遊戯王ゴーラッシュ!!の男主攻め
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ゆめおには最近悩みがある。
それは、隣を歩く恋人のユウディアス・ベルギャーについてだ。2年前に突如として自分達の前に現れた宇宙人である彼と出会ってからゆめおは彼と共に数多くの出来事を経験していく中で、気付けば互いに惹かれ合った。その後、2人は性別と種族を乗り越えて恋人になったのだが、実はまだその事実を周囲の友人達に伝えていない。
ゆめおとユウディアスは共通の友人を通して出会ったのだが、田舎の町故に2人の共通の友人知人が多い。一見なんてことない事のように思えるが、思春期の中学生にとって大きな問題である。一言で言えば、付き合ってることを茶化されたくないのだ。この狭い町では、一歩外を出ると、どこかで必ず友人知人に遭遇してしまう。ユウディアスとデートしている時に遭遇し、茶化されたり気を遣われるリスクがある。それが嫌でゆめおとユウディアスは、まともにデートすら出来ていない。
これでは付き合う前の友人の時と同じではないか、玉砕覚悟で付き合ってほしいと告白したのは自分なのに、なんて情けないのだとゆめおは頭を抱える。そこで、ゆめおはある考えに至った。友人達に伝えるべきかユウディアスに相談してみるのはどうか、と。
自分1人で悩んでいても堂々巡りなだけだと気付いたゆめおは、意を決してユウディアスに尋ねようとした時、突然ユウディアスがその場に立ち止まった。
「どうした、ユウディアス?」
「ゆめお…その、ソレガシ、ゆめおに聞きたい事があるのだ」
「なんだよ、聞きたいことって」
「ソレガシ達は…恋人同士で合ってるいるのだろうか?」
ユウディアスは、ゆめおに自分達の関係について尋ねてきた。今にも涙を流しそうな程苦しげな表情を浮かべながら。
「そう、だけど…」
「恋人というのは、手を繋いだり共に夜通し語り合ったり接吻をする関係であるな?」
「間違っちゃいないな」
「ならば、何故…ゆめおはソレガシと恋人らしい行為をしてくれないのだ…ソレガシでは、ゆめおの恋人に相応しくないだろうか?」
ゆめおは目を見開いた。あのユウディアスが恋人の定義を理解している事に対してもだが、自身を恋人として相応しくないからかと尋ねてきた事に対して驚いたからだ
「ソレガシはまだ未熟ではあるが、ゆめおを想うこの気持ちは本物だ!だから…っ!」
「っ、…ユウディアス!」
ゆめおはユウディアスを抱き締めた。ユウディアスの真っ直ぐな想いが、ゆめおには痛いぐらいに伝わると同時に自分が情けなくなる。こんな想いをさせたい訳ではないのに、ゆめおは己の狭小な考えを恥じた。
「ごめん、ユウディアス!俺、お前のこと大好きだけど、俺達が付き合ってることを周りの皆に知られるのが恥ずかしくて…」
「ゆめお…」
「だけど、お前と付き合う事は何も恥ずかしい事じゃねぇよな」
ゆめおとユウディアスは、互いに見つめ合った。そこでゆめおは勘付いた。これは、もしかしなくてもキスをする流れなのでは、と。いいや、絶対にそうだ。ゆめおは一人覚悟を決めた。ユウディアスにキスをするぞ、と。しかし、その時後ろの物陰から音がした。その音で振り返ると、そこにはよく見知った顔ぶれがあった。
「ちょっと、遊歩何してるのよ!」
「あははー…ごめんねぇ」
「な、何してるんだよお前ら!」
上から、遊歩とマニャが物陰からこちらを伺うように顔を覗かせていた。何故、ここにいるのかと考えているとユウディアスが2人に対してこう叫んだ。
「おぉ、2人共来てくれたのだな!」
「ユウディアス、良かったね。ゆめおとちゃんと話ができて」
「ちゃんと私が教えた通り、完璧なセリフ回しだったわ!」
ユウディアスと遊歩、マニャの会話を聞いてゆめおは、1人思考を巡らせた。そこである1つの考えが思い浮かんだ。出来れば、そうであってほしくない考えが。
「ユウディアス…まさか、お前さ…遊歩達に俺達が付き合ってることを言ったのか?」
「UTS!ゆめおから告白された時に、遊歩達に報告したぞ!遊歩達はずっとソレガシの応援をしてくれていたからな」
「…とっくの昔にバレてたんかよ」
最悪だ、遊歩達が知ってるということは大半の友人達は知ってるということだ。しかも、話しぶりからして自分達が付き合う前からだろう。ゆめおは、これまで悩んでいた事が全て無駄であったと分かりその場に項垂れた。
「どうしたのだ、ゆめお!」
「…いや、別に何でもねぇよ」
心配そうにゆめおの顔を覗き込みながらユウディアスはゆめおに手を伸ばしたので、その手を掴みゆめおは立ち上がった。そして、そのまま歩き出した。
「ゆめお、こ、これは!」
「何だよ、俺等は恋人同士なんだからおかしな事はねぇだろ」
「そ、そうだな!ソレガシ達は恋人同士であるな!」
ゆめおは完全に吹っ切れた。友人知人達にバレてるなら隠す意味はない、今まで我慢していた分思う存分ユウディアスといちゃついて、周りに見せつけてやると。
「本当、男子っておこちゃまよね」
「ゆめおは、昔から極端な所あるよね」
幼馴染2人のやや呆れ混じりの言葉に対して聞こえないフリをして、ゆめおはユウディアスと共に歩き出した。
それは、隣を歩く恋人のユウディアス・ベルギャーについてだ。2年前に突如として自分達の前に現れた宇宙人である彼と出会ってからゆめおは彼と共に数多くの出来事を経験していく中で、気付けば互いに惹かれ合った。その後、2人は性別と種族を乗り越えて恋人になったのだが、実はまだその事実を周囲の友人達に伝えていない。
ゆめおとユウディアスは共通の友人を通して出会ったのだが、田舎の町故に2人の共通の友人知人が多い。一見なんてことない事のように思えるが、思春期の中学生にとって大きな問題である。一言で言えば、付き合ってることを茶化されたくないのだ。この狭い町では、一歩外を出ると、どこかで必ず友人知人に遭遇してしまう。ユウディアスとデートしている時に遭遇し、茶化されたり気を遣われるリスクがある。それが嫌でゆめおとユウディアスは、まともにデートすら出来ていない。
これでは付き合う前の友人の時と同じではないか、玉砕覚悟で付き合ってほしいと告白したのは自分なのに、なんて情けないのだとゆめおは頭を抱える。そこで、ゆめおはある考えに至った。友人達に伝えるべきかユウディアスに相談してみるのはどうか、と。
自分1人で悩んでいても堂々巡りなだけだと気付いたゆめおは、意を決してユウディアスに尋ねようとした時、突然ユウディアスがその場に立ち止まった。
「どうした、ユウディアス?」
「ゆめお…その、ソレガシ、ゆめおに聞きたい事があるのだ」
「なんだよ、聞きたいことって」
「ソレガシ達は…恋人同士で合ってるいるのだろうか?」
ユウディアスは、ゆめおに自分達の関係について尋ねてきた。今にも涙を流しそうな程苦しげな表情を浮かべながら。
「そう、だけど…」
「恋人というのは、手を繋いだり共に夜通し語り合ったり接吻をする関係であるな?」
「間違っちゃいないな」
「ならば、何故…ゆめおはソレガシと恋人らしい行為をしてくれないのだ…ソレガシでは、ゆめおの恋人に相応しくないだろうか?」
ゆめおは目を見開いた。あのユウディアスが恋人の定義を理解している事に対してもだが、自身を恋人として相応しくないからかと尋ねてきた事に対して驚いたからだ
「ソレガシはまだ未熟ではあるが、ゆめおを想うこの気持ちは本物だ!だから…っ!」
「っ、…ユウディアス!」
ゆめおはユウディアスを抱き締めた。ユウディアスの真っ直ぐな想いが、ゆめおには痛いぐらいに伝わると同時に自分が情けなくなる。こんな想いをさせたい訳ではないのに、ゆめおは己の狭小な考えを恥じた。
「ごめん、ユウディアス!俺、お前のこと大好きだけど、俺達が付き合ってることを周りの皆に知られるのが恥ずかしくて…」
「ゆめお…」
「だけど、お前と付き合う事は何も恥ずかしい事じゃねぇよな」
ゆめおとユウディアスは、互いに見つめ合った。そこでゆめおは勘付いた。これは、もしかしなくてもキスをする流れなのでは、と。いいや、絶対にそうだ。ゆめおは一人覚悟を決めた。ユウディアスにキスをするぞ、と。しかし、その時後ろの物陰から音がした。その音で振り返ると、そこにはよく見知った顔ぶれがあった。
「ちょっと、遊歩何してるのよ!」
「あははー…ごめんねぇ」
「な、何してるんだよお前ら!」
上から、遊歩とマニャが物陰からこちらを伺うように顔を覗かせていた。何故、ここにいるのかと考えているとユウディアスが2人に対してこう叫んだ。
「おぉ、2人共来てくれたのだな!」
「ユウディアス、良かったね。ゆめおとちゃんと話ができて」
「ちゃんと私が教えた通り、完璧なセリフ回しだったわ!」
ユウディアスと遊歩、マニャの会話を聞いてゆめおは、1人思考を巡らせた。そこである1つの考えが思い浮かんだ。出来れば、そうであってほしくない考えが。
「ユウディアス…まさか、お前さ…遊歩達に俺達が付き合ってることを言ったのか?」
「UTS!ゆめおから告白された時に、遊歩達に報告したぞ!遊歩達はずっとソレガシの応援をしてくれていたからな」
「…とっくの昔にバレてたんかよ」
最悪だ、遊歩達が知ってるということは大半の友人達は知ってるということだ。しかも、話しぶりからして自分達が付き合う前からだろう。ゆめおは、これまで悩んでいた事が全て無駄であったと分かりその場に項垂れた。
「どうしたのだ、ゆめお!」
「…いや、別に何でもねぇよ」
心配そうにゆめおの顔を覗き込みながらユウディアスはゆめおに手を伸ばしたので、その手を掴みゆめおは立ち上がった。そして、そのまま歩き出した。
「ゆめお、こ、これは!」
「何だよ、俺等は恋人同士なんだからおかしな事はねぇだろ」
「そ、そうだな!ソレガシ達は恋人同士であるな!」
ゆめおは完全に吹っ切れた。友人知人達にバレてるなら隠す意味はない、今まで我慢していた分思う存分ユウディアスといちゃついて、周りに見せつけてやると。
「本当、男子っておこちゃまよね」
「ゆめおは、昔から極端な所あるよね」
幼馴染2人のやや呆れ混じりの言葉に対して聞こえないフリをして、ゆめおはユウディアスと共に歩き出した。
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