海賊のまとめ

人も動物も寝静まった頃、[#dn=1#]は隣で眠る
自分の身体の何倍も大きな男の寝顔を眺めながら、物思いに耽けていた。
愛する人と共に過ごせるだけでも幸せなはずなのに、
一体いつから自分はこんなに欲深くなったのか、と。

[#dn=1#]の隣で眠るのは、百獣海賊団大看板の火災のキングである。
普段は誰にも見せないマスクを、今は外して白髪に褐色の肌を曝け出した無防備なアルベルとしての姿で静かに寝息を立てている。キングことアルベルを起こさないように、[#dn=1#]は彼の頬に触れる。

175cmと人間の女性にしては高身長の分類である[#dn=1#]だが、アルベルと並ぶと豆粒同然となってしまう。
笑ってしまうほどの大きな体格差のせいで、ほんの少し触れ合うのも一苦労である。以前、アルベルが[#dn=1#]の頭を撫でようとした時、力加減を間違えたことで危うく首の骨が折れそうになったという事があったぐらいだ。

それでも二人は自分達なりに愛を深めていた。しかし、[#dn=1#]はここ最近悩んでいた。
キングと、心だけでなく身体も繋がる為にはどうすればいいのか、その悩みを解決する術が見つからなかった。
アルベルのアレを見たことはないが、恐らく身長からして下手したら[#dn=1#]の背丈と大差ない可能性がある。
そんなもの入る訳がない。最早恐怖でしかない。

「アルベル様…」
「なんだ」

[#dn=1#]がため息を吐いてから、小さく男の名を呼んだ時、
眠っているはずのアルベル本人が[#dn=1#]の呼び声に反応した。
[#dn=1#]が驚いて、顔を上げるとアルベルの瞳が向けられていた。

「すみません、起こしてしまいましたか!?」
「何してやがる、まさかテメェ…」
「い、いえ!その今夜はお星様が見えないなぁと思っていて!」
「…そんなくだらん事を考えてねぇで、早く寝ろ」
「はい、すみません…おやすみなさい、アルベル様」

アルベルの大きな手で[#dn=1#]は、彼の顔の近くへ引き寄せられた。
[#dn=1#]は、彼の頬にすり寄りながら瞼を閉じた。

・・・・・・・・・

次の日、[#dn=1#]は担当業務を行いながら、アルベルとのSEXについて考えていた。
アルベルの身長は、約6m、自分の身長は約175㎝と人間の女性の中は大きめではあるが、
6mもの巨人相手では、その数値に全く意味がない。

それに一番の懸念は、挿入だ。SEXとなれば当然アルベルのモノを受け入れることになるが、
どう足掻いても不可能だ。サイズが合わない。
それどころか[#dn=1#]の身体が2つに裂けてしまいかねない。
仮に実行するとするなら、自分かキングがどちらかのサイズに合わせなければいけない。
だが、能力者でもない自分にそんな事はできない。
周りを見ても、物質を小さく又は大きく出来る能力者はいない。
他に何かいい方法はないか、と考えを巡らせるが残念ながら何も思いつかない。

「あーあ、魔法の薬とかがあればいいのに」

そんな都合のいいものなんてあるわけ無いか、と考えた時脳裏にある単語が浮かび上がった。
それは「薬」という言葉

「魔法の…お薬…お薬!」

魔法は無理でも、薬なら出来ないだろうか
そう、例えば一時的に身長が大きくなる薬とか!それならば、可能かもしれない。
何故なら、百獣海賊団には優秀な科学者がいるのだから!
[#dn=1#]はその人物がいるであろう場所に向かって走った。

*********"*******

そして、その日の夜。
キング専属の小姓である[#dn=1#]は、いつも通りキングの部屋にて部屋の主を待っていた。
少しすると、部屋に近づいてくる大きな足音が聞こえた。
[#dn=1#]は、例の薬を自身の着物の胸元にあるのを確認してから部屋の障子の前へと移動した。

「悪い、遅くなった」
「おかえりなさいませ、アルベル様」
「あぁ」

キングは帰ってくると、いつも自身の大きな掌の上に[#dn=1#]を乗せて
マスク越しに頬にキスをさせる事が毎日の日課となっている。
ひとしきり堪能し終えると、キングはマスクと衣服を緩め、アルベルの姿で食事を取り始める。
[#dn=1#]は、表面上はなんてことない顔を浮かべながら、内心ずっとソワソワしていた。
食事を終え、入浴をした後に計画を実行すると決めていたからだ。
しかし、そんな[#dn=1#]の計画は直ぐにバレてしまう。

「おい、[#dn=1#]。お前何か俺に隠してねぇか?」

[#dn=1#]とアルベルは互いに見つめ合う。
沈黙を貫こうとするものの、アルベルからの厳しい視線に耐えきれずに、[#dn=1#]は自ら白状することにした。

「申し訳ございません、実は…」

[#dn=1#]は、懐に仕舞っておいた薬瓶を彼の前に差し出した。
そして、自分の身体を大きくすればキングと結ばれるのではと考え、
クイーンに頼み込んでつくってもらったと白状した。
最初こそ、クイーンに頼みごとをしたと聞き不快に感じたが、
その理由が自分とSEXがしたいからと聞いて、少し気分が良くなった。

「なら、飲んでみろ。お前に何かあれば、クイーンを殺せばいい」

アルベルは、そう[#dn=1#]に命じた。
驚きながらも、どこか嬉しそうに顔を綻ばせた[#dn=1#]は、
ビンを開け怪しげな色をした液体を一気に飲み干した。
その直後、小さな破裂音と共に辺りに白煙がたちこめた。
白煙の中から、[#dn=1#]の叫び声が聞こえる

「[#dn=1#]!」

アルベルは慌てて、立ち上げり[#dn=1#]の元へ近づこうとするが、煙が視界を遮る。
苛立ちを覚えながら、自身の翼を羽ばたかせ煙を払った。
すると、目の前に煙を吸ってせき込んでいる[#dn=1#]の姿が現れたのだが、何か違和感を感じる。
普段は、6mの巨体のキングからすれば
豆粒に等しい[#dn=1#]が、普段よりも大きく、そして近く感じる。
ゆっくり[#dn=1#]に近づき[#dn=1#]の頬に触れた。
いつもなら、指先でしか感触を感じられないのに今は手のひら全体で[#dn=1#]の感触を感じる。

「お、大きくなってる…!?」
「…そのようだな」

[#dn=1#]は、恐る恐るアルベルに向かって手を伸ばした。
普段なら、キングの肩の上に乗せて貰えるぐらい小さいのに、今は違う。
近くて遠い存在に初めて近付けた気がした

「アルベル様…っ!」
「これは、驚いたな。まさか、お前をこうして抱きしめられるなんてな」

アルベルは、[#dn=1#]を強く抱きしめた。その温度と存在を確かめるように。
しかし、少ししてからキングは[#dn=1#]の身に異変が起きていることに気づく。

「どうした、[#dn=1#]」
「っ、アルベル、様…身体が、熱いです…」

潤んだ瞳、紅潮した頬、どこか熱っぽい息遣い。
彼は、直ぐに彼女の身に何が起きたかを察した。
そして、心の中でこの薬の作成者に対して珍しく賛辞を送る。
キングは、ゆっくり自身の顔を覆うマスクを外した。
そして、[#dn=1#]に触れるだけのキスをしてこう告げた。

「安心しろ、俺が責任を持ってその熱を冷ましてやる」

・・・・・・・・・・・

「あっ、アルベルさま、ぁ!」

[#dn=1#]が、薬の影響で大きくなってから数時間が経つ。
注意書きによると、この薬の効果は12時間のみであるらしい。
だからこそ、キングはこの機を逃すまいと[#dn=1#]を犯し続けた。
異種族であっても、例え埋められない体格差があろうとも
互いへの想いがあれば十分だと自らに言い聞かせていた筈なのだが。
所詮、自分も雌を犯し孕ませるという生物としての根源的なものには逆らえないのか、と
自嘲じみた笑みを浮かべる。

「[#dn=1#]、出すぞ」
「あッ…だめぇ、中は…赤ちゃんできちゃ…やぁああ!」
「くっ…キツイな」

絶頂の余韻に浸りながら、
布団に沈む[#dn=1#]の膣内から溢れる自身の精液を見て、
アルベルは舌なめずりをする。 
そして、未だに布団に沈む[#dn=1#]の身体をやや強引に引っ張り再び自身を挿入する。
先刻出した自身の精液と[#dn=1#]の蜜が混ざり卑猥な音が室内に響く。

「俺のガキを孕め、[#dn=1#]」
「あっ!…は、い♡アルベル様の赤ちゃん、孕みます…ぅ♡」
「出すぞ、全部受け止めろ」
「あッ…イクっ、イッちゃう…!」

[#dn=1#]の全身に電流が走ると同時に、
アルベルは[#dn=1#]の中に己の精を放った。
これまでの終わりのないセックスにより、気を失った[#dn=1#]を見下ろしながら愛おしそうに下腹部を撫でる。
ルナーリア族の自分と人間という異種族間で子が成せるかは分からない。
だが、それならば確実に孕むまで何度でも種付けをしてやればいい、という考えに至った。

「愛してる、[#dn=1#]」

そう言ってアルベルは、意識を失った[#dn=1#]の蜜壺に三度自身を埋め込んだ。
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