遊戯王ゴーラッシュ!!の男主攻め
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「悪い。体調悪いから暫く仕事休むわ」
朝、目を覚ますとフェイザーのスマホの画面に表示されたのはゆめおからメッセージであった。てっきりいつもの定例メッセージだろうと考えていたフェイザーは文面を目にして酷く驚いた。普段から自らを「風の子」と名乗る程丈夫なあのゆめおが体調を悪くするなんて…明日は雨が降るやもしれないと考えながら手早く返信を送る事にした。
「大丈夫か?何か必要なものがあれば言ってくれ」
「大丈夫。あ、見舞いとか要らないから」
フェイザーがメッセージを送ってから少ししてゆめおから返信が届いた。そのメッセージには見舞いは要らないと書かれており、その後に送ったフェイザーからのメッセージに対する返信はない。彼なりの気遣いなのだろうが却ってゆめおの事が気になって仕方がない。見舞いは要らないとは言うゆめおの言葉と恋人としての心配との間で暫し揺れてた末にフェイザーは後者を選択することにした。そうと決めれば迅速に動かなければならない。フェイザーは今日の仕事の予定を変更する様にトレモロに連絡を入れると足早に自邸を飛び出した。
道中、病人の家に行くのに手ぶらではいけないと考えたフェイザーは薬局に寄り薬や食事等一通り必要そうなものを買うことにした。少しでも早く元気になってほしいその一心でフェイザーは袋一杯に薬や食料を買い込んでから六葉町の住宅街にあるゆめお宅へ向かう為にタクシーを拾い行先を告げる。
「お客さん、どちらまで?」
「7丁目の〇×△まで頼む」
タクシーが行先へ向かう間フェイザーは何回かスマホを確認するものの当然返信はない。逸る気持ちを抑えながらフェイザーは大人しく車に揺られていると見慣れた赤色の屋根のアパートが目に入った。運転手に対してここで降ろしてくれと伝えるとフェイザーは急いで精算を済ませてから、タクシーを降りゆめおの家の前に向かう。簡易的な門戸を開いてからゆめおが住む部屋の前に到着すると呼び鈴を鳴らすものの中から返事はない。もう一度鳴らそうとしたが寝ている可能性もあるのでこれ以上呼び鈴を鳴らすのは良くないか、と考えた。しかし鍵を開けて貰わねば家の中に入れないと考えていた時脳裏にあるものが浮かんだ。それは以前ゆめおから「いつでも来ていいから」と言って渡された合鍵である。胸ポケットにしまっていたキーケースを取り出し鍵穴に合鍵を差し込みゆっくりと扉を開くことにした。
「ゆめお、邪魔するぞ」
玄関の扉を開くと目の前に広がるのは真っ暗な常闇と静寂であった。ゆめおの部屋をこれまで幾度と訪ねた事はあるので彼の部屋がやや日当たりの悪い位置にある事は知っているのだが、それにしても不自然なまでに暗すぎる。そう感じたフェイザーが声を掛けてみたものの返事はない。何かがおかしい。確証はないがゆめおの身に何か起きているのでは、そう考えたフェイザーが玄関を上がろうとした時突然奥の部屋の扉が開いた。そして部屋の中から何かがフェイザー目掛けて勢い良く伸びてきたかと思えば彼の身体を拘束し勢いのまま部屋に連れ込んだ。奥の部屋に入ると6畳一間の部屋いっぱいに黒い何かが蠢いている事に気付いた。暗闇に慣れた目を凝らして良く見るとそれらは吸盤が付いた触手の様なものであった。何が起きているのかと困惑するフェイザーが辺りを見渡した時部屋の奥のベッドに横たわるゆめおの姿を見つける。
「ゆめお!おい、しっかりしろ!何があった!?」
フェイザーは即座に名前を呼ぶもののそんな彼の呼び掛けに対してゆめおは応答することなく静かに横たわるのみである為急いでゆめおの元へ進もうとするものの触手達がそれを許さない。彼らはフェイザーの手足や腹部に巻き付いてくるので必死に剥がそうとするものの触手の表面に付着している吸盤と粘液の様なモノのせいで力を込めても手は空を切るだけである。
「くっ、!離せ!」
加えてフェイザーが藻掻けば藻掻くほど触手の力はどんどん強くなっていく。宇宙人の存在が公表され地球人と友好的な関係が築き始めるようになった今でも、ごくわずかながら危害をもたらす宇宙人はいる事を部下達の報告により把握していたが、何故そんな者がゆめおの家にいるのか。まさかゆめおはコイツに襲われたのでは…それならば直ぐに助けなくてはと考えたフェイザーが内なる龍の力を解放しようとした時一本の触手がフェイザーの口内に侵入してきた。
「んぐぅ、!?」
突然口内に異物が侵入してきた驚きと不快感に襲われて困惑するフェイザーを他所に触手は奥に逃げようとする彼の舌を絡め取ってみせると舌に吸い付いてきたり歯列をなぞり始める。ゆめお以外との口淫なんて不快でしかない筈なのに何故かフェイザーはそれに対して快感を覚え始めていた。
「っ…!な、身体…が、熱い…っ!」
キスをされている内に身体が熱くなると同時に筋肉が弛緩していき思考力も徐々に低下していくのが分かった。その異変の原因は触手が纏う粘液に含まれている催淫物質なのだが、そうとは知らないフェイザーは快感と恐怖に蝕まれていきながらも気丈に触手を押し退けようとする。しかしそんな彼を嘲笑うように触手達はフェイザーの両手を顔の上に纏め上げ身動きを取れなくさせると総帥の証たる漆黒のコート毎服を強引に破き始めた。最初こそ彼らの目的が分からなかったが次第に触手達がこれから何をしようとしているのか理解したフェイザーは顔が青褪めた。
「(コイツら…まさか私を…!?)」
凌辱する気なんだと気付いた時にはもう遅かった。衣服を雑に破かれたせいで、その下に隠されていたフェイザーの陶器の様に白く美しい肌が触手達の眼前にて露わとさせられていた。
「おい、何をする…んぅ!」
羞恥から手で隠そうとするものの肝心の腕は触手により絡め取られている為どうすることも出来ず藻掻くフェイザーを他所に触手達は胸の飾りに触れ始める。日頃ゆめおに抱かれ身体を開発されてしまった彼は胸への愛撫だけで十分快感を得られる様になっている為心に反して身体は快感を感じてしまう。
「くぅ、っ…ぁあ!」
無理矢理身体をこじ開けられているとはいえゆめお以外に犯されて快感を感じてしまう等裏切り行為に等しいと考えたフェイザーは唇を噛みしめ必死に耐えようとするのだが、触手は同時に複数でフェイザーの胸の飾りを転がしたり吸い付いてきたりする為抵抗虚しく情けなく声を上げる事しか出来ない。そんな中、一本の触手がとうとうフェイザーの服の上から質量を増している花芯の元へ手を伸ばした。
「あっ…!あ、ンンン!!やめ、やめ、ろ…ひぐぅ!…い、イクっ、も、イク、からぁ…あぁあああ!!」
フェイザーの花芯に触手は巻き付き乱暴に扱き始める。粘液と吸盤による愛撫は今までに体験したことないものであり、その暴力的とも言える強すぎる快感により強制的に絶頂に負けて高められていく。愛等微塵もない只管辱めるだけの乱暴な責め苦に耐えきれず抵抗虚しくフェイザーは声を上げながら絶頂を迎えてしまった。
「く、そ…ゆめお…すまない、」
今も尚ベッドで横たわるゆめおに対して涙を滲ませながら謝罪の言葉を紡ぐフェイザー。ゆめおの前でゆめお以外に快楽を得て情けなく絶頂した自分自身を恨めしく思いながら触手達に目をやると、ある事に気付いた。彼らは拘束の手こそ緩めないが先程よりもその動きが緩慢なものへ変わった様に映ったのだ。
「(終わった…のか…?)」
フェイザーが一瞬安堵した時突如として触手達が動き出した。次は、一体何をする気なのだと考えていると秘部を触られる感覚がしたので驚いて背後を振り返るとフェイザーにとって最も恥ずべき秘部に触手達が群がり始めていた。そして、まるで誰が先に挿入するかを言い争うように触手達は互いに押しのけ合う。無理矢理犯され射精に導かれたフェイザーであったがそれでも自身の貞操は守れている事が唯一の心の拠り所であった。しかし、今正にその心の拠り所までもを奪われそうな状況に背筋が凍り付いた。
「やめろ!離せっ!!」
最後の力を振り絞って抵抗するもののそんな彼を嘲笑うかのように触手達は拘束の力を強める。そして一本の触手がスーツのスラックの中に侵入してフェイザーの秘部を撫でるように自身を擦りつけてきた。
「頼む、やめてくれ!そこは…ゆめおだけの…!」
ゆめおだけに許した場所なんだ、フェイザーの懇願の意味を当然触手は理解する訳もなく無情にも挿入を始めようと固く閉ざされた入口に侵入しようとした時だった。
「てめぇら!何勝手な事してるんだぁああああ!!」
突如として部屋の中に愛しい男の声が響き渡る。フェイザーが辺りを見渡した時視界に立ち上がるゆめおの姿を捉えた。彼の一喝により触手達は動きを止めたのを見て安堵したのも束の間フェイザーは形容しがたい違和感に気付いた。何かおかしい…そう考えながら再度ゆめおの身体を見た時、本来肌色の二本足がある部分がフェイザーの身体を拘束する触手と繋がっていることに気がついた。
「フェイザー!!大丈夫か!?」
「あ、あぁ…だが、ゆめおその姿は…」
「説明は後でな!とりあえず…お前ら!俺が寝てる間に何勝手にフェイザーを犯してるんだよ!全部切り落として酢ダコにするぞ!!」
訳が分からず困惑するフェイザーの身体を抱き締めながらゆめおは触手達に対して牽制をするとフェイザーの身体に巻き付いていた触手達はゆっくりと離れていった。それを見てフェイザーが胸を撫でおろす。何が起きたのかイマイチ理解出来ないがひとまず自身の身に降りかかった危険を回避出来たのだから。そんなフェイザーに気付いたのかゆめおは申し訳無さそうに眉を下げた。
「ごめんな、フェイザー…俺のせいで」
「…いや、私なら大丈夫だ。だが…私に分かるように説明はしてくれ」
「あー…これ、な…」
ゆめおは小さくため息を吐いてからこれまでの経緯を話し始めた。ゆめお曰く実は自分はタコの異星人である父と人間の母の間に産まれたハーフらしいと。今日まで自身の出生についてゆめお自身も知らされていなかったのだ。彼の中には異星人の血と人間の2つの血が流れているのだが、幸いにも人間である母方の血の方が濃い為これまでは人間として日常生活を過ごしていたのだが、どんな訳か今朝目を覚ますと下半身だけタコの姿になってしまっていたという。
「親父が言うには、もしかしたら発情期が関係しているかもなんだとよ。」
「発情期?」
「そ、親父の星では一定の年齢に達した雄は年に一度発情期を迎えるらしくてさ。俺自身今までそんな事なかったんだけど、もしかしたら思春期を迎えたから発情期が来てこの姿になったのかもしれねえんだとよ。」
「……そう、なのか」
「…お前、ちゃんと内容理解したか?」
「お前が大変だという事は理解した」
先程まで襲われていたとは思えないフェイザーのマイペースな回答に対してゆめおが小さくため息を吐いた時ゆめおは自身の下腹部に違和感を感じた。恐る恐る視線を下に落とすとそこには大きくそそり立つ息子の姿があった。しかもそのサイズは明らかに普段よりも一回り太く、そして長くなっており血管のスジが浮き出る程の凶悪な見た目に変貌していた。自身の息子の変貌ぶりに唖然としている内に今度はゆめおの心臓が大きく鼓動したかと思えば全身がまるで燃え盛る炎の様に熱くなっていき呼吸も荒くなり始めてきた。これまでに経験した事のない感覚に戸惑う心を己の内側に潜む何かが覆い始める。今すぐ目の前の者を犯したいという衝動であった。
「ゆめお…?」
「フェイザー、今すぐ帰れ。俺が耐えれる内に」
「ゆめお、お前まさか」
「あぁ…来ちまったみてえだ」
ゆめおの言葉を聞いたフェイザーは心配そうな表情を浮かべながらゆめおに触れようとするが、それはゆめおによって払われてしまう。
「頼む、今すぐ帰ってくれ…もうお前の事を傷つけたくねぇんだよ!」
ゆめおは荒ぶる呼吸を自身の顔を手のひらで覆いながら声を上げた。彼の脳裏に浮かぶのは先程の涙を流しながら挿入しないでくれと懇願するフェイザーの姿であった。自分が意識を失っていたせいで危険な目に遭わせてしまったことがゆめおの心に重くのしかかっていた。だからこそ必死に残る理性でフェイザーを自分の側から遠ざけようとしたのだが、ゆめおの意思に反してフェイザーは首を横に振った。
「お前が苦しんでいるのに1人残す訳にはいかない」
「は?」
「私を抱いて解決するのであれば抱けばいい。私はお前の番なのだから…それに私もお前にアテられてしまったようだ」
そう言うフェイザーの顔はほんのり赤く色付いている。
「お前になら、何をされても私は受け入れるつもりだ」
僅かに熱が込められた視線を向けられたゆめおは少しの間視線を泳がせながら悩む素振りを見せてから、漸く覚悟を決めたのかフェイザーの身体を自身の両腕で抱きしめ返した。
「嫌だったら絶対言えよ」
ゆめおはやや手狭となってしまった自室のベッドにフェイザーを寝かせると普段のSEXの時の様に優しく唇を重ね始めた。本当は今すぐにでも挿入して無遠慮に犯したい所だが、それは人としてダメだろうという理性が僅かに勝った為、まずはいつもの様に啄むようなキスを繰り返してからゆっくり舌を差し込みそこから徐々に愛撫をしようと考えていたのだが、今日に限ってそれがやけに焦れったく感じたフェイザーが自ら舌をゆめおの口内に差し込み首元に両手を回し深いキスを強請り始めた。
「は、ぁ…ゆめお、もっと、!」
「馬鹿!お前煽るなよ!」
普段のクールな言動とは裏腹に蕩けた目で見つめられ甘える様に自分の名を呼ぶ姿を見てゆめおがそれまで必死に保っていた最後の防波堤があっさりと崩れていった。ふざけんなよ、クソが絶対に抱き潰してやるとゆめおが密かに決意を固めた時主人であるゆめおの意思に呼応するかのように彼らが2人に近付いてきた。
「な、…っ!」
「あっ!おい、お前ら何してるんだよ!!」
それはゆめおに叱責されて以来大人しく蠢くだけだった触手達であった。彼らは嬉々としてフェイザーの身体に再び纏わりつき始めた。ゆめおは慌てて彼らを追い払おうとした時その手をフェイザーが掴んで制止した。
「私なら大丈夫だ」
「いや、けどよ!お前、さっきまでコイツらに!」
「さっきは確かに動揺したが、今は彼らもお前の一部であると分かったから、問題…ない…っ、」
フェイザーの言葉が嬉しいのか触手達か彼の身体を弄り始める。耳や胸、腹、太ももといずれもフェイザーの性感帯に的確に触れてくる。正直に言えばまだこの奇妙な感覚に慣れないが姿こそ違えども彼らもまたゆめおの身体の一部であると考えると段々と愛しく思えてきたのかフェイザーは触手の1つを手に取り先端にキスをしてやると嬉しそうに左右に揺れた。それを見た他の触手達も次々とフェイザーにキスを強請るように頬ずりをしてくるので1つ1つにキスをしているとゆめおがそれは大層不満げに頬を膨らませていることに気付いた。
「おい!そいつらばっかりじゃなくて、ちゃんと俺の事も見ろよな!」
「あ、…!」
ゆめおは徐ろにフェイザーの花芯を口に咥え始めた。無防備な先端に舌を這わせるとフェイザーは身体を弓なりにしならせる。
「く、ぅ!…あぁ!」
「ひもいいか?(気持ちいいか?)」
「あ、ぁン!…ぁ、き、もちいい…っ、!」
「…エロすぎだろ」
ゆめおは暫しの間口淫を行った後、自身の手のひらに唾液を垂らしてから花芯を指で握ると痛みを感じない程度に力を入れ上下に擦り始める。そのタイミングで触手達もまたフェイザーの身体に近付き各々が彼の性感帯への愛撫を再会する。それに対してゆめおは彼らに対して一瞥しながらも先程と違って制止することはしなかった。
「あっ♡あ、あン♡♡だめ、同時は!…っ、イクっ♡イクっ…イクっ!!♡♡」
そう叫んだ瞬間フェイザーは勢い良く白濁を噴出させながら達した。力なくベッドに倒れ込み肩を上下させながら必死に酸素を取り入れようとしている時不意にゆめおの顔を見上げると顎に手を当てて何かを考え込んでいることに気づいた。どうかしたのか、と尋ねようと口を開いた時フェイザーの両腕は触手により拘束されてしまったのだ。
「おー、これはこれでいい感じだな」
「お、おいゆめお!これは一体、」
その言葉で直感的に触手が自身を拘束したのはゆめおの意図だと分かった。ゆめおの表情を見るに悪戯を思い浮かんだ子どもの様な笑みを浮かびながら舌なめずりをした。一体何をする気なのかとフェイザーが瞳に少しの不安を宿らせていることに気付いたゆめおは彼に向けて言葉を投げ掛ける。
「まぁ心配するな、コイツらの事はある程度俺が制御出来るって分かったから」
「何を言って…」
「正直言うと、俺最初はコイツラの事に対してムカついてたけどさ…」
「?」
「触手で感じてるお前を見たら死ぬ程興奮したから、こいつらを有効活用することにした」
ゆめおはそう言い終えると不意に指を鳴らした。すると触手達は彼の合図に従うようにうねうねと動き始めフェイザーの身体を反転させた。丁度ゆめおに対して尻を突き出すかの様な体勢に羞恥を覚えたフェイザーは身を捩ろうとするもののそれを制止するかのようにゆめおがその腰を掴む。
「おい、なにをして…え、…っ!?…は、ぁ、ああぁアア!!♡♡」
そして、一切の躊躇なくフェイザーの最奥を目掛けて自身の剛直を挿入したかと思えばそのまま怒涛の律動を始めた。フェイザーの腸内は待ち侘びた存在を歓迎するかのように収縮し始める。
「あ!あン!んぅ!やぁ!」
「フェイザー、お前いつもより興奮してるだろ。すげぇ締め付けてくるぜ」
「ちが、!そ…なこと…ひぃ!」
これまでのフェイザーの痴態を目の当たりにしたせいか、はたまた発情期のせいなのかは不明だがゆめおの理性は木っ端微塵に消え去った。代わりにあるのは目の前の愛する番の身体を貪り尽くし自身の子孫を孕ませるという歪んだ欲望である。
「あ、あぅ!そこ、やめ…っ!!」
「ここだろ、お前が好きなの?」
「あぁあアアああ♡♡♡」
後背位で挿入している分普段ならば届きにくい場所も容易に刺激されるせいで既にフェイザーは幾度も微小な絶頂を繰り返しているのだが、その事に気付いたゆめおは思わず口元を歪める。
「ついでだから、コイツラにも手伝わせるか」
「っ!…む、ぐぅ!」
「何かそいつらの感覚は俺にも共有されるっぽいから、あんま歯立てるなよ」
「う…ふ、…」
ゆめおは触手をフェイザーの口内に侵入させ擬似的な口淫を強いりながら残りの触手には胸の飾りと無防備に曝け出されている花芯を責めさせ始める。自分の身体の全てをゆめおによって犯されているからか既にフェイザーの思考は快楽に染まりきっていた。
「やば、俺もうイキそう…」
「んん、…ふっ…!」
「っし、じゃあラストスパートかけるぞ!」
「んんんぅうう!!?」
「出すぞ、フェイザーっ!」
「っ〜〜♡♡♡」
ゆめおが射精すると同時にフェイザーは辛うじて保っていた意識を失ったのだが当然その程度で終わる筈もなく。ゆめおはフェイザーが気絶しようがお構いなしに彼の身体を犯し続けた。そうして、与えられる強烈な快楽によりフェイザーが目を覚ましてはまた気を失うまで快楽を欲をぶつけられるというのを夜が更けるまで繰り返した。
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