モンスターの夢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「マスター、一体これは…」
「バニーガールの衣装」
とある夏の昼下がり、マスターから至急部屋に来てほしいという招集を受けた為普段はあまり立ち入らないマスターの部屋に向かうとそこには真剣な面持ちのマスターが私を待ち構えていた。その表情から察するに、恐らく次の大会に関する作戦会議に違いないと確信する私を他所に突然マスターは私にある衣装を差し出してきた。
手渡されたその衣装は、やけに露出面積が広い破廉恥極まりないものであった。マスター曰く「バニーガール」というウサギに扮して主に給仕を行う女性が着る衣装とのことだが、
「何故、これを私に渡すのか理解出来ないのですが」
「それは勿論、アミールに着てほしいから」
「…私に?」
「そう、むしろアミールが着ることに意味がある。何ならバニーガール衣装の絵違いカードを出してほしいぐらいだよ、俺絶対3枚揃えるから」
…誤解なきよう言うと、私のマスターはとても人徳のある方である。我々モンスター及び全てのカードに対して自身の配下あるいは駒としてではなく仲間として尊んでくださる。私自身そんなマスターに惹かれているのだが、如何せん時折この様に可笑しな言動をする事があるのが玉に瑕だ。私としては、是非そこを改善してほしいところなのだが。
「着ません」
「なんで!?!?」
「カーディやイシリアならまだしも、私は男です。細身と言える身体でもありませんし」
その実、本当であればマスターの従者として、そして恋人として彼の望みは叶えてはやりたいが自分では役不足である事は重々理解している。だから、ここは冷静にマスターを宥めようと考えたのだがどうやら私の目論見は見抜かれていたようで
「俺はアミールが着た所が見たいの」
「マスター…」
「な、頼むよ」
「…分かりました」
ただし、少しだけですよとマスターに対して牽制の意味の視線を送るとマスターはどこか上機嫌な様子で頷いてから部屋を出た。さて、今からこれを着なくてはならないのだが、いざ目の当たりにすると些か抵抗があるな。本当にこれを私が着なくてはいけないのか?冥跡の一族の王子として生まれ、誉れ高き戦士であるこの私が…
「……、仕方あるまい」
他ならぬマスターの頼みだ。そう、これは命令である。けして私の意思ではない。この瞬間を見ている者等いないのに私はあたかも自分以外の第三者に対して弁明を行ってから、意を決して私は手渡された衣装に身を包むことにした。
「…マスター、どうぞお入りください」
少ししてから外で待機していたマスターを呼び寄せたのだが、部屋にはいるなりマスターは私を見て大層驚いた様子を見せたかと思った次の瞬間私を抱き締めた。
「想像の100倍エロい」
「…左様ですか」
「うん、滅茶苦茶エロい。今から抱きたいぐらい…てか抱かせてくれ」
「いけません、この様な日の明るい時間からその様な事等」
「アミールのエロい姿を見せられて我慢出来るわけないじゃん!」
気付けば私の身体は背後のベッドに倒されていた。マスターは一度欲情すると、いくら私が制してもそれを反故にする方だとは知っている為私は大人しく身を委ねることにした。
叶うことならば、明日の朝まで…なんて事にならないようにと願いながら。
1/1ページ