ワンピースの男主攻め
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『歌姫UTAに恋人が!?』
『お相手はイケメン俳優の[#dc=1#]』
『大物カップル誕生により、新時代の幕が開く!!!!』
「何よこれ」
朝、ウタが目を覚まし何気なくTVを付けてみると,
テレビの画面にはウタと目の前で椅子に腰掛け,
呑気にコーヒーを飲む[#dc=1#]が映っていた。
内容は、超人気歌手のウタと若手イケメン俳優[#dc=1#]の
デート中の写真をスクープした、というもの。
番組のキャスターやゲストは、大物カップルの誕生だ!や
売れっ子同士なのだから、
もう少しファンのことを考えて節度を持って欲しい、等
好き勝手に騒いでいる。
「何で…、いつの間に」
ウタは目の前が真っ暗になった気分だった。
いつも、2人で会う時は厳重に変装をして、
極力外ではなくお互いの家で会うようにし、
SNSでもパートナーの存在を匂わせないように、
細心の注意を払っていたからだ。
スクープされた写真を見て、ウタは気付いた。
写真に映る2人の写真は、ウタがどうしても
たまには外でデートをしたいと[#dc=1#]に
無理を言ってお願いした時の写真である、と。
「どうしよう、こんな、私のせいで」
[#dc=1#]は、人気若手俳優で
ウタが[#dc=1#]の初主演を飾ったドラマの主題歌を
担当したことがきっかけで2人は出会い、
ウタからのアプローチで交際に発展した。
ドラマがきっかけで[#dc=2#]はブレイクを果たし
その後の人気もうなぎ上りとなった。
そして、年末には初主演映画の公開も控えている。
というこの大事な時期に、
このようなスクープが流出してしまうことは、
[#dc=1#]の未来に悪影響が及んでしまう。
今すぐに何とかせねばと、
ウタはお気に入りの上着を羽織り玄関に向かった
「待って」
それまで、黙っていた[#dc=1#]がウタを呼び止める。
ウタが[#dc=1#]を見上げれば、
[#dc=1#]は小さく笑みを浮かべながら、
ゆっくりウタを腕の中に閉じ込めた。
[#dc=1#]の体温により、少し冷静さを取り戻したウタだったが今度は涙が溢れそうになる
「ごめんね、私のせいで」
[#dc=1#]の胸元に顔を埋めながら小さく呟けば、[#dc=1#]はウタの背中を優しく撫で上げた
「謝らなくていいよ、いつかは公表しようと思っていたし」
とりあえず、今回のことは僕に任せて
[#dc=1#]はそう言ってウタの額に唇を落とした。
・・・・・・・・・
後日、スタジオでのレコーディングを終え帰宅したウタ
何気なくテレビの電源をつけると、
そこにはスーツ姿の[#dc=2#]が大勢のカメラマンや
取材陣に囲まれていた。
「[#dc=1#]さん、先日の週刊誌のスクープについて、
お二人は交際しているのでしょうか?」
「お2人は、いつ頃から付き合ってるんですか?」
「ウタさんのどんな所に惹かれたんですか?」
と矢継ぎ早に繰り出される取材陣からの質問に対して、
一つずつ丁寧に答える[#dc=1#]の姿にウタは口を開くしかなかった。
「[#dc=1#]さん、ファンの方にお一言」
と最後の質問に対して、[#dc=1#]は深く息を吸い
それまでの和やかな雰囲気から一変し真剣な表情となった。
「この度は、お騒がせしてしまい申し訳ございませんでした。
僕とウタさんは結婚を前提とした真剣交際をしております。
まだ、未熟な僕達ではありますが見守っていただければ幸いです」
[#dc=1#]の誠実な姿に、お互いのファンから逆に好感を持たれ関係を応援されるようになり2人は国民的人気カップルへとなっていったとか
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