海賊のまとめ
「キングしゃまは、どうしてかおをかくしているの?」
「見られたらいけねェからだ」
「[#dn=1#]、キングしゃまのおかおみたい」
クイーンの馬鹿が作った幼児退行化する薬を飲んだ[#dn=1#]は、見た目はそのままだが中身がうるせェガキになってしまった。
普段なら、俺の機嫌を損なうような言動をしない
慎ましい女である反動なのか、
それともこいつの素なのか分からないが、
どうにもうるさい。
まぁ、こいつじゃなければ即殺していたがな
「俺の素顔は、カイドウさん以外には見せねぇ」
元の姿のお前には見せているがな、
敢えてそれは言わずに伏せると
[#dn=1#]は両頬を膨らませ、
一丁前に俺を睨みつけてきた。
俺が指で両頬を潰してやると
間抜けな声を出したのが実に滑稽だった。
「みせてください、じゃなきゃ[#dn=1#]、
くいーんしゃまの所にいっちゃいます」
「…何?」
「くいーんしゃま、キングしゃまにいじわるされたらこい、
っていってました!だから、もう、
くいーんしゃまのところにいきます」
そう言って[#dn=1#]は立ち上がり、部屋の障子に手をかけた。
俺を前にして他の男の名前、
よりによってあの馬鹿の名前を出したこと、
この俺に対して駆け引きなんざ随分と舐めた事をしたこと、
俺よりも他の男を選ぶ事もそれら全てが気にくわなかった。
俺は背後から[#dn=1#]を手のひらの中に閉じ込めてやる。
下ろして等と喚くから、
口を塞いだ上で、片方の手で仮面のチャックに手をかける。
「ほら、これで満足か?」
「わぁ…!きれい…!!」
目を輝かせるその様は、中身はガキでもやっぱり[#dn=1#]なんだなと認識するには十分だった。
こいつとの間にガキが産まれた際は、
しっかり躾をしてやらないとだな
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