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「ゆめお、俺を抱け」
「…急にどうしたんだよ、亮」
手にしていた雑誌を床に落とし、俺の眼前で間抜けな顔を晒すこいつに、何故この俺がここまで心をかき乱されなくてはならないのか。俺よりも弱く、ちっぽけなこの男に俺は抱かれたいと願う。いや、それだけじゃない。こいつの全てが欲しい。何故なのかは分からないが、きっとこれは込み上げてくる怒りと俺の中で渦巻く劣情でどうかしているだけだ、俺は自分にそう言い聞かせた。
「お前は俺を抱けないのか」
「いや、抱くも何も俺ら付き合ってないし」
「そんなもの関係ない」
目の前のゆめおがまだ何かぶつぶつと五月蠅いから、俺からソファに押し倒してやる。
「俺を好きなのだろう?ならば、何の問題もないだろう」
そうだ、俺はこいつが一向に手を出してこないことが不快だった。
欲等持ち合わせていないとでも言いたげな、善人面をするこいつが。俺への劣情を内に秘めていることなど、俺にはお見通しだと言うのに。さぁ、早くその手で俺を暴いてみせろ。
「お前が好きなんだ、ゆめお」