GXまとめ

ふと、目を開くとそこは見覚えのない場所であった。
どこまでも広がる晴天、風に揺れる草木、絵本の世界の様な色とりどりな建造物と石畳が敷かれた街道という明らかに自身の生まれ故郷とは異なる風景に戸惑う[#dn=1#]が辺りを見渡すと、ふとある事に気が付く。

「お城?」

彼女の視線の先には白亜の城が佇んでいる。何故だかあの城が気になった[#dn=1#]は城に導かれるようにゆっくりと歩み始めた。不思議なことに街には人影がなく静寂に包まれている。そこで[#dn=1#]は恐らくこれは夢なんだと察した。夢は自身の脳が記憶を整理する過程で見るものなんだとこの間の授業で講師が話していた内容を思い出す。しかし、自分は外国とは縁がない筈だがと首を傾げながら歩き続けているといつの間にか城の目の前に到着する。
[#dn=1#]が城の大きな扉に触れると一人でに開いたので恐る恐る中へ足を進めると、そこは城の広間と思しき場所であった。

「あの、誰かいますか?」

彼女の呼びかけに応じる声はなく返ってくるのは静寂だけ。[#dn=1#]が仕方なく来た道を戻ろうと振り返った時、突如として背後に誰かの気配を感じた。

「誰!?」

振り返るとそこには一つの人影が佇んでいた。突然音もなく現れた謎の人物と距離を取る為に後退りした時何かにぶつかった。まさか、と思い振り向くと背後にもう一つの黒い人影があった。それらは言葉を発することなくゆらゆらと揺らめいている。何とか逃げようとする[#dn=1#]であったがそ影により阻まれてしまう。

「や、やだ…やめて、!」

2つの影が眼前に迫ってきたその時、弾かれるように[#dn=1#]は目を覚ました。慌てて身体を起こし辺りを見渡すとそこはすっかり見慣れた恋人の部屋であった。良かった、やはりあれは夢だったのかと安堵する[#dn=1#]であったが直ぐに別のことに気付く。それは隣で眠っている筈の恋人の姿がないことだ。

「ヨハン…?」

[#dn=1#]はヨハンの名を呼ぶものの返事はなく部屋の中に静寂が流れるのみ。ヨハンは行為をした次の日の朝にシャワーを浴びる事が多いが浴室からそれらしき音は聞こえない。誰もいない物音1つしないこの状況がまるで先程の夢を連想させる。まさか、まだ夢から醒めていないのか?と考えていると部屋の扉がゆっくりひとりでに開き始める。まさか、またあの人影が、と考える彼女の前に現れた人物を見て[#dn=1#]は、自分の目を疑った。何故なら目の前に何故か2人のヨハンが現れたからだ。

「……私ったらまだ寝ぼけちゃってるんだな~!もう一回寝ようっと!」

それまでの緊張の糸が切れたのか、それとも目の前で起きてる事が余りにも現実と乖離しているからか[#dn=1#]は思考することを放棄し再び眠りの世界へ旅立とうとしたが、それを2人のヨハンが阻んでみせた。

「[#dn=1#]、どうやら夢じゃないようだぜ」
「全く…どうしてこうなったのやら」

[#dn=1#]の右側には翡翠の瞳のヨハン、左側には橙色の瞳のヨハンが[#dn=1#]の隣へ腰掛けてきた。二人とも瞳の色以外は全て同じ見た目で同じ声である為[#dn=1#]は忙しなく左右の男を交互に見比べる。ヨハン・アンデルセンは恋人としての色眼鏡を抜きにしても美少年という言葉が似合う男である。そんな男が2人に分裂して自身を挟むように両側に座っているという状況に対して[#dn=1#]のキャパシティはオーバーしかけながらある事に気付いた。

「…はっ!思い出した!貴方、ユベルが取りついていた時のヘルヨハンでしょ!?どうして、ここにいるの?」

[#dn=1#]の脳裏に浮かぶのは数カ月前に起きた異世界での出来事である。十代を庇って異世界に閉じ込められたヨハンを救出しに行く為に十代や仲間達と共に異世界へ乗り込むもののそこで多くの仲間を失い、[#dn=1#]自身もあの世界で命を落としたあの忌々しい記憶である。そして、目の前にいるのはその元凶とも言える存在である。その事を思い出した[#dn=1#]は翡翠色の瞳のヨハンの後ろに隠れた。身体を震わせながらも睨みつけてくるその姿はまるで小型犬の様でヘルヨハンは思わず噴き出した。

「あっー!今、絶対私の事馬鹿にしたでしょ!意地悪ヨハン!」
「紛らわしいから、僕の事はユベルでいいよ。[#dn=1#]」
「そ、その声で私の名前を呼ばないでー!」

好きな人と同じ姿、同じ声で名前を呼ばれてしまえば、反応してしまうのが恋する乙女なの!と[#dn=1#]は大声を上げる。ユベルは小さく笑みを浮かべながら、[#dn=1#]の顎を持ち上げた。

「[#dn=1#]は可愛いね、僕にドキドキしてるんだろう?」
「なっ!し、してないもん!」
「嘘だね、君から僕に対する愛を沢山感じるよ」
「んぅ!は…あっ…んふ!」

ユベルは[#dn=1#]の唇を自身の唇を重ねた。離れようとしても後頭部に回された腕で固定されてしまった為、逃げる事が出来ない。一文字に結ばれた唇に舌を強引に捻じ込み絡めとってやれば[#dn=1#]の抵抗が小さくなっていった。

「おい!何してんだよ!」
「ちっ…邪魔が入ったか」
「よは、んぅ!」

しかし、それを黙ってみるヨハンではなかった。ヨハンもまたユベル同様に[#dn=1#]の濡れた唇に自身の唇を重ねた。強引に暴く様なユベルに対してヨハンは優しく後頭部と腰に手を回しまるで上書きするかのように何度も角度を変えながらキスをする。[#dn=1#]の口元からは、どちらのものか分からない唾液が零れ落ちる。

「はぁ、はぁ…」
「ん…、消毒完了」

ユベルとヨハンの二人からのキスにより、[#dn=1#]は腰が砕けてしまいヨハンに凭れ掛かり、荒い呼吸を整えようとしたのだが彼女の背後から伸びてきた手によりそれは阻まれてしまう

「見せつけられると妬けるなぁ」
「ゆべ、…や、だめぇ!」
「僕達のキスで、感じたのかい?可愛いね、[#dn=1#]」
「んうぅ…!」

ユベルは、服の上から[#dn=1#]の乳房への愛撫を始めた。手のひら全体を使って上下に持ち上げたかと思えば強く掴んだりとまるで玩具で遊ぶように稚拙な愛撫をしながら、時折既に硬くなり自身の存在を主張してくる胸の飾りを摘まんでやれば[#dn=1#]の身体は無条件に揺れる。

「おい、お前いい加減に…」
「そう怒るなよ、何も僕一人で独り占めようとは考えてないさ…僕達二人で、[#dn=1#]を愛してあげればいいのさ」
「…なに?」
「ヨハン、僕は君の中のもう一つの人格と言ってもいい。つまり、僕は君でもあるんだよ。ヨハン・アンデルセンが恋人である[#dn=1#]を愛することに何か可笑しな所はあるかい?…それに、君も興奮してるんだろう?この状況で」

此方を見透かすかのようなユベルの視線、そして紡がれる言葉に対してヨハンは強く言い返す事が出来なかった。ユベルが洗脳か何かを仕掛けてきているのでは、と思う程に思考が溶かされている様に感じる。確かに、ユベルの言うとおりだ。自分は、[#dn=1#]の痴態にどうしようもない高揚感を抱いている。ユベルからの愛撫に対して困惑しながらも感じる姿と自分からの愛撫に対して安心したかのように甘い声を上げる姿どちらも愛しく思えるし、もっと快楽に溺れた姿が見たい。ヨハンは少し考えた後に小さく首を縦に振る。何かあれば自分が守ればいい。そう自分に言い聞かせながら。

・・・・・・・・・・・

起床してから約一時間が経った頃、[#dn=1#]は前後を二人のヨハンに挟まれた状態で同時に複数の場所に愛撫を受けていた。

「あ、あ、あはぁああ、…だめぇ、よは…んぅ♡」

ヨハンは[#dn=1#]の愛液が滴る性器を舌と指で愛撫をする。舌先で固く尖った小さな淫核を刺激しながら膣内を指で擦れば中からとめどなく蜜が溢れてくる。[#dn=1#]は、声を上げながらヨハンの頭を必死に押し返そうとするが最早意味は成しておらず無意識に自身の腰を揺らし、押し付けている事に気付いてはいなかった。最初こそ日本人女性特有の形式的な抵抗の意味が理解出来なかったヨハンであったが今では「もっとしてほしい」という奥ゆかしさであると解っているので[#dn=1#]の制止等気にせず尚も愛撫を続ける。

「あぁ!ダメ、それダメぇ!!あ、…イク、いっちゃ…ひぃ、ンンン!!」

[#dn=1#]は淫核を舐められながら指で引っ掻かれるのが特段弱いらしく身体を仰け反らせながら絶頂した。情けなく舌を出しながら天を仰ぐ姿を見てヨハンがいつもの様に自身のズボンに下ろそうと手をかけた時[#dn=1#]の背後から手が伸びてきた。

「[#dn=1#]、ヨハンだけじゃなく僕の事も見てくれよ」
「ぇ?…やっ、あっ、!どうじっ、だめぇ!…んぅ!!」

少し拗ねているかのような声色のユベルは、不意に[#dn=1#]の耳を舐めながら乳房を愛撫を始めた。先程までのヨハンにより昂らされた身体の熱が再び熱さを取り戻す。耳の輪郭に沿って舌を這わせていたかと思えば小さな耳穴の中に舌を差し込まれる。鼓膜を通して水音が[#dn=1#]の脳内に直接伝わってくる感覚に耐えていると今度は胸への愛撫を始めてきた。先程までは布越しであったが、今度は違う。直接彼女の乳房に指を這わせる。押しつぶすかのように強く揉んだり指先で先端を摘まれる度に声を上げてしまう。微かな理性の中でヨハン以外に対して声を出すなんて、と考えるもののその考えは耳と乳房に与えられる刺激により掻き消されてしまう。

「ぃや…、やだ、!ぅんん、!また…イク…っ!!」

込み上がってくる波に対して心では拒絶するものの彼女の抵抗虚しく、直後に[#dn=1#]の身体は大きくしならせながら何度目か分からない絶頂を迎えた。

「ふふっ、気持ちよかったかい?[#dn=1#]」
「うぅ…」
「[#dn=1#]、俺以外にされてイッちゃダメだろ」
「ぁ…ごめんなさい、ヨハン…!」

ヨハンの前で醜態を晒してしまった事を悔いて謝罪の言葉を述べる[#dn=1#]であったがその実身体はまだ熱の余韻に浮かされており、奥底でもっとして欲しいという欲が隠れている。そして、それはヨハンも同じであった。

「悪い子だな、[#dn=1#]は」
「ヨハ、ン?」
「ごめん…さっきの[#dn=1#]を見て、俺すげぇ興奮しちまった…」 

そう言い終えるとヨハンはユベルに意味ありげな視線を送った。どういう意味なのか理解出来ない[#dn=1#]に対してヨハンの意図を察知したのかユベルは静かに首を縦に振った。

「[#dn=1#]を泣かせたら直ぐに止めるからな」
「はいはい、分かってるよ」

ユベルに対して睨みを利かせるとそれぞれ身に纏っていた洋服を脱ぎ捨ててから未だ困惑する[#dn=1#]にキスをする。そして、前と後ろそれぞれに自身の膨張しきった性器を擦り合わせる。

「え、待って!それは、本当にダメ…!」

漸く事の重大さを理解した[#dn=1#]が慌てて身を捩らせようとするものの男性2人に押さえつけられている状態で逃げられる筈もなく[#dn=1#]は2人のヨハンの間に挟まれる形となる。

「「大丈夫、気持ちよくしてやる(あげる)から」」

そして、ゆっくりと2つの性器が同時に[#dn=1#]の中へ押し入ってきた。

「~っ、か…はぁ…く、苦しいよぉ…」

普段ヨハンとの性行為でも重量感のある性器の挿入に対して慣れないと言うのに、それが2つ同時にとなると[#dn=1#]の身体への負担感が大きい筈なのだが直腸と腟内をそれぞれ擦り上げられるという未だかつて味わったことのない快楽を少しずつ得始めていた。

「[#dn=1#]、大丈夫か?」
「んぅ…あっ、ヨハ、ン…」
「[#dn=1#]、身体の力を抜いて楽にするんだ」
「ユベ…りゅ…」

ヨハンとユベルは、お互い[#dn=1#]を安心させるように優しい言葉をかけながらキスをしたり、手を握る。そんな二人に対して[#dn=1#]も弱々しくだが二人の手を握り返す。

「う、動いて…いいよ?」
「もっと気持ちよくなりたくなったのかい?」
「うん…」
「なら、男として聞かない訳にはいかないな」

そして、二人は同時に律動を始めた。ヨハンは[#dn=1#]の上から覆い被さる様に、ユベルは[#dn=1#]の下に寝転ぶ体勢を取り下から突きあげる。子宮口と直腸壁、両方を同時に擦られるという暴力的なまでの快感に[#dn=1#]はただただ声を上げた。

「んぁっ、もっ、とぉ…もっとっ、はぁんっ…!!あんっ、いっぱい、してぇっ…あぁんっ…」
「あぁ、いいぜ。俺らの[#dn=1#]への愛受け止めてくれ」
「僕の[#dn=1#]への想い、存分に受け取って」
「あっ、あぁっ…もう、ダメぇ…イく、イっちゃうよぉ…はぁっ…」
「「イケ(キな)よ、[#dn=1#]」」


三人の享楽は、陽が沈むまで続いた。
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