ドキドキしてごめんなさい
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『いま仕事中、ウサに会いたいなー』
そんなLINEがきたのは深夜
張り込みが終わり、ちょうど警察庁の方向に向かっている時だった
思い出すのは張り込みに出る前、班長3人があーだこうだ、と揉めてる姿。主に津軽さんが、だけど。
小耳に挟んだ話では3人でやる書類仕事をしてるとか
(よし、津軽さんたちに差し入れ買って行こう!)
疲れた身体も、彼氏の顔を見れると思えば俄然、力がみなぎるのだった
「はーち、きゅーう…、ぁ、ウサちゃん!」
私は……
とんでもない所に来たのかも知れない。
何やら加賀さん、石神さんに向かってカウントダウンをしていた津軽さん
津軽さんが、何をふざけてたかは知らないが、深夜のテンションなのは分かった
「ど、どうも…」
「吉川?」
「なに来てんだよ」
三人の視線が同時に突き刺さり心臓に悪い
班長達しかいないこの空間に、恐る恐る足を踏み入れる
得たいの知れない妙な緊張感に 頬がヒクヒクし微笑みが上手く作れない
「お疲れ様です…差し入れを持ってきました」
「気が利くね~さすが、"うちの子"は優秀だな~津軽班でどんどん成長してるもんね?」
よしよし、と頭を撫で回される
どう見てもウザイを全開にした石神さん加賀さんに、うざったい元凶は満足げ。
「い、痛いですって…」
「ねえ、深夜の給湯室にいこっか?」
「セクハラはやめろ」
「お前はもう帰れっ」
「あーもう、ウサちゃんのせいで集中力切れたじゃん」
「ええ!?私のせい…」
「吉川、下まで送る」
「では、私は──」
「あっ!イイコト思い付いた」
…つ、津軽さん、ろくでもない事を思い付いた顔してる…
班長たちも呆れたため息をつく
「な、何ですか?」
「ウサちゃん俺達とイイコトしない?」
「丁重にお断りします」
深夜の津軽さんって、たまに突き抜けるんだよね…一応、断るが私に選択肢が無いのは身をもって知っている
「ってことで『ハニートラップ誰がウサのハートを射止めるか』ゲーム!」
(!!また、なんてゲームを…!そんな石神さんたちがやるわけ…)
「黒澤並みのくだらないゲームだな」
(ですよね!石神さんやるわけ…)
「夜って、バカなくらいが楽しいんだよ」
「てめぇは24時間バカだろ」
「いいよ、いいよ、ノリの悪い子は見てな。ハニトラの極意を教えてあげるから」
「…順番決めだ…」
(か、加賀さん…)
「公平にじゃんけんで決めよ」
「「「じゃーんけーん」」」
(もうやだ…石神さんまで…)
深夜の班長たちは、津軽さんに巻き込まれてしまったのだった
1番手、加賀さん
目が合ったと思えばどんどん距離を縮められる
無意識に後ずされば、背中は壁に当たる
ドンっと顔の横に手を置かれた
(壁ドンっ…きょ、距離近い)
「てめぇに拒否権はねえ」
「!!あっ…わ、私…」
顎をくいっと持ち上げられた
(キス…するの…?)
ここが何処なのか、今、何してるのか一瞬忘れそうになる
どうしよう…ドキドキしてる
「言葉はいらねぇ」
近づいてくる唇…
親指が私の唇をなぞる
「えっ?あ、あの…」
絡むお互いの視線
(む、むりー! 悩殺…された)
ピーッ、津軽さんが笛を吹いた
「次~秀樹くんね」
「お、お手柔らかに…」
「………」
加賀さんと違いゆっくり歩いて来た石神さんは、眼鏡を外した
徐々に顔が近づけられる
(切れ長の目が…綺麗)
「あの、石神さん…」
「本心をこういう形でしか伝えられない時がある、俺はお前を…」
「!?」
(え、嘘でしょ…石神さんが私を…?な、なわけ無い!本気の口調で言わないでっ!)
ハニトラと分かっていても引っ掛かりそうで、心臓はドキドキとしてしまう
わずかに逸らされた視線が、やけに色気があって…憂いを帯び石神さんの仕草に…
(こういう石神さんも…いいかも…)
「ピーッはい、そこまで」
津軽さんの笛の音で我に返る
キリッとした表情に戻り、さっと眼鏡をかける姿もまた格好いい
「ちょっと~どこ見てるの?」
ぐっと引き寄せられると、目の前には津軽さんの顔面
「………」
「……津軽さん?」
「心ゆくまで見ていいよ、俺の顔」
「…えぇ、それが津軽さんのハニトラですか?」
「そっ」
(そっ と言われても正直、いつも見てるしな。そりゃ、整った顔だなって思うけど)
「………」
「………」
見つめ合う事、数秒…
(あれ?さっきまで残業の疲れで濁ってた目が…キラキラしてる…え!こんな津軽さんってキラキラしてたっけ?ま、眩しいっ 直視できない!)
目を逸らそうとすれば、頬を両手で包み込まれ、絡んだ視線を外せなくなった
(……。津軽さんのハニトラ。こんな感じなんだ。ふ~ん、へぇ~、これは女の子は落ちるよね)
「……ふっ」
「ひゃっ…」
鼻先に息を吹き掛けられ、やっと遠ざかってくれる
(何だろう…彼氏なのに一番ドキドキしなかった)
「で、ウサ、誰が一番よかった?」
「い、いや誰と言うか…全員良かったです」
「うわ~男心もてあそんだー!」
「おい、てめぇそんな答え許されると思ってるのか?」
「吉川、答えは一つだ」
三人の高い壁が私を囲む
「こ、今夜はもう失礼します!お疲れ様でーす!」
全速力で公安課を飛び出し、外まで出た私はグッタリと妙な疲れが身体を襲う
「はぁ~ …津軽さんなんで、あんなゲームやり始めたんだろう」
深夜の差し入れはもうしない!と心に決め歩き出すと津軽さんからLINEが入る
『逃げられると思わないでよ、ウチで待ってて』
(……えっと、どうしよう…班長たちにドキドキしたのバレてるよね)
とりあえず…合鍵はあるし、津軽さんの部屋に帰るのだった
ーーーーー ー ー
「お、お帰りなさいませ。高臣様!」
ぎこちない笑顔で家主をお出迎えする
私が部屋に付いてから1時間もしない内に、津軽さんも帰宅した
「ただいま、偉いね。逃げないで」
「逃げませんよ…」
「髪の毛まだ少し濡れてるよ?」
しっかりと手を捕まれ、ソファーに座らされる
「自分の部屋で急いで浴びたので、あんまり乾かせなくて」
「そっか、急いでくれたんだ」
「そりゃ…遅れる訳にいきませんなら」
「あのさー、分かってるなら償って。傷ついた」
視線を下にしたまま寂しそうな横顔。傷ついた…という言葉はグサッときた
(え…っと、元はと言えば津軽さんが始めた事なのに。でも他の男性にドキドキしないか試したのかな)
班長クラスのハニトラにドキドキしないなんて、無理な話なのだが…
「償う…とは?出来ることはします。出来ないことはしません」
「う~ん、まずは」
「はい」
「シャワー浴びてくる。待ってて」
ーーーーーーー ー ー
「ああぁー、そこそこ」
「お客さん凝ってますね~」
津軽さんの要求は意外に普通なことで、ベッドでマッサージをお願いされた
「マッサージ上手いね ハニトラに使えるんじゃない?」
「ほんとですか?じゃあ今度潜入でやらせてください」
「だめ」
「即答…自分で言ったのに」
「距離が近すぎて危険。マッサージって男のスイッチいれちゃうんだよ」
「はあ…」
「さて、ありがと。もういいよ。寝よっか」
「はい、許してもらえたみたいで良かった」
「甘いね」
「くっ、やはり そうきますか」
「優衣はさ、俺のどんなハニトラだったらドキドキすんの?」
「あぁー…うーん」
「…君、彼女だよね?俺にドキドキしないってなんなの」
「しますよ!そんなの、ドキドキしてばかりですよ」
「へー…」
「ハニトラに対して冷静になっちゃっただけでありのままの津軽さんには...ドキドキしてます」
真剣に仕事してる姿に惚れ惚れするし、カッコつけてる所も可愛くて、めんどうくさいほど絡んでくるのも嬉しいし、ウチで肩の力が抜けて甘えてくる姿はキュンとする
どれもドキドキする
私はいつだって、津軽さんに恋してる。
「……そっか、プライベートの俺が好きなんだ」
「仕事中もさせられますけど…前も言ったじゃないですか。素の津軽さんにときめくって。忘れちゃいました?おじいちゃん」
「あぁ、ハニトラでテストした時ね。てかベッドの上でおじいちゃんとか言う?」
「ふふっ ですね、ムード無いです。でも私は おじいちゃんみたいな津軽さんも好きですから」
津軽さんの横にゴロンと寝転んで、腕を絡ませ胸に引き寄せくっついた
「………。」
「………。」
お風呂上がりのいい匂いに正直…へんな気が起きる
こうして、私だけの、素の津軽さんを独占できるのは胸が高鳴ってしまうんだから私も大概だ
が、
(…深夜だしお互いに午前休だからって身体は休めなきゃいけないよね)
脳内会議で自分を納得させ目を閉じる
「これって優衣のハニトラ?誘って焦らしてる?」
「はい?…そういうわけでは…普通に恋人の腕を取って眠ろうとしてるだけですよ」
「じゃあさ ちょっとだけ、しようか?」
「 あ、えっと…」
「傷ついた心はまだ癒えてないよ」
絡ませていた津軽さんの腕の指が 太ももを撫でてイタズラしてくる
(…私、本当は期待してた)
「じゃあ、償い…奉仕します…」
「……たくっ、もう罠でもいいかも」
「だからハニトラじゃな──」
私の色仕掛けによる誘惑は成功したのか
余裕なさげに塞がれた唇に、主導権は奪われて、密な夜が甘く更けていったのだった
そんなLINEがきたのは深夜
張り込みが終わり、ちょうど警察庁の方向に向かっている時だった
思い出すのは張り込みに出る前、班長3人があーだこうだ、と揉めてる姿。主に津軽さんが、だけど。
小耳に挟んだ話では3人でやる書類仕事をしてるとか
(よし、津軽さんたちに差し入れ買って行こう!)
疲れた身体も、彼氏の顔を見れると思えば俄然、力がみなぎるのだった
「はーち、きゅーう…、ぁ、ウサちゃん!」
私は……
とんでもない所に来たのかも知れない。
何やら加賀さん、石神さんに向かってカウントダウンをしていた津軽さん
津軽さんが、何をふざけてたかは知らないが、深夜のテンションなのは分かった
「ど、どうも…」
「吉川?」
「なに来てんだよ」
三人の視線が同時に突き刺さり心臓に悪い
班長達しかいないこの空間に、恐る恐る足を踏み入れる
得たいの知れない妙な緊張感に 頬がヒクヒクし微笑みが上手く作れない
「お疲れ様です…差し入れを持ってきました」
「気が利くね~さすが、"うちの子"は優秀だな~津軽班でどんどん成長してるもんね?」
よしよし、と頭を撫で回される
どう見てもウザイを全開にした石神さん加賀さんに、うざったい元凶は満足げ。
「い、痛いですって…」
「ねえ、深夜の給湯室にいこっか?」
「セクハラはやめろ」
「お前はもう帰れっ」
「あーもう、ウサちゃんのせいで集中力切れたじゃん」
「ええ!?私のせい…」
「吉川、下まで送る」
「では、私は──」
「あっ!イイコト思い付いた」
…つ、津軽さん、ろくでもない事を思い付いた顔してる…
班長たちも呆れたため息をつく
「な、何ですか?」
「ウサちゃん俺達とイイコトしない?」
「丁重にお断りします」
深夜の津軽さんって、たまに突き抜けるんだよね…一応、断るが私に選択肢が無いのは身をもって知っている
「ってことで『ハニートラップ誰がウサのハートを射止めるか』ゲーム!」
(!!また、なんてゲームを…!そんな石神さんたちがやるわけ…)
「黒澤並みのくだらないゲームだな」
(ですよね!石神さんやるわけ…)
「夜って、バカなくらいが楽しいんだよ」
「てめぇは24時間バカだろ」
「いいよ、いいよ、ノリの悪い子は見てな。ハニトラの極意を教えてあげるから」
「…順番決めだ…」
(か、加賀さん…)
「公平にじゃんけんで決めよ」
「「「じゃーんけーん」」」
(もうやだ…石神さんまで…)
深夜の班長たちは、津軽さんに巻き込まれてしまったのだった
1番手、加賀さん
目が合ったと思えばどんどん距離を縮められる
無意識に後ずされば、背中は壁に当たる
ドンっと顔の横に手を置かれた
(壁ドンっ…きょ、距離近い)
「てめぇに拒否権はねえ」
「!!あっ…わ、私…」
顎をくいっと持ち上げられた
(キス…するの…?)
ここが何処なのか、今、何してるのか一瞬忘れそうになる
どうしよう…ドキドキしてる
「言葉はいらねぇ」
近づいてくる唇…
親指が私の唇をなぞる
「えっ?あ、あの…」
絡むお互いの視線
(む、むりー! 悩殺…された)
ピーッ、津軽さんが笛を吹いた
「次~秀樹くんね」
「お、お手柔らかに…」
「………」
加賀さんと違いゆっくり歩いて来た石神さんは、眼鏡を外した
徐々に顔が近づけられる
(切れ長の目が…綺麗)
「あの、石神さん…」
「本心をこういう形でしか伝えられない時がある、俺はお前を…」
「!?」
(え、嘘でしょ…石神さんが私を…?な、なわけ無い!本気の口調で言わないでっ!)
ハニトラと分かっていても引っ掛かりそうで、心臓はドキドキとしてしまう
わずかに逸らされた視線が、やけに色気があって…憂いを帯び石神さんの仕草に…
(こういう石神さんも…いいかも…)
「ピーッはい、そこまで」
津軽さんの笛の音で我に返る
キリッとした表情に戻り、さっと眼鏡をかける姿もまた格好いい
「ちょっと~どこ見てるの?」
ぐっと引き寄せられると、目の前には津軽さんの顔面
「………」
「……津軽さん?」
「心ゆくまで見ていいよ、俺の顔」
「…えぇ、それが津軽さんのハニトラですか?」
「そっ」
(そっ と言われても正直、いつも見てるしな。そりゃ、整った顔だなって思うけど)
「………」
「………」
見つめ合う事、数秒…
(あれ?さっきまで残業の疲れで濁ってた目が…キラキラしてる…え!こんな津軽さんってキラキラしてたっけ?ま、眩しいっ 直視できない!)
目を逸らそうとすれば、頬を両手で包み込まれ、絡んだ視線を外せなくなった
(……。津軽さんのハニトラ。こんな感じなんだ。ふ~ん、へぇ~、これは女の子は落ちるよね)
「……ふっ」
「ひゃっ…」
鼻先に息を吹き掛けられ、やっと遠ざかってくれる
(何だろう…彼氏なのに一番ドキドキしなかった)
「で、ウサ、誰が一番よかった?」
「い、いや誰と言うか…全員良かったです」
「うわ~男心もてあそんだー!」
「おい、てめぇそんな答え許されると思ってるのか?」
「吉川、答えは一つだ」
三人の高い壁が私を囲む
「こ、今夜はもう失礼します!お疲れ様でーす!」
全速力で公安課を飛び出し、外まで出た私はグッタリと妙な疲れが身体を襲う
「はぁ~ …津軽さんなんで、あんなゲームやり始めたんだろう」
深夜の差し入れはもうしない!と心に決め歩き出すと津軽さんからLINEが入る
『逃げられると思わないでよ、ウチで待ってて』
(……えっと、どうしよう…班長たちにドキドキしたのバレてるよね)
とりあえず…合鍵はあるし、津軽さんの部屋に帰るのだった
ーーーーー ー ー
「お、お帰りなさいませ。高臣様!」
ぎこちない笑顔で家主をお出迎えする
私が部屋に付いてから1時間もしない内に、津軽さんも帰宅した
「ただいま、偉いね。逃げないで」
「逃げませんよ…」
「髪の毛まだ少し濡れてるよ?」
しっかりと手を捕まれ、ソファーに座らされる
「自分の部屋で急いで浴びたので、あんまり乾かせなくて」
「そっか、急いでくれたんだ」
「そりゃ…遅れる訳にいきませんなら」
「あのさー、分かってるなら償って。傷ついた」
視線を下にしたまま寂しそうな横顔。傷ついた…という言葉はグサッときた
(え…っと、元はと言えば津軽さんが始めた事なのに。でも他の男性にドキドキしないか試したのかな)
班長クラスのハニトラにドキドキしないなんて、無理な話なのだが…
「償う…とは?出来ることはします。出来ないことはしません」
「う~ん、まずは」
「はい」
「シャワー浴びてくる。待ってて」
ーーーーーーー ー ー
「ああぁー、そこそこ」
「お客さん凝ってますね~」
津軽さんの要求は意外に普通なことで、ベッドでマッサージをお願いされた
「マッサージ上手いね ハニトラに使えるんじゃない?」
「ほんとですか?じゃあ今度潜入でやらせてください」
「だめ」
「即答…自分で言ったのに」
「距離が近すぎて危険。マッサージって男のスイッチいれちゃうんだよ」
「はあ…」
「さて、ありがと。もういいよ。寝よっか」
「はい、許してもらえたみたいで良かった」
「甘いね」
「くっ、やはり そうきますか」
「優衣はさ、俺のどんなハニトラだったらドキドキすんの?」
「あぁー…うーん」
「…君、彼女だよね?俺にドキドキしないってなんなの」
「しますよ!そんなの、ドキドキしてばかりですよ」
「へー…」
「ハニトラに対して冷静になっちゃっただけでありのままの津軽さんには...ドキドキしてます」
真剣に仕事してる姿に惚れ惚れするし、カッコつけてる所も可愛くて、めんどうくさいほど絡んでくるのも嬉しいし、ウチで肩の力が抜けて甘えてくる姿はキュンとする
どれもドキドキする
私はいつだって、津軽さんに恋してる。
「……そっか、プライベートの俺が好きなんだ」
「仕事中もさせられますけど…前も言ったじゃないですか。素の津軽さんにときめくって。忘れちゃいました?おじいちゃん」
「あぁ、ハニトラでテストした時ね。てかベッドの上でおじいちゃんとか言う?」
「ふふっ ですね、ムード無いです。でも私は おじいちゃんみたいな津軽さんも好きですから」
津軽さんの横にゴロンと寝転んで、腕を絡ませ胸に引き寄せくっついた
「………。」
「………。」
お風呂上がりのいい匂いに正直…へんな気が起きる
こうして、私だけの、素の津軽さんを独占できるのは胸が高鳴ってしまうんだから私も大概だ
が、
(…深夜だしお互いに午前休だからって身体は休めなきゃいけないよね)
脳内会議で自分を納得させ目を閉じる
「これって優衣のハニトラ?誘って焦らしてる?」
「はい?…そういうわけでは…普通に恋人の腕を取って眠ろうとしてるだけですよ」
「じゃあさ ちょっとだけ、しようか?」
「 あ、えっと…」
「傷ついた心はまだ癒えてないよ」
絡ませていた津軽さんの腕の指が 太ももを撫でてイタズラしてくる
(…私、本当は期待してた)
「じゃあ、償い…奉仕します…」
「……たくっ、もう罠でもいいかも」
「だからハニトラじゃな──」
私の色仕掛けによる誘惑は成功したのか
余裕なさげに塞がれた唇に、主導権は奪われて、密な夜が甘く更けていったのだった
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