番外編パパとママになってから────
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
[妊娠中。。。コーヒーが飲みたいの]
すったもんだの末、無事に結婚した私たち。
潜入捜査の一環で、擬装結婚なのでは?と庁内で囁かれながらも 私は妊娠し、ただいま内勤と半分は公安学校の手伝いの日々を過ごしていた。
公安学校の仕事が片付き、公安課の自分のデスクに腰を下ろす
(ふぅ~ なんか…ぽかぽかして…すっごく眠たい…)
丁度いい午後の日差しが心地よく…
ホルモンに勝てず、パソコンを立ち上げたはいいが、手が動かない
(そーえば、昨日の夜…赤ちゃんのエコー写真見た高臣さんの態度…ビミョーだったな…)
昨夜、検診でもらったエコー写真をガン見しつつ固まってた高臣さんを思い出す
高臣さんが自分の子どもが できることに躊躇いや不安があることは ずっと話し合ってきた
それでも私は、私たち二人の子どもが欲しいと話して、納得しての妊娠だったけど…
(やっぱり…怖いんだろうな…)
もちろん後悔してる風ではなく、色々なことを案じていて、でもエコーで写真を見れば愛着も沸いてくる
高臣さんにしてみると、大切な人が増えれば、それは失う恐怖と対峙することなのだ
(……。ふわぁぁ~…うっアクビが...!)
瞼が完全に閉じそうになり、慌てて目をこじ開けた
(あ…いま仕事中!…こんな時はコーヒーが飲みたい~)
安定期に入ったとはいえ、私ができなくなった外仕事や取り調べなど銀室の皆さん全員がフォローしてくれていて、感謝の日々
つわりが落ち着いたんだし、気合いをいれてやることはやる!
目が覚めるかは分からないが、妊娠してからストックしておいたカフェインレスのコーヒーを淹れに給湯室に向かった
「…ドンマイ…わたし…」
カフェインレスコーヒー、切らした事をすっかり忘れるなんて…!
いままで高臣さんの七味やタバスコのストックを切らしたことなかったのに、本当にぼーっとしてしまうことが増えた
(産休まで まだまだあるのに、私、これ以上足を引っ張らないで頑張れるの??)
小さな事がぐっと心の中を重くする。今までの自分となんだか違う、ホルモンのせいだとしても 最近、小さな事で落ち込んでしまうのだ
「あれ、優衣さん、黄昏てますね…どうかしました?」
「黒澤さん…実は…あ、いえ 水を飲みに来ただけです」
「そうですか?この黒澤!優衣さんのためなら、地球の反対側までだって行きますので、なんなりと申してくださいね?」
「ありがとうございます、ほんと なんでも無いので戻りますね」
あえて明るく話をしてくれた黒澤さんに感謝しながら午後の仕事に取りかかった
「吉川…気分が悪いなら 早退したらどうだ?」
「石神さん、えっと そんなことは無いです!すみません…」
「謝ることはない。…眉間に皺を寄せていたから声をかけただけだ」
「うぅ…そんな顔を…」
コーヒーショックで少しイライラしてた…ような気がする
今更だが急いで眉間の皺を伸ばしていると
「津軽に言いにくい事なら俺に相談しろ。アイツは父親の自覚は沸いてなさそうだからな」
「ははっ…男性はそんなものかも知れませんね。でも津軽さんは気にかけてくれてますから、大丈夫です」
当たり障りなく笑顔で話した後、パソコンに意識を向ける
(回りに気を遣わせて、こんな私やだなぁ…って、さっきも黒澤さんに…はあ…)
我慢できない辛さじゃない。腰痛もダルさも集中力がなくなったことも我慢できるレベルだ。
もっとキツイ妊娠中期を過ごす人もいるんだから我慢しなきゃ…我慢。
待ち望んだ赤ちゃん、健康に産まれて欲しいと努力はしたいけど、こうした小さなイライラはあるわけで…
(せめてコーヒーがあったら…)
そこまでして飲みたいのかと言われたらアレだけど禁止されると飲みたくなるのが人間のサガと言うもの。
「ウ~サ!これあげるよ」
「うわっ 津軽さん」
仕事中は津軽さん呼びで、私は旧姓の吉川で、まあ、津軽さんはウサと相変わらず呼んでくれるけど
「はいっ どーぞ」
暫く捜査に出ていた津軽さんは帰って来たと思ったら何かをトン…とデスクに置いた
「えっ…コーヒー?」
「カフェインレスのコーヒーだよ。カフェオレ作ってきた。 ウサの事だからコーヒー切らして調子でないんじゃないかなって」
「………。」
「えっ、感動して声も出ない?ごめんね、完璧な夫で」
無駄にキラキラオーラを出しながら笑顔を向けられると…。 以前なら妙なものを入れたに違いない!と思う所だけど...
これは純粋な優しさで…
私のことを気にかけて…
「…ありがとうございます。実は飲みたくて たまらなかったんです」
「仕事は代われないけど、休憩したくなったら言いなね?」
視線は私のお腹に向けられる
赤ちゃんのことも、ちゃんと考えてくれてるなぁ…
「はい」
イライラは吹き飛び、カフェオレに口をつけると、とても優しい味がした。
すったもんだの末、無事に結婚した私たち。
潜入捜査の一環で、擬装結婚なのでは?と庁内で囁かれながらも 私は妊娠し、ただいま内勤と半分は公安学校の手伝いの日々を過ごしていた。
公安学校の仕事が片付き、公安課の自分のデスクに腰を下ろす
(ふぅ~ なんか…ぽかぽかして…すっごく眠たい…)
丁度いい午後の日差しが心地よく…
ホルモンに勝てず、パソコンを立ち上げたはいいが、手が動かない
(そーえば、昨日の夜…赤ちゃんのエコー写真見た高臣さんの態度…ビミョーだったな…)
昨夜、検診でもらったエコー写真をガン見しつつ固まってた高臣さんを思い出す
高臣さんが自分の子どもが できることに躊躇いや不安があることは ずっと話し合ってきた
それでも私は、私たち二人の子どもが欲しいと話して、納得しての妊娠だったけど…
(やっぱり…怖いんだろうな…)
もちろん後悔してる風ではなく、色々なことを案じていて、でもエコーで写真を見れば愛着も沸いてくる
高臣さんにしてみると、大切な人が増えれば、それは失う恐怖と対峙することなのだ
(……。ふわぁぁ~…うっアクビが...!)
瞼が完全に閉じそうになり、慌てて目をこじ開けた
(あ…いま仕事中!…こんな時はコーヒーが飲みたい~)
安定期に入ったとはいえ、私ができなくなった外仕事や取り調べなど銀室の皆さん全員がフォローしてくれていて、感謝の日々
つわりが落ち着いたんだし、気合いをいれてやることはやる!
目が覚めるかは分からないが、妊娠してからストックしておいたカフェインレスのコーヒーを淹れに給湯室に向かった
「…ドンマイ…わたし…」
カフェインレスコーヒー、切らした事をすっかり忘れるなんて…!
いままで高臣さんの七味やタバスコのストックを切らしたことなかったのに、本当にぼーっとしてしまうことが増えた
(産休まで まだまだあるのに、私、これ以上足を引っ張らないで頑張れるの??)
小さな事がぐっと心の中を重くする。今までの自分となんだか違う、ホルモンのせいだとしても 最近、小さな事で落ち込んでしまうのだ
「あれ、優衣さん、黄昏てますね…どうかしました?」
「黒澤さん…実は…あ、いえ 水を飲みに来ただけです」
「そうですか?この黒澤!優衣さんのためなら、地球の反対側までだって行きますので、なんなりと申してくださいね?」
「ありがとうございます、ほんと なんでも無いので戻りますね」
あえて明るく話をしてくれた黒澤さんに感謝しながら午後の仕事に取りかかった
「吉川…気分が悪いなら 早退したらどうだ?」
「石神さん、えっと そんなことは無いです!すみません…」
「謝ることはない。…眉間に皺を寄せていたから声をかけただけだ」
「うぅ…そんな顔を…」
コーヒーショックで少しイライラしてた…ような気がする
今更だが急いで眉間の皺を伸ばしていると
「津軽に言いにくい事なら俺に相談しろ。アイツは父親の自覚は沸いてなさそうだからな」
「ははっ…男性はそんなものかも知れませんね。でも津軽さんは気にかけてくれてますから、大丈夫です」
当たり障りなく笑顔で話した後、パソコンに意識を向ける
(回りに気を遣わせて、こんな私やだなぁ…って、さっきも黒澤さんに…はあ…)
我慢できない辛さじゃない。腰痛もダルさも集中力がなくなったことも我慢できるレベルだ。
もっとキツイ妊娠中期を過ごす人もいるんだから我慢しなきゃ…我慢。
待ち望んだ赤ちゃん、健康に産まれて欲しいと努力はしたいけど、こうした小さなイライラはあるわけで…
(せめてコーヒーがあったら…)
そこまでして飲みたいのかと言われたらアレだけど禁止されると飲みたくなるのが人間のサガと言うもの。
「ウ~サ!これあげるよ」
「うわっ 津軽さん」
仕事中は津軽さん呼びで、私は旧姓の吉川で、まあ、津軽さんはウサと相変わらず呼んでくれるけど
「はいっ どーぞ」
暫く捜査に出ていた津軽さんは帰って来たと思ったら何かをトン…とデスクに置いた
「えっ…コーヒー?」
「カフェインレスのコーヒーだよ。カフェオレ作ってきた。 ウサの事だからコーヒー切らして調子でないんじゃないかなって」
「………。」
「えっ、感動して声も出ない?ごめんね、完璧な夫で」
無駄にキラキラオーラを出しながら笑顔を向けられると…。 以前なら妙なものを入れたに違いない!と思う所だけど...
これは純粋な優しさで…
私のことを気にかけて…
「…ありがとうございます。実は飲みたくて たまらなかったんです」
「仕事は代われないけど、休憩したくなったら言いなね?」
視線は私のお腹に向けられる
赤ちゃんのことも、ちゃんと考えてくれてるなぁ…
「はい」
イライラは吹き飛び、カフェオレに口をつけると、とても優しい味がした。
1/3ページ