遊戯王セブンスの男主攻め
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ある休日の昼下がりの事、今日はロアがバンドの練習の為に朝から出掛け夕方まで帰ってこない日である。普段休日はロアと出かけるか家でデュエルをしているのどちらかなのでゆめおにとっては貴重なお一人様の日である。
けしてロアと仲が悪い訳では無い。一緒に過ごす時間は大切なのだが同棲していると多少なりとも相手に気を遣わなければならない場面が多々ある故に時々は1人の時間が欲しくなる。ゆめおはお菓子を食べながら映画を観るのが好きなのだが、以前同棲を始めたばかりの頃ロアそっちのけで映画鑑賞に没頭してロアを怒らせて以来気を遣って映画を観る頻度を減らした。その分お一人様の日は1日中映画を垂れ流すと決めているゆめおはお菓子とジュースを用意し自身のパソコンを起動する。この日の為に目星をつけた映画は5本、世間で注目を集めていた名作から知る人ぞ知るB級映画とよりどりみどりである。
「さーて、何から観ようかな…まぁ最初はこれかなー」
ゆめおが選んだ映画は主に女性を中心に人気を集めたよくあるラブストーリーものである。前世で恋人関係であった男女が転生した現代にて再会するという定番ものなのだが何でも男女の絡みのシーンが多いことで上映前に話題となっていた。朝のニュース番組でのコーナーで主演女優が「体当たりで撮影しました」とインタビューで答えていたのをゆめおも見たことがある。特別女優のファンというわけではないが興味はあったので観始めたのだがゆめおが想定していたよりも濡れ場のシーンが多かった。
「いやいや、ちょっと過激すぎないか?」
若い女性の間で大ヒットしたという前評判を聞いていただけにゆめおは驚きを隠せなかった。最初はキス程度のものが2人の関係性が深まるにつれて徐々に情熱的なスキンシップとなっていき、後半は最早AVを観ているのではという錯覚に陥り始めてきたのでとりあえず一時停止を押した。観ているこちら側が恥ずかしくなってくるが内容自体は悪くないし気になるのでこのまま続きを再生しようとした時、ふと自身の股下に視線をやると己の分身が勃起していることに気付く
「えー…」
何故こいつは勝手に反応してしまうのかとゆめおは静かにため息を吐いた。確かに少し意識がそういった事に向かってしまったがそれにしても映画でのシーンを見て勃起するなんて学生じゃあるまいしとぼやくゆめお。仕方なく適当に抜く為の題材はないかとAVの販売サイトを開き吟味していた時ソレがゆめおの目の前に現れた。
「…この人、めっちゃロア君に似てる…」
画面に映し出されたのはゆめおより見た目が若いか同年代ぐらいの男優が映ってるパッケージAVなのだが、その男優の見た目が恋人のロアに似ている。作品のタイトルを見ると「俺様、お兄さんのお嫁さんになる〜小学生バンドのボーカルとの甘々新婚生活〜」という一種のパロディAVであった。
「なんだよこれ!?」
画面に向かって指を差すもののゆめおの意識は画面の向こうの男優に釘付けとなっている。ふと股下を見ると既にはち切れんばかりに己の分身は膨張している。それが何だかとても恥ずかしく感じた。ゆめおはまだロアを抱いたことはない。ロアの年齢的な部分とロアロミンの追っかけをしていたぐらいのロアのオタクである為「推しを穢してはならない」という意識がゆめおの中に存在していた。だが、全く欲情しないという訳では無い。風呂上がりの半裸や、寝ている時の無防備な姿、甘えてくる時の可愛い笑顔とロアは事ある毎にゆめおを容赦なく惑わしてくるが鋼の理性を持って懸命に耐えていた。その反動かゆめおの目にはその男優とロアが重なって見えてしまった。罪悪感を抱きつつも欲望に抗えず気付けば作品を購入してしまった。
「俺は何をしてるんだ…」
口では後悔の言葉を述べつつも身体は正直なようでゆめおは再生ボタンを押してしまった。AV特有の少し安っぽい導入が終わると男優同士の絡みが始まった。目元に涙を浮かべながらキスを強請る表情や性器を擦られて悲鳴の様な喘ぎ声を上げる男優の姿を観ながらゆめおは無心で自身を擦り上げた。画面に映ってるのはロア本人ではないのにまるでロア自身の痴態を見せつけられているの様に錯覚しゆめおの脳内のロアは気持ちよさそうに声を上げる。
「ゆめお、そこ気持ちいい…」
「もっとキスして」
「俺様の事、ゆめおだけのものにして…?」
脳内のロアに囁かれたゆめおは呆気なく達してしまった。
ぼんやりとした意識の中、手のひらに放たれた白濁と画面の中のロア(男優)を交互に見比べる。射精した途端にゆめおを襲ったのは罪悪感と虚無であった。
「気持ち悪いな俺…」
射精後の賢者タイムの後、壁にかけられた時計を見ると針は夕方の6時を指している。まずい、そろそろロアが帰ってくる頃だ。急いで片付けて夕飯の用意をしなければならないとソファから立ち上がり振り返った時リビングの扉の前にロアが立っていることに気付いた。
「随分と楽しそうだったね?ゆめお」
「…え、ロア、君?」
腕を組み壁に寄りかかりながら口元をニヤつかせるロアの姿を見た瞬間ゆめおの頭は真っ白となる。まだ帰ってくるには早い時間ではないか、そもそもいつ帰ってきたのか、まさか今までの行動を見ていたのか、様々な思いがゆめおの脳内を駆け巡ってから自身の背後にあるPCを思い出し慌てて蓋を閉じた。
「…いつから見てた?」
「ゆめおがAVを見始めたぐらい」
「ぎゃあああああああ!!」
ゆめおは羞恥のあまり絶叫しソファの上に蹲った。これまでゆめおは分別のある大人としてロアが成人するまでは肉体関係を持たないプラトニックな関係で居続けるのだという誓いを立てあらゆる誘惑にも耐え忍び清純な関係を築いていた。しかし一時の過ちによりそれらは敢え無く崩れ落ちていった。
「ゆめおってそういうのに興味ないのかと思ってた」
「うぐっ…」
「実はこういうのが好きだったんだ、俺様知らなかったな」
「ち、ちがう!今日たまたま何か勝手に流れ始めて!」
「さっき、決済音が聞こえたけど?」
「…」
既に現場を抑えられているのでどんな言い訳をしようとも意味などないというにも関わらずゆめおは最後の抵抗として、あくまで自分の意思で観たものではなく偶然再生されてしまった主張するものの当然ながらそれは敢え無く撃沈したゆめおの隣に腰掛けたロアと目が合う。ロアの表情は怒りでも悲しみでもなく可笑しくて堪らないと笑みを堪えているように見えた。
「そんなに俺様とヤリたいんだ」
「そ、そんなことは…」
「ないの?あんなに俺様に似た奴を観ながら必死に扱いてたくせに?」
「……」
「で、どうするの?」
「…?」
「今、ゆめおの目の前には本物の俺様がいるんだけど?」
ロアの意味ありげな問いかけに対してどういう意味かと尋ねようとした時目の前にロアの顔が迫っていた。
「分かってるくせに」
最初に痺れを切らしたのはロアだった。ゆめおの首元に両腕を回し自らの唇を押し付けた。ロアとの初めてのキスにゆめおの心は大きく跳ねた。ロアの小さな唇に髭の一本も生えていない白く滑らかな肌、お気に入りだと言っていた香水の匂いと互いの口から漏れる吐息がゆめおの五感を余すことなく刺激してくる。何だこれは夢か?と今の状況に戸惑うゆめおの事などお構いなしにロアは少しずつゆめおの口内に侵入してくる。
このままではいけない、止まれなくなると最初こそ押し退けようとするゆめおだったが、ロアとのキスの心地よさに大人としての体裁や理性等考える余裕が薄れ始めていき、押し退けようとした腕は気付けばロアの背中に回していた。
「んん、…ぁ…っ!」
ゆめおの舌がロアの舌を捕まえそのまま絡め取ってやるとロアのくぐもった声が聞こえる。キスをする為に閉じていた目をうっすら開くと頬を赤く上気させているロアの顔が見えた事でそれまで少し夢見心地でいたゆめおにこれは現実なんだと突きつけられた気がした。一瞬躊躇いが姿を見せたがゆめお自身ここまで来てやめられる程人間が出来ている訳では無い。
「ぁ…」
唇を離されたことで寂しげな声を上げたロアをソファの上に押し倒すとロアが愛用しているシャツを捲り上げる。シャツの下から現れた白い肌に薄紅色の飾りが曝け出す姿が先程のAVにおけるワンシーンと重なる。しかし、これは夢ではない現実だ。その事実がゆめおを突き動かした。
「あっ!…ふ、…んぅ!」
ゆめおはむしゃぶりつくようにロアの胸の飾りを口に含むと舌先で硬く尖った先端を強く吸い始める。
「ロア君のおっぱい、美味すぎる…!」
「はぁ!?何、変態みたいな事言って…ふ、ぁ…!」
「このまま吸い続けてたらワンチャン母乳出ないかな」
「出るわけないだろ…って、馬鹿!やめ…ひ、…ひゃあ!」
ロアの声を他所にゆめおは右の胸を執拗に弄り始めた。
舌先で乳輪の周りをなぞる様に舐めて焦らしたかと思えば、胸の飾りを甘噛みし直接的な刺激を与えた後に強く吸い付き始める。ロアはゆめおの為すがままにされてしまっていた
「も…胸ばかり、やめ、ろよ…!こっちも触れってば…」
しかしゆめおがあまりにも胸ばかり愛撫する為、我慢の限界を超えたロアは自らゆめおの手を取り陰部へと導いた。
ズボン越しからでもわかるぐらいそこは濡れているのでゆめおは思わず唾を飲んだ。恐る恐るロアのズボンと下着を脱がし始めると眼前に己のものよりもやや小振りのモノが現れた。触れてほしいと懇願するかのように震える姿が愛しく思えたゆめおは己の手のひらに唾液を垂らしてから包み込む様に優しくロアの花芯を握った。
「っ、…!」
「痛かったら言ってね」
「あぁ、…ん、!!」
「…えろっ」
人差し指と親指で円を作り芯部分を緩く握りながら上下に擦るとロアが声を上げるのでゆめおは小さく本音を漏らす。普段はステージの上で王として気高く美しくカッコよく振る舞うロアが、今は自分の様な男に愛撫されて為す術なく喘ぎ声を上げてるなんて一体誰が想像出来るだろうか。しかも、その姿が非常にエロいのだから困ったものだと考えながらゆめおが指先でロアの蜜口を撫でると分かりやすいぐらいロアの戸惑う声が聞こえた。
「お、…い!そこ、やめ、ろ…って!」
「大丈夫大丈夫、男は皆ここ弱いから」
「ひ、…ァ!あ、…っ〜!やめ、…やだぁ!」
ロアの静止の声に対してややズレた返事をしながらゆめおは蜜口から溢れてきた蜜を亀頭に塗りつけて自身の手のひらを押し付けて擦り始めるとロアの下半身が小刻みに揺れ始める。言葉では止まるように言うものの無意識に腰は浮いてしまう自身の身体に戸惑いながら声を上げ続けるしかない。
「あ!…イク、も、イクぅ!」
その言葉と共にロアはゆめおの眼前で精を放った。自身の放った白濁が身体に付着した不快感とそれを上回る絶頂の余韻に浸っているとゆめおがロアの最も恥ずべき秘部に触れてきた。
「…俺のデカいけど入るかな?」
ゆめおはそう言ってロアの秘部の表面に今も尚蜜口から溢れてる蜜を馴染ませるように塗り込んでからゆっくりと自身の勃起したモノを先端に宛てがい体重をかけながらロアの中に挿入してきた。
「〜〜っ、あ…ぐぅ…!」
「やば、ロア君の中キッつ…」
初めて味わう圧迫感と異物感、そして痛みにロアは奥歯を噛み締めてひたすら耐える。交際してから一向に手を出してこないゆめおに対して思う事はあれども、それだけゆめおに大切にされているのだと考えこれまでSEXについて言及してこなかった。だが、半日ほど留守にして家に帰ると愛する恋人はAVを観て欲を発散していた。どこぞの馬の骨か分からぬ人間、ましてや自分の偽物モドキに対して興奮して自慰行為をしていることが許せなくてつい勢いで煽ってしまった事をほんの少しだけ後悔した。まさかゆめおが理性を失うとここまで遠慮なしになるなんて思わなかった。
「あ"っ!ま、っ…!待って、とまって、…止まれって!」
「あ"〜、やばいロア君の中すげぇ気持ちいい…」
「ひ、ぐぅ!やめ、奥、突くなぁ…!」
ロアが生理的な涙を流しながら手を伸ばすとゆめおはその手をソファに縫い付けて更に律動を早め始めた。腰を無遠慮に打ち付けられ続けた事で最初は痛みと不快感が勝っていたが次第に快感を得始めたロアはゆめおの背中にしがみつきながら快感に耐える。自身の男性としての象徴である花芯は力なく萎んでおり、まるで壊れたおもちゃの様に時折小さく蜜を吹き出すだけのモノと成り果てている。
「あぁ、あ、ン!や、だめ、だめ何か来る!」
「いいよ、イッて!俺もイキそう…!」
「イ…ク…イクっ!…っ〜!」
ロアは身体を大きく震わせながら2度目の絶頂を迎えた。薄れゆく意識の中でゆめおの悲鳴のような声が聞こえる。恐らくアイツの事だ冷静になってから自分のしでかしたことを後悔しているのだろう、後でAVを観ていた事も含めて躾けてやらねばない…が、今はそんな余裕等ないので目が覚めたら文句を言ってやると決めてロアは眠りについた。
けしてロアと仲が悪い訳では無い。一緒に過ごす時間は大切なのだが同棲していると多少なりとも相手に気を遣わなければならない場面が多々ある故に時々は1人の時間が欲しくなる。ゆめおはお菓子を食べながら映画を観るのが好きなのだが、以前同棲を始めたばかりの頃ロアそっちのけで映画鑑賞に没頭してロアを怒らせて以来気を遣って映画を観る頻度を減らした。その分お一人様の日は1日中映画を垂れ流すと決めているゆめおはお菓子とジュースを用意し自身のパソコンを起動する。この日の為に目星をつけた映画は5本、世間で注目を集めていた名作から知る人ぞ知るB級映画とよりどりみどりである。
「さーて、何から観ようかな…まぁ最初はこれかなー」
ゆめおが選んだ映画は主に女性を中心に人気を集めたよくあるラブストーリーものである。前世で恋人関係であった男女が転生した現代にて再会するという定番ものなのだが何でも男女の絡みのシーンが多いことで上映前に話題となっていた。朝のニュース番組でのコーナーで主演女優が「体当たりで撮影しました」とインタビューで答えていたのをゆめおも見たことがある。特別女優のファンというわけではないが興味はあったので観始めたのだがゆめおが想定していたよりも濡れ場のシーンが多かった。
「いやいや、ちょっと過激すぎないか?」
若い女性の間で大ヒットしたという前評判を聞いていただけにゆめおは驚きを隠せなかった。最初はキス程度のものが2人の関係性が深まるにつれて徐々に情熱的なスキンシップとなっていき、後半は最早AVを観ているのではという錯覚に陥り始めてきたのでとりあえず一時停止を押した。観ているこちら側が恥ずかしくなってくるが内容自体は悪くないし気になるのでこのまま続きを再生しようとした時、ふと自身の股下に視線をやると己の分身が勃起していることに気付く
「えー…」
何故こいつは勝手に反応してしまうのかとゆめおは静かにため息を吐いた。確かに少し意識がそういった事に向かってしまったがそれにしても映画でのシーンを見て勃起するなんて学生じゃあるまいしとぼやくゆめお。仕方なく適当に抜く為の題材はないかとAVの販売サイトを開き吟味していた時ソレがゆめおの目の前に現れた。
「…この人、めっちゃロア君に似てる…」
画面に映し出されたのはゆめおより見た目が若いか同年代ぐらいの男優が映ってるパッケージAVなのだが、その男優の見た目が恋人のロアに似ている。作品のタイトルを見ると「俺様、お兄さんのお嫁さんになる〜小学生バンドのボーカルとの甘々新婚生活〜」という一種のパロディAVであった。
「なんだよこれ!?」
画面に向かって指を差すもののゆめおの意識は画面の向こうの男優に釘付けとなっている。ふと股下を見ると既にはち切れんばかりに己の分身は膨張している。それが何だかとても恥ずかしく感じた。ゆめおはまだロアを抱いたことはない。ロアの年齢的な部分とロアロミンの追っかけをしていたぐらいのロアのオタクである為「推しを穢してはならない」という意識がゆめおの中に存在していた。だが、全く欲情しないという訳では無い。風呂上がりの半裸や、寝ている時の無防備な姿、甘えてくる時の可愛い笑顔とロアは事ある毎にゆめおを容赦なく惑わしてくるが鋼の理性を持って懸命に耐えていた。その反動かゆめおの目にはその男優とロアが重なって見えてしまった。罪悪感を抱きつつも欲望に抗えず気付けば作品を購入してしまった。
「俺は何をしてるんだ…」
口では後悔の言葉を述べつつも身体は正直なようでゆめおは再生ボタンを押してしまった。AV特有の少し安っぽい導入が終わると男優同士の絡みが始まった。目元に涙を浮かべながらキスを強請る表情や性器を擦られて悲鳴の様な喘ぎ声を上げる男優の姿を観ながらゆめおは無心で自身を擦り上げた。画面に映ってるのはロア本人ではないのにまるでロア自身の痴態を見せつけられているの様に錯覚しゆめおの脳内のロアは気持ちよさそうに声を上げる。
「ゆめお、そこ気持ちいい…」
「もっとキスして」
「俺様の事、ゆめおだけのものにして…?」
脳内のロアに囁かれたゆめおは呆気なく達してしまった。
ぼんやりとした意識の中、手のひらに放たれた白濁と画面の中のロア(男優)を交互に見比べる。射精した途端にゆめおを襲ったのは罪悪感と虚無であった。
「気持ち悪いな俺…」
射精後の賢者タイムの後、壁にかけられた時計を見ると針は夕方の6時を指している。まずい、そろそろロアが帰ってくる頃だ。急いで片付けて夕飯の用意をしなければならないとソファから立ち上がり振り返った時リビングの扉の前にロアが立っていることに気付いた。
「随分と楽しそうだったね?ゆめお」
「…え、ロア、君?」
腕を組み壁に寄りかかりながら口元をニヤつかせるロアの姿を見た瞬間ゆめおの頭は真っ白となる。まだ帰ってくるには早い時間ではないか、そもそもいつ帰ってきたのか、まさか今までの行動を見ていたのか、様々な思いがゆめおの脳内を駆け巡ってから自身の背後にあるPCを思い出し慌てて蓋を閉じた。
「…いつから見てた?」
「ゆめおがAVを見始めたぐらい」
「ぎゃあああああああ!!」
ゆめおは羞恥のあまり絶叫しソファの上に蹲った。これまでゆめおは分別のある大人としてロアが成人するまでは肉体関係を持たないプラトニックな関係で居続けるのだという誓いを立てあらゆる誘惑にも耐え忍び清純な関係を築いていた。しかし一時の過ちによりそれらは敢え無く崩れ落ちていった。
「ゆめおってそういうのに興味ないのかと思ってた」
「うぐっ…」
「実はこういうのが好きだったんだ、俺様知らなかったな」
「ち、ちがう!今日たまたま何か勝手に流れ始めて!」
「さっき、決済音が聞こえたけど?」
「…」
既に現場を抑えられているのでどんな言い訳をしようとも意味などないというにも関わらずゆめおは最後の抵抗として、あくまで自分の意思で観たものではなく偶然再生されてしまった主張するものの当然ながらそれは敢え無く撃沈したゆめおの隣に腰掛けたロアと目が合う。ロアの表情は怒りでも悲しみでもなく可笑しくて堪らないと笑みを堪えているように見えた。
「そんなに俺様とヤリたいんだ」
「そ、そんなことは…」
「ないの?あんなに俺様に似た奴を観ながら必死に扱いてたくせに?」
「……」
「で、どうするの?」
「…?」
「今、ゆめおの目の前には本物の俺様がいるんだけど?」
ロアの意味ありげな問いかけに対してどういう意味かと尋ねようとした時目の前にロアの顔が迫っていた。
「分かってるくせに」
最初に痺れを切らしたのはロアだった。ゆめおの首元に両腕を回し自らの唇を押し付けた。ロアとの初めてのキスにゆめおの心は大きく跳ねた。ロアの小さな唇に髭の一本も生えていない白く滑らかな肌、お気に入りだと言っていた香水の匂いと互いの口から漏れる吐息がゆめおの五感を余すことなく刺激してくる。何だこれは夢か?と今の状況に戸惑うゆめおの事などお構いなしにロアは少しずつゆめおの口内に侵入してくる。
このままではいけない、止まれなくなると最初こそ押し退けようとするゆめおだったが、ロアとのキスの心地よさに大人としての体裁や理性等考える余裕が薄れ始めていき、押し退けようとした腕は気付けばロアの背中に回していた。
「んん、…ぁ…っ!」
ゆめおの舌がロアの舌を捕まえそのまま絡め取ってやるとロアのくぐもった声が聞こえる。キスをする為に閉じていた目をうっすら開くと頬を赤く上気させているロアの顔が見えた事でそれまで少し夢見心地でいたゆめおにこれは現実なんだと突きつけられた気がした。一瞬躊躇いが姿を見せたがゆめお自身ここまで来てやめられる程人間が出来ている訳では無い。
「ぁ…」
唇を離されたことで寂しげな声を上げたロアをソファの上に押し倒すとロアが愛用しているシャツを捲り上げる。シャツの下から現れた白い肌に薄紅色の飾りが曝け出す姿が先程のAVにおけるワンシーンと重なる。しかし、これは夢ではない現実だ。その事実がゆめおを突き動かした。
「あっ!…ふ、…んぅ!」
ゆめおはむしゃぶりつくようにロアの胸の飾りを口に含むと舌先で硬く尖った先端を強く吸い始める。
「ロア君のおっぱい、美味すぎる…!」
「はぁ!?何、変態みたいな事言って…ふ、ぁ…!」
「このまま吸い続けてたらワンチャン母乳出ないかな」
「出るわけないだろ…って、馬鹿!やめ…ひ、…ひゃあ!」
ロアの声を他所にゆめおは右の胸を執拗に弄り始めた。
舌先で乳輪の周りをなぞる様に舐めて焦らしたかと思えば、胸の飾りを甘噛みし直接的な刺激を与えた後に強く吸い付き始める。ロアはゆめおの為すがままにされてしまっていた
「も…胸ばかり、やめ、ろよ…!こっちも触れってば…」
しかしゆめおがあまりにも胸ばかり愛撫する為、我慢の限界を超えたロアは自らゆめおの手を取り陰部へと導いた。
ズボン越しからでもわかるぐらいそこは濡れているのでゆめおは思わず唾を飲んだ。恐る恐るロアのズボンと下着を脱がし始めると眼前に己のものよりもやや小振りのモノが現れた。触れてほしいと懇願するかのように震える姿が愛しく思えたゆめおは己の手のひらに唾液を垂らしてから包み込む様に優しくロアの花芯を握った。
「っ、…!」
「痛かったら言ってね」
「あぁ、…ん、!!」
「…えろっ」
人差し指と親指で円を作り芯部分を緩く握りながら上下に擦るとロアが声を上げるのでゆめおは小さく本音を漏らす。普段はステージの上で王として気高く美しくカッコよく振る舞うロアが、今は自分の様な男に愛撫されて為す術なく喘ぎ声を上げてるなんて一体誰が想像出来るだろうか。しかも、その姿が非常にエロいのだから困ったものだと考えながらゆめおが指先でロアの蜜口を撫でると分かりやすいぐらいロアの戸惑う声が聞こえた。
「お、…い!そこ、やめ、ろ…って!」
「大丈夫大丈夫、男は皆ここ弱いから」
「ひ、…ァ!あ、…っ〜!やめ、…やだぁ!」
ロアの静止の声に対してややズレた返事をしながらゆめおは蜜口から溢れてきた蜜を亀頭に塗りつけて自身の手のひらを押し付けて擦り始めるとロアの下半身が小刻みに揺れ始める。言葉では止まるように言うものの無意識に腰は浮いてしまう自身の身体に戸惑いながら声を上げ続けるしかない。
「あ!…イク、も、イクぅ!」
その言葉と共にロアはゆめおの眼前で精を放った。自身の放った白濁が身体に付着した不快感とそれを上回る絶頂の余韻に浸っているとゆめおがロアの最も恥ずべき秘部に触れてきた。
「…俺のデカいけど入るかな?」
ゆめおはそう言ってロアの秘部の表面に今も尚蜜口から溢れてる蜜を馴染ませるように塗り込んでからゆっくりと自身の勃起したモノを先端に宛てがい体重をかけながらロアの中に挿入してきた。
「〜〜っ、あ…ぐぅ…!」
「やば、ロア君の中キッつ…」
初めて味わう圧迫感と異物感、そして痛みにロアは奥歯を噛み締めてひたすら耐える。交際してから一向に手を出してこないゆめおに対して思う事はあれども、それだけゆめおに大切にされているのだと考えこれまでSEXについて言及してこなかった。だが、半日ほど留守にして家に帰ると愛する恋人はAVを観て欲を発散していた。どこぞの馬の骨か分からぬ人間、ましてや自分の偽物モドキに対して興奮して自慰行為をしていることが許せなくてつい勢いで煽ってしまった事をほんの少しだけ後悔した。まさかゆめおが理性を失うとここまで遠慮なしになるなんて思わなかった。
「あ"っ!ま、っ…!待って、とまって、…止まれって!」
「あ"〜、やばいロア君の中すげぇ気持ちいい…」
「ひ、ぐぅ!やめ、奥、突くなぁ…!」
ロアが生理的な涙を流しながら手を伸ばすとゆめおはその手をソファに縫い付けて更に律動を早め始めた。腰を無遠慮に打ち付けられ続けた事で最初は痛みと不快感が勝っていたが次第に快感を得始めたロアはゆめおの背中にしがみつきながら快感に耐える。自身の男性としての象徴である花芯は力なく萎んでおり、まるで壊れたおもちゃの様に時折小さく蜜を吹き出すだけのモノと成り果てている。
「あぁ、あ、ン!や、だめ、だめ何か来る!」
「いいよ、イッて!俺もイキそう…!」
「イ…ク…イクっ!…っ〜!」
ロアは身体を大きく震わせながら2度目の絶頂を迎えた。薄れゆく意識の中でゆめおの悲鳴のような声が聞こえる。恐らくアイツの事だ冷静になってから自分のしでかしたことを後悔しているのだろう、後でAVを観ていた事も含めて躾けてやらねばない…が、今はそんな余裕等ないので目が覚めたら文句を言ってやると決めてロアは眠りについた。
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