海賊のまとめ
「キャプテン、今日もカッコ良かったなぁ」
濡れたモップの柄の先に、顎を置き遠くを見つめながら[#dn=1#]は独り言を呟いた。
彼女が脳裏に浮かべるのは、自身が所属する海賊団の船長であり想い人であるトラファルガー・ローの姿である。
一昨日、買い出し当番の為街で買い出しに行った際に、運悪くガラの悪い男達に絡まれた。
戦闘員ではなく医療班である[#dn=1#]に、男達の対処等出来る筈もなく。
震える事しか出来ない[#dn=1#]を助けたのはローであった。
ローの姿を見た男達は、早々に尻尾を巻いて逃げていった。
「買い出しに行くなら、俺に声をかけろ」
何てクルー想いの人なのだろう、と改めて[#dn=1#]はローの素晴らしさを実感した。
その時の姿を、[#dn=1#]は何度も反芻しては、辺りに花をまき散らす…かと思えば、あんなに素敵な人が自分の様なちんちくりんを相手にしてくれる訳がないと、ため息を吐く情緒不安定な[#dn=1#]にシャチは、呆れた様な視線を向ける。
「なら、さっさと告白すりゃいいだろ」
「それが出来るなら、とっくにしてるもん…」
[#dn=1#]は、図星を突かれながらもシャチからの
真っ当な指摘に対して、返す言葉もなく、不満げな表情を浮かべるのが精一杯だった。
彼女自身、何度もローに想いを告げようと考えたが、その度に自分の中の誰かが耳元で「身の程知らず」と囁くのだ。
相手は億の懸賞金が付く程の実力者で、医者としても船長としても優秀な頭脳を持ち合わせ、極めつけには容姿端麗ときた。
対して自分は何の取り柄もない子どもだ。
容量は悪く、背も低く、胸も小さい。未だにピーマンや人参は食べられない。
酒場等でスタイルの言い美人がローにアプローチするのを見る度に、相手と自分を見比べてため息を零すことしか出来ない為、[#dn=1#]は自らの胸の内に想いを隠すことにした(仲間にはバレバレだが)
「キャプテンの側にいられるだけで充分だよ。それ以上は、きっと我が儘だよ」
自分を納得させるように、[#dn=1#]は呟いた。
それを見てシャチは、目の前の少女の健気さに心を打たれ、思わず[#dn=1#]の小さな身体を力強く抱き締めた。
「俺は、[#dn=1#]のそういう所が大好きだ!!大丈夫、お前なら他にいくらでもいい男は現れるから!!兄ちゃんが保証してやる!!!!」
「シャチは、私のお兄ちゃんじゃないじゃん!」
シャチの突然の行動に驚きながらも、[#dn=1#]は笑顔を浮かべシャチの背中に腕を回す。
少しすると、シャチの絶叫を聞きつけのか、甲板に他のクルー達も集まり、何故か皆して[#dn=1#]を抱き締めた。
彼らにとって最年少の[#dn=1#]は可愛い妹分だからだ。
そんな一見すると微笑ましい光景を、物陰から
苦虫を噛み潰したような表情で見つめる男がいた。
男は、小さく舌打ちをし、その場を後にした。
..........
その日の夜、[#dn=1#]はローに呼び出された。
船内を歩きながら、何か怒られるような事をしてしまったか、と必死に記憶を辿るものの思い当たる節がない。
[#dn=1#]が必死に脳内で考えを巡らせている内に
気付けば、ローの自室の前に着いてしまった。
震える手を握りしめ、意を決して扉をノックした
「入れ」
ローの声が聞こえ、恐る恐る扉を開けると、
そこには椅子に座り医学書に目を通すローの姿があった。
扉の前に立つ[#dn=1#]の方に一瞬視線を向けたローは、静かに医学書を閉じ、立ち上がりゆっくりと彼女に近付いた。そして、[#dn=1#]の頬に触れた。
「え、あ、キャプテン!?」
突然のことに驚き、思わず後退りしようとした[#dn=1#]をローは強引に扉に押し付けた。
カチャリと鍵を掛ける音が聞こえた。
目の前には、ロー。後ろには鍵のかかった扉
完全に逃げ場を断たれた[#dn=1#]が、顔を上げるとこちらを見下ろしてくるローと目が合った。
憧れの人を前にして[#dn=1#]は思わず目を閉じた
「おい、何で目閉じてんだ」
「だって、キャプテンがカッコよすぎて見れません!」
「そうか」
そんなんじゃ、今からする事に耐えられねぇぞ。
ローは一言そう呟き、[#dn=1#]の唇に己の唇を重ねた。
そして、無理やり彼女の口内に舌を捻り込み犯し始めた。
「んぅ…、あッ…きゃ、キャプ、テン…」
「楽にしてろ」
心では拒ま無いといけないと分かっているのに、
ローとのキスがあまりにも気持ち良すぎて、[#dn=1#]は抵抗出来なくなっていた。
それと同時にローとのキスにより[#dn=1#]の身体の奥が熱くなり始めた。
思考は蕩け、もっとしてほしいとさえ考える。
キスが、こんなにも気持ちいいものだなんて知らなかった。
「[#dn=1#]、どうした?腰が抜けたのか」
ローの唇がゆっくり離れていくと同時に[#dn=1#]は、力なくその場に座り込んでしまった。
ローは変わらずポーカーフェイスを保ちながら、足腰の力が抜けた[#dn=1#]の身体を抱きかかえたまま、ベッドに座り自身の膝の上に[#dn=1#]を乗せ、再度キスをした。
先程までの口内を蹂躙するようなものではなく、相手を慈しむかのような優しいキスをされたことにより、まるで本物の恋人の様だと錯覚した[#dn=1#]は何だか無性にローに甘えたくなり、ローの肩口に頭を擦り付けると、ローは何も言わず頭を撫でてくれた。
まるで夢のような幸せな時間だと考えた時、不意に[#dn=1#]の意識は現実に引き戻された。
それは、ローが、[#dn=1#]のパジャマのボタンに手をかけたからだ。
「キャプテン!待ってください、駄目ですよ、それは流石に!」
「何でだ」
「何でって、え、エッチは好きな人同士がするものだから…」
一時の熱に浮かされていた[#dn=1#]でも流石にこれから行われるであろう行為に気付き、慌ててローの手を制止した。
ローは、不満げに眉間にシワを寄せたもののの、存外素直に手を止めたので安堵すると、徐に質問を投げかけてきた。
「あいつらには触らせる癖に俺には触らせられねぇのか?」
「へ?」
「お前は、俺が好きなんだろう。俺もお前を一人の女として見ている。なのに、お前はいつまで経っても俺の所には来ねぇ癖に、他のクルーには触らせてるのが気に食わねえ」
あっけらかんとした表情で、ローは[#dn=1#]を好いてるのだと告げた。それも、前提に自分と[#dn=1#]は両思いであるとした上で。
いつから気付かれていたのか、や
あのキャプテンが私を好きなんて有り得ない、や
もしかして、今とても理不尽事を言われてるのでは、と[#dn=1#]の脳内は、一度に多くの情報を受け止めきれず、今にも頭から煙を出しかねない中、それでも口から言葉を絞り出した
「え、えっとつまり…どういうことですか?」
「今から、お前は俺の女になるということだ」
だから、今は目の前の俺だけを見ていろ。
そう言ってローは、[#dn=1#]の唇を塞いだ。
それと同時に、[#dn=1#]の秘部へ指を挿入させる。キスだけで充分濡れきっているそこは、容易にローの指を受け入れる。
指で中を解すのと同時に、触ってくれとばかりに主張する陰核の指で押し潰してやる。
「あッ、あッ、キャプテン…ッぅ~~~~!!」
[#dn=1#]は、いとも簡単に絶頂を迎えた。
脱力しローの胸元に凭れ掛かる[#dn=1#]の身体をベッドに寝かせ、自身のズボンのベルトを外し、背後から[#dn=1#]の秘部へ自身を埋め込んだ。
「やぁ、むりぃ…!」
「俺は、まだイケるぞ」
「んぅ、ふ…っ〜!!」
泣きじゃくる[#dn=1#]の顔を掴み、自分の方に向けさせると強引に唇を重ねながら[#dn=1#]の最奥を貫く。
言葉では制止しようとも、身体は存外素直なようで、ローが奥を貫く度に媚びるように中をキツく締め上げる。
クルーから愛され、笑顔を振りまく可憐な少女が、今自分の下で情けなく声を上げるその姿に、ローの征服欲が満たされる。
「もう、俺以外の男なんて見るな。お前はもう俺のものだ」
一瞬、動きを止めて切なげな声でローは耳元で囁くと[#dn=1#]はローと相対するように身体の向きを変え、そして首元にしがみつく様に抱き着いた。
「私も、キャプテンの事が好きです…だから離さないでください」
お互い見つめ合い、どちらからともなくキスをした。
ゆっくりと、けれど確かにお互いの想いを確かめ合うように。
そして、再び二人の身体はベッドに沈んでいった。
