落乱の男主攻め
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俺には以前からずっと気になっていることがある。それは時折昆奈門が話すある忍術学園の生徒達についてである。
「それでね、伏木蔵君が可愛いくてさ〜」
俺が道場で稽古中の時や共に入浴している時、床に入る前に昆奈門は時々出入りする忍術学園の生徒達について話すことがある。その中で昆奈門の口からよく聞く名は伏木蔵という生徒の名前である。何でも彼は忍術学園1年ろ組の生徒でかつ保健委員会に所属している為雑渡とは何かと縁があるらしい。正直、1人の男としては妻の口から自分以外の男の名が出てくるのは面白くないのだが、これがタソガレドキ城跡継ぎとしての立場になると話は違ってくる。何故なら、100人の忍軍を束ねる組頭である昆奈門が目を掛ける程の生徒であるならば余程優秀な忍なのかもしれないからな。そこで俺は考えた末に忍術学園を訪れる事にした。
「というわけだ、忍術学園に行ってくる」
「は?ちょっと待ってくださいよゆめお様。私も同行します」
「ん?そうか、ならば道案内は頼んだ」
今回公式的なものではない為1人で行くつもりであったが、雑渡が包帯を飛び出させながら同行すると言い出したので仕方なく同行を許可することに。道中、険しい山を越えねばならないので時折山小屋にて休息を取りながら俺達は忍術学園をめざした。
「んぅ♡あ“、!ゆめおさま…も、休み、すぎです…!」
「悪い、もう少しお前の中で休ませてくれ」
「ひ、ぐぅ…も、やめ!」
「お前の中は本当に具合がいいな…よし、出すぞ」
「は…うぅん…♡♡」
「おい、尻から俺の子種を零しているぞ。全く仕方ない奴だな」
「ぁ…、ゆめお様の子種…♡」
…と、まぁこの様に険しい道中を乗り越えた俺達は翌日無事に忍術学園へと辿り着いた(本当は半日もあれば到着する予定であったが存外盛り上がりすぎてしまってな)事務員の小松田という男から差し出された入門表に名前を書き、まずは学園長殿の元へと案内されたので簡挨拶を済ませた後無事に視察の許可を得た俺達はひとまず噂の保健委員会に顔を出してみることにした。道中、昆奈門が俺の手を握ってきたから握り返してやると「やだ、ゆめお様かっこよすぎ」と頬を染めた。当たり前だろう、俺はお前の夫であり未来の大大名だぞ。
「すまない、誰かいるか」
「えっと、どちら様ですか?」
「保健委員会の伏木蔵という1年生を探しているのだが、知らないか?」
「伏木蔵なら僕ですけど…」
「ほぅ、君が伏木蔵君か」
保健室の前に到着し障子の先から声を掛けると中からゆっくりと障子の戸が開かれ目の前に幸薄そうな忍たまが現れた。彼に伏木蔵君の事を尋ねると何とまさかの本人だと言うじゃないか。そうか、この子が昆奈門が目をかける1年生か
「伏木蔵君、お邪魔してるよ」
「あ、雑渡昆奈門さん!」
「驚かせてしまったようだね。この方はタソガレドキ国の後継者であり私の夫のゆめお様だよ」
「黄昏ゆめおだ、よろしく伏木蔵君」
「ええええええええ!?」
伏木蔵君は驚いた後俺の顔をじっと見つめてから「昆奈門の旦那様で黄昏城の跡継ぎ様…うーん、スリルとサスペンス〜」と呟いた。この子は案外顔に合わず肝が据わっているようだな、面白い。
「それで、ゆめおさんと昆奈門さんが僕に何の御用ですか?」
「いや、何。昆奈門がよく君の話をするからどんな忍たまかと思って気になって会いにきたんだ」
「そうだったんですね、僕なんてただの保健委員ですよ」
「君はよく昆奈門を助けてくれてると聞いてるぞ?」
「えぇ!本当ですか?」
俺の言葉に対して一喜一憂するその姿が何とも可愛らしいので自然と俺の手は彼の頭の上に導かれそして頭巾越しに数回頭を撫でる。
「え、あ…ゆめおさん?」
「嫌か?」
「い、いえ!嫌じゃないです!むしろ何だか凄く気持ちいいですぅ」
「ははは!そうか、ならばもっと撫でてやる」
伏木蔵の嘘偽りのない純粋さに俺は思わず心を掴まれてしまった。よく昆奈門が俺の事を可愛いと言う事が心底不思議だったが、なるほど年下に対しての庇護欲や父性といったものを感じているのかもしれないな。
「…ちょっとゆめお様」
「何だ」
「伏木蔵君に触りすぎじゃないですか?」
「何だ、お前も伏木蔵を撫でたいのなら撫でればいいだろう」
「…どうして、こういう時変に鈍感なんですかね」
俺が伏木蔵君の頭を撫でるだけでは足らずその小さな身体を抱き上げ膝の上に乗せていると昆奈門が顔布越しでも分かる程のあからさまな不機嫌オーラを出しながら俺を窘めてきた。しかし、それに対して俺は素直に順番を譲ろうかと返した所昆奈門は視線を逸らしながら俺の事を鈍感と指摘した。あまりにも脈絡がなさすぎて発言の真意が分からない。てっきり可愛がってる子どもを奪われたのが面白くないのかと思ったのだが…あ、
「分かったぞ昆奈門、お前伏木蔵君に妬いたな?」
「…」
「図星だろう?」
「…そうですけど、何か問題ありますか?」
てっきり、もう少し粘るかと思ったが存外あっさりと昆奈門は自分が一回り以上下の子ども相手に嫉妬したことを認めた。こいつでも嫉妬はするんだなと感心していると俺の隣に昆奈門が腰を下ろしてきた。そして、俺の腕に擦り寄り「私の事も撫でてくださいよ」と要望してきたので俺はそれを叶えてやることにした。
「愛い奴だな」
「それって私のことですよね?」
「さぁ、どうだろうな?」
「ふ、二人共仲良くしてください〜!」
嫉妬する昆奈門と俺達が喧嘩してると勘違いする伏木蔵君…可愛らしいものに囲まれるというのは実に気分のいいものだな。
「それでね、伏木蔵君が可愛いくてさ〜」
俺が道場で稽古中の時や共に入浴している時、床に入る前に昆奈門は時々出入りする忍術学園の生徒達について話すことがある。その中で昆奈門の口からよく聞く名は伏木蔵という生徒の名前である。何でも彼は忍術学園1年ろ組の生徒でかつ保健委員会に所属している為雑渡とは何かと縁があるらしい。正直、1人の男としては妻の口から自分以外の男の名が出てくるのは面白くないのだが、これがタソガレドキ城跡継ぎとしての立場になると話は違ってくる。何故なら、100人の忍軍を束ねる組頭である昆奈門が目を掛ける程の生徒であるならば余程優秀な忍なのかもしれないからな。そこで俺は考えた末に忍術学園を訪れる事にした。
「というわけだ、忍術学園に行ってくる」
「は?ちょっと待ってくださいよゆめお様。私も同行します」
「ん?そうか、ならば道案内は頼んだ」
今回公式的なものではない為1人で行くつもりであったが、雑渡が包帯を飛び出させながら同行すると言い出したので仕方なく同行を許可することに。道中、険しい山を越えねばならないので時折山小屋にて休息を取りながら俺達は忍術学園をめざした。
「んぅ♡あ“、!ゆめおさま…も、休み、すぎです…!」
「悪い、もう少しお前の中で休ませてくれ」
「ひ、ぐぅ…も、やめ!」
「お前の中は本当に具合がいいな…よし、出すぞ」
「は…うぅん…♡♡」
「おい、尻から俺の子種を零しているぞ。全く仕方ない奴だな」
「ぁ…、ゆめお様の子種…♡」
…と、まぁこの様に険しい道中を乗り越えた俺達は翌日無事に忍術学園へと辿り着いた(本当は半日もあれば到着する予定であったが存外盛り上がりすぎてしまってな)事務員の小松田という男から差し出された入門表に名前を書き、まずは学園長殿の元へと案内されたので簡挨拶を済ませた後無事に視察の許可を得た俺達はひとまず噂の保健委員会に顔を出してみることにした。道中、昆奈門が俺の手を握ってきたから握り返してやると「やだ、ゆめお様かっこよすぎ」と頬を染めた。当たり前だろう、俺はお前の夫であり未来の大大名だぞ。
「すまない、誰かいるか」
「えっと、どちら様ですか?」
「保健委員会の伏木蔵という1年生を探しているのだが、知らないか?」
「伏木蔵なら僕ですけど…」
「ほぅ、君が伏木蔵君か」
保健室の前に到着し障子の先から声を掛けると中からゆっくりと障子の戸が開かれ目の前に幸薄そうな忍たまが現れた。彼に伏木蔵君の事を尋ねると何とまさかの本人だと言うじゃないか。そうか、この子が昆奈門が目をかける1年生か
「伏木蔵君、お邪魔してるよ」
「あ、雑渡昆奈門さん!」
「驚かせてしまったようだね。この方はタソガレドキ国の後継者であり私の夫のゆめお様だよ」
「黄昏ゆめおだ、よろしく伏木蔵君」
「ええええええええ!?」
伏木蔵君は驚いた後俺の顔をじっと見つめてから「昆奈門の旦那様で黄昏城の跡継ぎ様…うーん、スリルとサスペンス〜」と呟いた。この子は案外顔に合わず肝が据わっているようだな、面白い。
「それで、ゆめおさんと昆奈門さんが僕に何の御用ですか?」
「いや、何。昆奈門がよく君の話をするからどんな忍たまかと思って気になって会いにきたんだ」
「そうだったんですね、僕なんてただの保健委員ですよ」
「君はよく昆奈門を助けてくれてると聞いてるぞ?」
「えぇ!本当ですか?」
俺の言葉に対して一喜一憂するその姿が何とも可愛らしいので自然と俺の手は彼の頭の上に導かれそして頭巾越しに数回頭を撫でる。
「え、あ…ゆめおさん?」
「嫌か?」
「い、いえ!嫌じゃないです!むしろ何だか凄く気持ちいいですぅ」
「ははは!そうか、ならばもっと撫でてやる」
伏木蔵の嘘偽りのない純粋さに俺は思わず心を掴まれてしまった。よく昆奈門が俺の事を可愛いと言う事が心底不思議だったが、なるほど年下に対しての庇護欲や父性といったものを感じているのかもしれないな。
「…ちょっとゆめお様」
「何だ」
「伏木蔵君に触りすぎじゃないですか?」
「何だ、お前も伏木蔵を撫でたいのなら撫でればいいだろう」
「…どうして、こういう時変に鈍感なんですかね」
俺が伏木蔵君の頭を撫でるだけでは足らずその小さな身体を抱き上げ膝の上に乗せていると昆奈門が顔布越しでも分かる程のあからさまな不機嫌オーラを出しながら俺を窘めてきた。しかし、それに対して俺は素直に順番を譲ろうかと返した所昆奈門は視線を逸らしながら俺の事を鈍感と指摘した。あまりにも脈絡がなさすぎて発言の真意が分からない。てっきり可愛がってる子どもを奪われたのが面白くないのかと思ったのだが…あ、
「分かったぞ昆奈門、お前伏木蔵君に妬いたな?」
「…」
「図星だろう?」
「…そうですけど、何か問題ありますか?」
てっきり、もう少し粘るかと思ったが存外あっさりと昆奈門は自分が一回り以上下の子ども相手に嫉妬したことを認めた。こいつでも嫉妬はするんだなと感心していると俺の隣に昆奈門が腰を下ろしてきた。そして、俺の腕に擦り寄り「私の事も撫でてくださいよ」と要望してきたので俺はそれを叶えてやることにした。
「愛い奴だな」
「それって私のことですよね?」
「さぁ、どうだろうな?」
「ふ、二人共仲良くしてください〜!」
嫉妬する昆奈門と俺達が喧嘩してると勘違いする伏木蔵君…可愛らしいものに囲まれるというのは実に気分のいいものだな。