海賊のまとめ
「[#dn=1#]、背中が曲がっているぞ。」
「[#dn=1#]、淑女は所作の全てが優雅にだ」
「[#dn=1#]、淑女は好き嫌いをしないぞ」
「はぁ〜〜〜〜〜…」
夜、[#dn=1#]は自室のベッドの上に大の字になって部屋の高い天井を眺めながら、大きなため息を吐いた。
[#dn=1#]のため息の理由は、実兄ペロスペローによるマナー講義であった。
[#dn=1#]が何故、マナー講義を受ける事になったかというと、
少し前に[#dn=1#]に縁談の話が持ち掛けられたのだが、その相手は一国の王子とのこと。
そこで、ペロスペローから簡単なマナーを教えると提案を受けたのだが、
それは、[#dn=1#]の想像以上に厳しい内容で、1日が終わる頃には満身創痍となっていた。
「どうせ結婚するなら、ペロスペローお兄様と結婚したかったな」
そして、ついに明日[#dn=1#]は縁談相手の王子と顔合わせをする。
挙式や披露宴についての話し合いを、両家を交えて行う為だ。
その事を思い出した[#dn=1#]は先程よりも深いため息を吐き、
ベッドの側に置いてる写真立てを、手に取り目を細めながら呟いた。
写真立てには、[#dn=1#]の誕生日パーティーの日にペロスペローと撮影した写真だった。
ペロスペローは、父親は違えども実の兄であり、この国の大臣である。
自分のような末妹が釣り合うどころか、本来ならこの感情すら持つことを許されない立場である。
それでも、ペロスペローが好きであるという想いは本物だ。
[#dn=1#]は、写真を胸に抱きながらゆっくりと瞼を閉じた。
「[#dn=1#]、入るぞ」
その時、聞き慣れた声がして慌てて身体を起こすと、部屋の扉の前に想い人が立っていた。
彼は、ゆっくりと[#dn=1#]のいるベッドに近付いてくる。
そこで、[#dn=1#]は手にしていた写真のことを、思い出し枕の下に隠そうとしたが、
ペロスペローの長く美しい指によって奪われてしまった。
「ん?これは…なんだそんなに大事なのか?可愛いキャンディちゃんだな、ぺろりん♪」
「ち、違います。これは…」
「それは、お前が私に対して抱いてるキャンディのように甘い想いも違うと言うのか?」
「え…」
ペロスペローの言葉を聞いて、[#dn=1#]は背筋が冷たくなった。
バレていたのか、何故?完璧に隠していたはずなのに。
否定せねば、それは勘違いだと。そう考えていると、[#dn=1#]の口が開くよりも先に
[#dn=1#]の手の甲にペロスペローの唇が落とされた。
驚いてペロスペローを見れば、目の前の彼は微笑んでいた。
だが、それは、兄としての顔ではなく間違いなく1人の男としての顔だった。
「お前が望むものを言いなさい。兄からの餞だ、ペロリン♪」
そのキスと言葉に何の意味があるのか分からないが、
[#dn=1#]の中で今まで秘めていた想いを制御出来なくなった。
とめどなく溢れて出てくる想い、そして一つの願い
「ペロスお兄様、私に…最後の想い出をください」
結婚をしないという選択肢は存在しない。そんな事をあの母が許してくれる訳がない。
それでも、叶うことなら1度だけでも、ペロスペローに抱いてほしかった。
兄妹ではなく、一人の男と女として。そんな[#dn=1#]をペロスペローは抱き締め、
そして今度は唇にキスを落とした。まるで、泣く子どもをあやすように。
「仰せのままに、マイプリンセス」
ペロスペローは、まるで[#dn=1#]に見せつけるかのように
自身が身に纏っていた洋服を1枚1枚ゆっくりと脱ぎ捨てた。
周りの兄達と比べれば小柄で細身な彼だが、服の下から覗く鍛え抜かれた肢体は海賊であることを表すかのようだった。
その美しさとこれから行われる行為への期待と、不貞行為を行う罪悪感の全てが[#dn=1#]を襲う。
「ぺロス兄様…」
「今この場は、俺達は兄妹じゃない。愛し合う男と女だ。ペロリン♪」
不安に揺れる妹の耳元で、兄は囁いた。
彼の脳裏には、幼かった頃眠れないと不安げな表情を浮かべ部屋を訪れる
かつての[#dn=1#]の姿が浮かんだ。
しかし、今自分の目の前にいる姿は幼かった頃のそれとは違う。
スラリと伸びた手足、大きくハリのある胸や太もも、キャンディの様な甘い匂いを放ちながら男を惑わす女だ。
手を出してはいけない禁忌、破滅をもたらすかもしれない。
しかし、ぺロスペローはそれらを一蹴した。自分を誰だと思っている、と
「触れていいか?」
「はい、兄様の好きにしてください」
ぺロスペローの腕を掴み、自身の胸へと引き寄せる。
[#dn=1#]の胸はマシュマロの様に白く柔らかい。
壊れ物を扱うかのように優しく包み込むように触れると、[#dn=1#]が小さく反応する。
わざと、ピンと主張する先端を避けて焦らしていると、
目に涙を浮かべながら[#dn=1#]は頬を膨らませる。
「もう、兄様酷い!早く触ってよ…」
「あぁ、これは悪い。レディに対していけないな」
ぺロスペローは、目の前にむくれている[#dn=1#]の
望み通りに目の前で主張する実を自身の長い舌で味わうことにした。
舌による愛撫で[#dn=1#]は身体を震わせる。
無意識なのか、ぺロスペローの頭を掴み自身の胸を押し付ける。
「おいおい、そんなに気持ちいのか?ペロリン♪」
「あンッ!うん、気持ちいいの、兄様にエッチなことしてほしかったから…ひゃう♡」
「なら、もっとヨくしてやらねぇとな♪」
そう言うと、ぺロスペローは自身の左腕からピンク色のキャンディを作り出した。
それを[#dn=1#]の身体に纏わりつかせ手足を固定させる。
敬愛する兄の目の前で、あられもない姿を晒す羞恥から
必死に身体を隠そうとするがそれは叶わない。
ぺロスペローは思わず舌なめずりをする。
今まで味わったことのない極上のご馳走が目の前にあるから。
「さぁ、いい声で鳴いてくれよ。ペロリン♪」
「あッ、あッ、あ”ぁぁああ!!」
「いい眺めだな、[#dn=1#]」
「イク、イク、イク”ぅ…!!あッ、いや、だめだめ来ないで!!!あぁあああ!!!!」
[#dn=1#]の中で飴細工で出来たバイブの様な何かが、[#dn=1#]の奥を抉る。
快感を逃がそうにも、手足は飴細工の手錠、
背後からは、ぺロスペローに乳房と耳を責められている為、
ただひたすら鳴く事しか出来ない。
今、目の前にいるのは優しい兄ではなく加虐心と支配欲に満たされた雄だ
そして、我慢の甲斐虚しく[#dn=1#]は絶頂した。
快感と倦怠感でベッドに倒れ伏せる[#dn=1#]の身体をぺロスペローは優しく抱き上げた。
「それじゃぁ、そろそろメインディッシュを頂くとするかな。ペロリン♪」
「あっ…だ、だめ…今、敏感だから…!」
「今更止まらねぇぞ、[#dn=1#]」
「待って、兄様、お願い!!っ”~~~~♡♡」
[#dn=1#]の制止など構わずぺロスペローは狭い[#dn=1#]の中に自身を埋めた。
先程まで十分慣らしたそこは、初めての男を容易に受け入れた。
[#dn=1#]はその未知の快感により、またしても果てた。
ぴくぴくと震えながら、だらしなく舌を出す妹の唇に噛みつくようにキスをした。
逃げ回る舌を絡めとり口内を犯すと、またしても[#dn=1#]の中が収縮する。
キスをしながら軽く腰を動かせば、縋る様に締め付けてくる。
「[#dn=1#]、[#dn=1#]、愛してる。お前だけを、俺はずっと…!」
「あン、あぁ!!にいさまぁ、しゅき♡しゅきなのぉ♡!!」
「[#dn=1#]、出すぞ。俺の子を孕め!」
「あッ♡あぁあ♡♡イクっ、イッちゃう…!!イ…ク…ぅ”~~~………っ♡♡」
[#dn=1#]は、絶頂と共に意識を失った。
遠い所で、ぺロスペローが誰かに電話をしているのが聞こえた様な気がしたが、今はとても眠い。[#dn=1#]は静かに瞼を閉じた。
・・・・・
次の日、[#dn=1#]はドレスに身を包み、長い城の廊下を付き人達と共に歩いていた。
昨夜の行為により全身が重く、今にも倒れしまいそうなぐらいだった。
しかし、それよりも今日この日を以って自分は、顔も名前も知らない男の元に嫁ぐという事実が、[#dn=1#]に重くのしかかる。
朝、起きると隣にぺロスペローはいなかった。
心優しい兄だから、昨夜は妹の我がままに付き合ってくれただけだ。
それでも良い。この思い出を胸に、この国から旅立てばいいのだから。
[#dn=1#]は必死に自身に言い聞かせた。
「さぁ、[#dn=1#]様どうぞ中へ」
付き人により開かれた扉の先には、男が立っていた。
飴を模したスティッキを構え、まるで道化を彷彿させるような出で立ち、
どこか気品すら漂わせる男がそこにいた。
[#dn=1#]は言葉を失った。
自分はまだ夢を見ているのだろうか、と頬を抓るものの確かに痛みを感じる。
[#dn=1#]が呆然としていると、男はゆっくりと[#dn=1#]の近くまで歩み寄り、
そして膝をつき[#dn=1#]の右手を取り、手の甲にキスを落とした。
それは、昨夜と同じ姿だ。
「迎えに参りました、マイプリンセス。ペロリン♪」
