カレシャツ
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暖かくなってきた あるお泊まりの夜。
津軽さん宅のバスルームを借りて、身体を拭き終わり、やっと気が付いた
(…無い。私の部屋着が、無い)
下に落ちてもなく、持ち去られたと分かるのに時間はかからなかった
だって下着と一緒に置いてあったのが、津軽さんが、たまに部屋着にしている大きな白いTシャツがあった
(……はい。着て出てきな、とのことですね)
まあ、恋人だしそういう姿がみたいなって、嬉し恥ずかしリクエストだけど、風呂上がり、早々に この格好は初めてで。
たまに津軽さんに、『これ着て寝なよ』って頭からブカっと着せられる時はあった。
ほら、…アレコレした後に…。疲れてされるまま着て寝てたんだけど…。
彼シャツ…っていうか彼Tシャツ
やむを得ず下着を付け、用意されたTシャツを着た
ガチャ…
「お風呂ありがとうございました…」
頭だけドアから出し、津軽さんの位置を確認することにした
「お帰り そんな所にいないでこっち来なよ」
ソファーでテレビを見ていた。なんか 妙に顔がほころんでる
「あのですね、いいんですけど、変なイタズラやめてくださいよぉ」
「あれ?いいんだ?」
「ふ、普通にシャツ貸すよって言えばいいのに」
「君、俺のこと分かってないね。津軽さん検定、0点だよ」
「えぇー、…百瀬さんなら100点でしょうね」
「ほらほら、そんな隠れて期待値上げすぎじゃない?勿体ぶって~」
初めて見せるわけじゃない。けどやっぱり緊張する
「べつに…普通ですよ…?」
恐る恐る部屋に入ると、やはり機嫌良さげ。
津軽さんの視線が、 ゆっくり胸元から脚まで滑る
恥ずかしくて…大きなTシャツの裾を、無意識にぎゅっと掴んだ
「…うわ、思ったより似合うわ」
こんな風に素直に喜ぶ津軽さん、ちょっと珍しいかも?
「髪の毛乾かしてあげる。座って」
「え、いいんですか?じゃあ、お願いします」
「素直に着てきたご褒美だよ。って言うか、強いて言えばブラが邪魔だけど…いる?」
ピンと指した人差し指が、私の胸元を僅かに触れる
「いいじゃないですか!別に…」
ぱっと胸元を手で隠せば
「あははっ、そんな警戒しなくても脱がせたりしないって」
「え…」
「たぶんね」
「……イジワルだ…」
ノーブラで寝る時が多いし、付けてても可愛いナイトブラで寝てる
だいたい白いTシャツにノーブラって…胸の先端の位置が丸分かりで明るい部屋では恥ずかしい
「まあ、あれか、いつも俺に見せるために ありがとうね」
「むぅ~…」
お礼を言われると何て反撃したらいいか分からず、手に持っていたドライヤーを渡し、この話は終わりにした
ブオーとお高いドライヤーは静かで柔らかい風。
髪を梳かす指が気持ちいい。時折、耳たぶに当たるから気持ちは高まっていく…
「熱くない?」
「はい、大丈夫です」
恋人のゆったりした至福の時を堪能するのだった
(幸せだな…)
彼氏のいる生活って…こんなに充足感あったっけ?
ーーーーーーー ー ー
津軽さんがバスルームに向かった後、風呂上がりとドライヤーの暖かさで、ポカポカになった身体はいつの間にか睡魔に襲われ、うとうと…とソファーで眠っていた
(…んっ、…)
何かを感じて、重い瞼を開ければ…
「わっ…!」
数センチ目の前に
「寝ないでよ…」
「ちかっ、び、びっくりした」
「え?優衣、接近顔好きでしょ」
(こんな近くで何してたんだろう、見てたってより、キス、したとか?)
「あの…」
「…ベッド、いく?」
一瞬にして色気に呑み込まれる
コクン…と、頷いたのは無意識のような、強い願望のような
津軽さんのTシャツに包まれた身体は もう期待している…
彼氏の余裕ができたこの人に、もう二度と勝てないんだろうな
手を引いて欲しくて目の前に差し出す
「…はい、いいよ おいで」
敵わなくても、ちょろくてもいい。手を繋ぎ寝室に向かうのだった。
津軽さん宅のバスルームを借りて、身体を拭き終わり、やっと気が付いた
(…無い。私の部屋着が、無い)
下に落ちてもなく、持ち去られたと分かるのに時間はかからなかった
だって下着と一緒に置いてあったのが、津軽さんが、たまに部屋着にしている大きな白いTシャツがあった
(……はい。着て出てきな、とのことですね)
まあ、恋人だしそういう姿がみたいなって、嬉し恥ずかしリクエストだけど、風呂上がり、早々に この格好は初めてで。
たまに津軽さんに、『これ着て寝なよ』って頭からブカっと着せられる時はあった。
ほら、…アレコレした後に…。疲れてされるまま着て寝てたんだけど…。
彼シャツ…っていうか彼Tシャツ
やむを得ず下着を付け、用意されたTシャツを着た
ガチャ…
「お風呂ありがとうございました…」
頭だけドアから出し、津軽さんの位置を確認することにした
「お帰り そんな所にいないでこっち来なよ」
ソファーでテレビを見ていた。なんか 妙に顔がほころんでる
「あのですね、いいんですけど、変なイタズラやめてくださいよぉ」
「あれ?いいんだ?」
「ふ、普通にシャツ貸すよって言えばいいのに」
「君、俺のこと分かってないね。津軽さん検定、0点だよ」
「えぇー、…百瀬さんなら100点でしょうね」
「ほらほら、そんな隠れて期待値上げすぎじゃない?勿体ぶって~」
初めて見せるわけじゃない。けどやっぱり緊張する
「べつに…普通ですよ…?」
恐る恐る部屋に入ると、やはり機嫌良さげ。
津軽さんの視線が、 ゆっくり胸元から脚まで滑る
恥ずかしくて…大きなTシャツの裾を、無意識にぎゅっと掴んだ
「…うわ、思ったより似合うわ」
こんな風に素直に喜ぶ津軽さん、ちょっと珍しいかも?
「髪の毛乾かしてあげる。座って」
「え、いいんですか?じゃあ、お願いします」
「素直に着てきたご褒美だよ。って言うか、強いて言えばブラが邪魔だけど…いる?」
ピンと指した人差し指が、私の胸元を僅かに触れる
「いいじゃないですか!別に…」
ぱっと胸元を手で隠せば
「あははっ、そんな警戒しなくても脱がせたりしないって」
「え…」
「たぶんね」
「……イジワルだ…」
ノーブラで寝る時が多いし、付けてても可愛いナイトブラで寝てる
だいたい白いTシャツにノーブラって…胸の先端の位置が丸分かりで明るい部屋では恥ずかしい
「まあ、あれか、いつも俺に見せるために ありがとうね」
「むぅ~…」
お礼を言われると何て反撃したらいいか分からず、手に持っていたドライヤーを渡し、この話は終わりにした
ブオーとお高いドライヤーは静かで柔らかい風。
髪を梳かす指が気持ちいい。時折、耳たぶに当たるから気持ちは高まっていく…
「熱くない?」
「はい、大丈夫です」
恋人のゆったりした至福の時を堪能するのだった
(幸せだな…)
彼氏のいる生活って…こんなに充足感あったっけ?
ーーーーーーー ー ー
津軽さんがバスルームに向かった後、風呂上がりとドライヤーの暖かさで、ポカポカになった身体はいつの間にか睡魔に襲われ、うとうと…とソファーで眠っていた
(…んっ、…)
何かを感じて、重い瞼を開ければ…
「わっ…!」
数センチ目の前に
「寝ないでよ…」
「ちかっ、び、びっくりした」
「え?優衣、接近顔好きでしょ」
(こんな近くで何してたんだろう、見てたってより、キス、したとか?)
「あの…」
「…ベッド、いく?」
一瞬にして色気に呑み込まれる
コクン…と、頷いたのは無意識のような、強い願望のような
津軽さんのTシャツに包まれた身体は もう期待している…
彼氏の余裕ができたこの人に、もう二度と勝てないんだろうな
手を引いて欲しくて目の前に差し出す
「…はい、いいよ おいで」
敵わなくても、ちょろくてもいい。手を繋ぎ寝室に向かうのだった。
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