車の中で ふいに知ってしまった互いの気持ちだった。
甘酸っぱい この独特の空気
手洗いうがいを済ませた津軽さんがカレーライスの前に座る
仕草の ひとつひとつに ドキドキして…
同棲カップルみたいで
恥ずかしいけど、、なんか
「こういうの…いいですよね」
ぽろっと出た言葉
恋人じゃない。好きを言ってない
だけど、こんなに幸せを感じたから。
私が大切に思ってる気持ちは変わらない、
(お互いに好きなんだよね。うん。)
「ほんと?」
「はい…来てくれてありがとうございます」
「どういたしまして …って言うか…この小瓶の数々…」
「?見ての通り調味料ですよ。色々と買ったので味が足りなかったら、足してください」
「…じゃあさ、例えばこのデスソースがある内は、またウサがメシ作ってくれるの?」
私一人なら一生買わない ドクロの絵が書かれたデスソースのビンを目の前にバンっと出された
(また…来たいって思ってくれてる?う、嬉しい!)
「私は使わないので、津軽さんが使いに来てくれたら助かります」
「じゃ、この瓶たち使いに来てあげるよ。ウサも一人で食べるの寂しいだろうし」
「残業が無い日なら作ります!」
「え?それは無理。ウサ残業してデスクで寝るの大好きじゃん」
「好きな訳じゃ…あ!津軽さん!頂きます言わないで食べちゃだめって何度も」
「いただきまーす」
「もうっ、…いただきます」
「うん、旨いよ」
(二人で食べるとおいしいな…また誘いたいな)
使いきられる前にどんどん買い足そう!心にそう誓った
(ん、津軽さんデスソース3適しか入れなかったな?)
ーーー ー ー
side津軽
(よっしゃ!優衣の部屋に実が来る口実がひとつ出来た!デスソースなくならないように大事に使おう。優衣これなら絶対に自分で使わないし)
ドクロに感謝だ
昼間、シュンスケで優衣にヤキモチを妬かせたくてした実験に、反省しつつ手作りカレーを満喫したのだった
「あ、ウサこれ食べたらデザート買いにコンビニ行こう。作って貰ったお礼に」
食べ終わったら帰らなきゃいけない…そう思ったら急に寂しくなったから
「夜の散歩好きですね~」
「行かないの?」
「もちろん行きます!」
ふにゃりとした笑顔がド可愛い。
ふいに知ってしまったお互いの気持ち
どうなるか不安だった…けど
優衣の笑顔が見れるなら現状に満足してしまう
愛しいこの気持ちは我慢しよう
恋に落とされた俺はこれから、どこに行くんだろう?
―ーー―ー ー ー
「コンビニ行ったらウサの見たがってた あの映画みようよ」
「えっ…見たいですけど …口コミが高いけど怖そうで…」
「トイレに行けなくなる?着いていこうか?」
「結構です!1人でいけます。後で見ましょう」
「ははっ 結構 負けず嫌いだよな」
こんな2人を今は満月ではなく、デスソースのドクロが優しく見守っていた…とか いないとか
二人の夜はまだまだ続くのだった
ロビーに入ると きゃっきゃしている女性たちと…津軽さんが目に入る
(ニコニコして楽しそうですね…)
両想いの人。付き合ってないけど。
見慣れた光景でヤキモチ…ではないと津軽さんには言ったけれど、若干のモヤっと感が…
あの顔面だ
女性がほっとかないし津軽さん流の 心の安定の仕方だと解釈している
聖母の心で、なるべく離れた通路を通りすぎる
(ふぅ…)
(津軽さんも私を…好きなんじゃなかった?あれって夢だったかな)
目線は あさってに向けてエレベーターに向かった
(つい、この間の事なのにな。 昔の事みたい)
一人エレベーターに乗ろうとすると
「上司に声かけないとは何事?」
「ひぃっ…」
耳元でした声に肩を強ばらせる
そそくさと中に押し込まれて二人きりに
「お、お疲れ様です、お忙しそうだったので」
寂しかった…なんて言える間柄ではない
どのみち好きの重さは…私の方が遥かに重いだろう
なんだか悔しくて飄々とした顔を睨む、いや、見つめてみた
「なに?そんなに見たいなら じっくり見ていいよ」
グイッと顔を息がかかりそうな距離まで近づけてくる
自分が一番良く見える角度で。
(むっ、負けてたまるか!)
微動だにせず、頑張ってポーカーフェイスを決め込もう…とするが
(両想い…かも…?なの?だよね?)
(津軽さんが私を…)
(ふああっ!何だか、は、恥ずかしっ…!)
「…っ、あははっ 赤くなっちゃって。かわいい かわいい」
満足したように笑う声も好きで、ときめいてしまう
いつまでも赤い顔の私にエレベーターが着くと軽くデコピンされる
「もう…からかわないでください」
痛くは無いけど照れ隠しに額をさする
嬉しそうに笑う津軽さんを見ると、こんな日常も幸せだって思ってしまうから困る
「お疲れ様です!津軽警視 頼まれていた資料のコピーです」
課の前で待っていたのは
「あれっ、アカネさんお疲れ様です」
公安刑事として私より少し先輩のアカネさんが何か書類を持って立っていた
今日もロングの髪はツヤツヤしているし、シャキってしていて格好いい
「あ~ ソレね、今日中に欲しかったから助かる」
「加賀警視の顔を見たかったのですが不在のようですね」
「シュンスケ~俺がいるじゃ~ん」
アカネさんの両頬をウニウニと弄る
(んっ?)
「アカネですよー、だから津軽警視には会いたくなかったんです」
「え~?もっと欲しいって?シュンスケは欲しがりなんだから」
今度は腕を捕まえて頭をグシャグシャに撫で回す
(んーー??)
「アカネって呼んでください!もー、髪がボサボサに…。」
「丁度良い高さに脳天あったからさ~」
ポンポンと頭を撫でて解放された
(んんんーーー???)
「優衣さん?」
「…えっ?」
「どうかしました?具合悪そうな…」
「いえ、なんでも!また鳴子と3人で映画行きましょう」
「はい!行きたいです!それでは津軽警視、優衣さん、失礼します」
頭を下げ歩いて行くアカネさんの後ろ姿は明らかに私より女子力があり女らしい
戸籍上が男性なんて誰が思うだろう…
「ウサ行くよー」
「あ、はい」
ーーー ー ー
午後の業務が一段落し、津軽さんのデスクを見る
外には出てないと思うが、暫く姿が見えない
(さっきの…アレ…嫌だった ヤキモチだ)
アカネさんにベタベタ触り からかう津軽さんを見て改めて気づいた
女性にあんな事してるの…見たことない
庁内の女性と居る時、全く女性の身体に触れてない。女性側から少し腕を絡まされてるのは見た事はあるが…
(もちろん、私の見てない所ではあるのかも知れないけど…)
…無い!と強く願い切望する欲張りな私がいる
ハニトラや協力者となれば話は別だが、警察職員に対しては…無い??
(私だけだったらいいな。手を繋いだり 後ろからくっついて来たり 顔に触ったり 当たり前に思ってたけど)
アカネさんにヤキモチを焼いてしまったが、何とか自分の中で消化しようと再びパソコンのキーボードに手を置く
「ないよ」
!!!
「ひあっ!」
津軽さん!斜め上から覗き込まれてたなんて!気配消すスキルが凄すぎる
「どーゆう風に表情筋使ったらさっきみたいな顔、出来るの?」
鼻をつんつんと、自然に触ってくる辺り…
「…津軽さんは津軽さんですね…」
「ウサちゃん、ブルドッグみたいにココにシワ寄せてたよ」
「左様でございますか。私事ですので ほっといてください」
「…ふぅーん、無理しちゃって」
そう言うと私の両頬をフニフニと軽く摘まんで離した
「…さっきの " ないよ " って…。わざと見せたって事ですか?」
相変わらず私の心をエスパーしてくるが、私には自信が無く小さく小さく小声で。
「ウサちゃん顔に出過ぎ 」
「…そ、ですか」
「そっけな」
ヤキモチ妬かせたかった…て、こと?
でも何故ゆえ?
…不安があるから、私の気持ちを確かめたい?
フニフニされた頬に勇気を貰い
「津軽さん、今日は帰り遅くなりますか?」
「警視は忙しいからね~ なに一緒に帰りたいの?」
「今日はカレーを作ろうと思ったので、お裾分けは いかがかなと」
今、適当に思い付いたんだけど、プライベートで何か約束が欲しかった
「ふーん…帰りは21時くらいになるかな。スパイス効かせてね」
「任せてください!」
拗らせる前に津軽さんの気持ちを確認してみよう
ーーー ー ー
「お疲れ様です!」
シャワー浴びたから行くと連絡があり、煮込んだ津軽さん向け特製カレーと共に彼を出迎えた
「ん。めっちゃ良い匂いじゃん」
「いい頃合いですよ。一緒に食べましょう」
なんだか、恋人同士みたいで恥ずかしいけど、炭酸おしるこを一緒に飲みましょうと誘い断られた事を思えば大進歩
車の中で ふいに知ってしまった互いの気持ちだった。
甘酸っぱい この独特の空気
手洗いうがいを済ませた津軽さんがカレーライスの前に座る
仕草の ひとつひとつに ドキドキして…
同棲カップルみたいで
恥ずかしいけど、、なんか
「こういうの…いいですよね」
ぽろっと出た言葉
恋人じゃない。好きを言ってない
だけど、こんなに幸せを感じたから。
私が大切に思ってる気持ちは変わらない、
(お互いに好きなんだよね。うん。)
「ほんと?」
「はい…来てくれてありがとうございます」
「どういたしまして …って言うか…この小瓶の数々…」
「?見ての通り調味料ですよ。色々と買ったので味が足りなかったら、足してください」
「…じゃあさ、例えばこのデスソースがある内は、またウサがメシ作ってくれるの?」
私一人なら一生買わない ドクロの絵が書かれたデスソースのビンを目の前にバンっと出された
(また…来たいって思ってくれてる?う、嬉しい!)
「私は使わないので、津軽さんが使いに来てくれたら助かります」
「じゃ、この瓶たち使いに来てあげるよ。ウサも一人で食べるの寂しいだろうし」
「残業が無い日なら作ります!」
「え?それは無理。ウサ残業してデスクで寝るの大好きじゃん」
「好きな訳じゃ…あ!津軽さん!頂きます言わないで食べちゃだめって何度も」
「いただきまーす」
「もうっ、…いただきます」
「うん、旨いよ」
(二人で食べるとおいしいな…また誘いたいな)
使いきられる前にどんどん買い足そう!心にそう誓った
(ん、津軽さんデスソース3適しか入れなかったな?)
ーーー ー ー
side津軽
(よっしゃ!優衣の部屋に実が来る口実がひとつ出来た!デスソースなくならないように大事に使おう。優衣これなら絶対に自分で使わないし)
ドクロに感謝だ
昼間、シュンスケで優衣にヤキモチを妬かせたくてした実験に、反省しつつ手作りカレーを満喫したのだった
「あ、ウサこれ食べたらデザート買いにコンビニ行こう。作って貰ったお礼に」
食べ終わったら帰らなきゃいけない…そう思ったら急に寂しくなったから
「夜の散歩好きですね~」
「行かないの?」
「もちろん行きます!」
ふにゃりとした笑顔がド可愛い。
ふいに知ってしまったお互いの気持ち
どうなるか不安だった…けど
優衣の笑顔が見れるなら現状に満足してしまう
愛しいこの気持ちは我慢しよう
恋に落とされた俺はこれから、どこに行くんだろう?
―ーー―ー ー ー
「コンビニ行ったらウサの見たがってた あの映画みようよ」
「えっ…見たいですけど …口コミが高いけど怖そうで…」
「トイレに行けなくなる?着いていこうか?」
「結構です!1人でいけます。後で見ましょう」
「ははっ 結構 負けず嫌いだよな」
こんな2人を今は満月ではなく、デスソースのドクロが優しく見守っていた…とか いないとか
二人の夜はまだまだ続くのだった
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