遊戯王セブンスの男主攻め
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「仕事したくねぇ…」
平日の午後14時、何故こうもやる気がでないのか、仕事に対してやる気が持てないのは常日頃ではあるが、その中でも特にこの時間帯は駄目だ、毎秒時計を見てはまだ1分も経っていないと肩を落とす。定時までの時間が長く感じる。
気持ちを紛らわせる為に引き出しの中に常備しているお菓子を数個手に取り口に含むが、効果がない。こんな調子では終業まで保たないので、何か気分転換できる物がないか考えてみた。お菓子、SNS、少しの散歩…うーん、だめだ。どれもピンとこない。やむを得ず、今日もダラダラ仕事していればいいか、という結論に辿り着いた時に机の上に置いていたスマホの画面が光った。アプリの通知かと思い手を伸ばしてみると、それはある人物からメッセージが来た事に対する通知であった。
「あ、…」
スマホを手に取ると、画面には霧島ロアと名前が見えた。「やっと授業終わった」という一文と共に悪魔のキャラクターの絵文字が添えられていた。それを見た俺は、もう授業が終わった事に驚いた。朝9時から14時と半日もいないじゃないか。小学生いいなぁ、俺も戻りたい。そう考えながらも俺はとりあえず返信することにした。
「お疲れ様。今日は、バンドの練習?」
「今日は休み」
ロア君の返信はめちゃくちゃ早い。早すぎて俺の返信を打つ速度が追いつかない程に。だからと言って返信が遅いとロア君に怒られるので俺は懸命に返信をする。社会人といってもまだ20代前半だから、フリック打ちも余裕だ…嘘、本当はめちゃくちゃ頑張ってる。そう考えている内に次の返信が来たので焦る。早すぎてお兄さん追いつけないよ
「ゆめお、今日何時に終わるんだよ」
「多分残業」
「ふーん、王である俺様を待たせるんだ」
「いや、まぁ仕事だし…」
「仕事より俺様を選べ、馬鹿」
何て横暴な王様だ、と内心突っ込みつつ返信しながら、ふとある事を思い出した。それはこの間読んだハーレムものの漫画であったシーンである。確か、そのシーンは仕事でミスをした男主人公に対してヒロインが元気が出るように、とナイスバディを見せつける自撮りを送るという内容があった。もし、ロア君に自撮りを送ってもらえれば元気が出るんじゃないか?おれにとっての癒やしはロア君だし。そう考えた俺は不純な考えをメッセージで送った。
「ロア君の自撮りを送ってくれたら、今日定時で帰れるんだけどなぁ」
文面の最後にぴえんの顔文字をつけてから送信ボタンを押した。果たしてロア君は返信してくるだろうか。いや、きっと彼の事だ。直ぐに自撮りを送ってくれるだろう、ワンチャンエッチなものかもしれない。俺はドキドキして待っていたが一向に返信が帰ってこない。既読はついてるのに。忙しくなったのかな、と最初は呑気に考えていたものの次第に時間が経てば経つほど、やらかしてしまったのではと血の気が引き始める。
どうしよう、おじさんキモイとか思われていたら!!
とりあえず、謝罪のメッセージを送ろうとした時、ロア君から返信がきた。画面を見た俺は目を見開いた。
「ゆめおだけに特別に王の身体を見せてやる」
「だから、早く帰ってこい」
メッセージと共に送られてきた1枚の添付画像を開くと、そこには胸の高さまでシャツを捲り上半身を露出させたロア君の姿が映っている。シャツが捲られていることで、小さく愛らしい乳首、細く引き締まったくびれ等が露わになっている。おまけに下着がズボンの上端から垣間見えている。その上、写真のロア君は挑発的な笑みを浮かべているのでめちゃくちゃエロい。
俺に早く帰ってきてほしいから、エッチな写真を送ってくれるってさ何それ意味分かんねえ。俺の事好きすぎかよ、この王様。いや、天使だな。ラブシリーズにいても可笑しくない程可愛いし。
「絶対定時で帰る」
その後、俺はかつてないスピードで仕事を終わらせ、定時退社しロア君を死ぬほど抱いた。
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