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「ルフィ!飯持ってきたぜ!」
ある島の小さなレストラン内にて青年の声が響き渡る。彼の名は夢主さんといい、数多くの大事件を起こし世間を賑わせ続けている四皇麦わらのルフィ率いる麦わらの一味に戦闘員として籍を置いている青年である。戦闘時には2丁拳銃を握るその手で彼は今大量の料理が盛り付けられた大皿を運んでいる。
「うひょ〜!美味そうだな〜!!」
「今日、この店は1日貸し切ったし金ならいくらでもあるから遠慮しなくていいからな!」
「本当か!?サンキューな、夢主さん!」
大皿を雑に置きながら夢主さんは恋人であるルフィに笑みを浮かべた。それを見たルフィは夢主さんの気前の良さに対して感謝の言葉を述べてから目の前の料理達に手をつけ始める。
「うんめぇ〜!!」
「そりゃ良かった!おかわりはいくらでもあるぞ!」
厨房から聞こえた料理人達の悲鳴は聞こえない振りをして夢主さんは、目の前で吸い込むように大量の料理を口に詰め込んでいく可愛い恋人の横顔を見つめてから小さく息を吐いた。この何気ない時間が恋しく感じるほどここ最近2人を取り巻く環境は正に激動と言えるものであった。
2年前のシャボンディ諸島での事件から始まり麦わらの一味再結成を経て魚人島、パンクハザード、ドレスローザ、ワノ国と各地での戦いを経てルフィは新たな海の皇帝にまで登り詰めた。しかし、ルフィは四皇になったぐらいで満足する様な男ではない。これからも夢主さんは1クルーとしてひたすらにルフィの後を追いかけるつもりではあるが、それとは別に夢主さんとルフィは恋人同士である為2人で過ごす時間も欲しいと考えた時、偶然2人の交際記念日が近い事夢主さんは気付いた。そこでタイミング良く停泊したこの島でささやかなお祝いをしようとデートに誘った。
「ルフィ、飯食い終わったらなにする?買い物でも散歩でも何でも良いぜ!」
「んー…俺は、夢主さんと一緒ならどこでもいいぞ!」
「…何だよそれ、可愛いかよ!!」
恋人の言葉に悶える夢主さんとそんな恋人の姿を見て笑いながら肉を平らげるルフィであったが、そんな二人の和やかな雰囲気を壊す出来事が起きた。突如として店の扉が大きな音を立てて開いた。何事かと思い夢主さんが振り返るとそこには下卑な笑みを浮かべた男達が立っている。
「おい、噂は本当だったみてぇだな」
「あぁ、まさかこんな島で四皇様に会えるなんてな」
夢主さんは麦わらの一味に加入する前裏社会に長く身を置いていたからこそ、男達の会話を聞き夢主さんは男達が賞金首稼ぎであると直ぐに察しがついた。そして、小さくため息を吐いた。吐いた息に貴重な二人きりの時間を邪魔しやがってという怒りと、勇気と無謀を勘違いし四皇相手に喧嘩を売る彼らに対しての呆れの2つの意味を込めて。
「お前ら、何の用だ?生憎だが今日この店は俺らが貸し切ってるんだわ」
「そりゃあ悪かった、俺ら少し麦わらに挨拶がしたくてな」
「うちの船長はてめぇら雑魚に用はねぇよ、帰れクズ共」
ルフィの前に出た夢主さんはリーダー格の男と睨み合う。正直夢主さんよりルフィの方が何倍も強いので庇う必要は全くないが、男としての矜持がそれを許さない。二人きりの貴重な時間を邪魔されたのだから制裁は必要だろうと。
「おい、夢主さん手伝ってやろうか?」
「バーカ、これぐらい俺1人で十分だっつーの!」
そう言って夢主さんは静かに腰のベルトに下げている愛用の2丁拳銃を素早く抜き銃口を男達に向けた。
「お前ら全員お仕置きな」
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「あー、まじで最悪」
店の外に高く積み上げられた賞金首稼ぎ達の山を見ながら夢主さんはため息を吐いた。彼らの襲撃さえなければルフィと楽しく食事をしてから街を散策しそのまま自然な流れでホテルに誘うつもりであったからだ。その計画を潰しやがって…夢主さんは目の前で気絶してる男達に向けて恨めしい視線を向ける。意識のない人間をいくら睨みつけた所で意味はないと分かってはいるがそれでも睨まずにはいられない。
とは言え、いつまでも怒りを抱いてても意味はないしルフィの前でそんな顔したくないので精神統一の意味で一服してからルフィの元に戻ると決めた夢主さんが懐からタバコとライターを取り出そうとした時、背後に気配を感じた。しかし、それが誰のものか分かっている夢主さんは特に気にすることなくタバコに火をつけた。
「夢主さん、おめえ強くなったな〜!」
「当たり前だろ、俺はルフィの恋人だぞ?」
「にしし!それでこそ夢主さんだな」
ルフィの笑顔を見て夢主さんの中に渦巻いてた怒りや不満は消えていき、代わりにルフィに対する愛しさで満たされていく。存外単純な自分に対して夢主さんは内心苦笑する。
「今日はごめんな、二人でゆっくり出来なくて」
夢主さんが時計を見ると時刻は午後7時を回っている。そろそろ戻らなくてはサンジやナミに叱られてしまう。願わくばもう少し二人きりの時間を堪能したかったが仕方ない。また次の機会を狙うとしよう。夢主さんが立ち上がった時不意にルフィにその腕を掴まれた。
「もう帰っちまうのか?」
ルフィは寂しさを秘めた視線を向けてきた。それに対して驚きつつも夢主さんは嗜めるようにルフィの問い掛けに対して返す。
「帰らねえとナミ達に叱られるぞ」
「嫌だ、俺はまだお前といてぇ」
「けど…もう他の店空いてねえよ」
「じゃあ、あそこでいいじゃねえか」
ルフィが指さした場所は外観は少し古いホテルであった。流石のルフィもその場所の意味を知らない訳はない。心臓の音がやたら喧しく聞こえるような気がする。
「…ナミには俺から連絡するわ」
少し考えてから携帯してる小型電電虫を取り出し、ナミ宛に電話をしてからルフィの腕を掴み足早にホテルへ向かった。
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「あっ!あ…ンぅ!」
「ルフィ…ルフィ…!」
ホテルに着くや否やシャワーを浴びる事なく夢主さんとルフィはベッドへなだれ込んだ。前戯も程々に久方ぶりのルフィの中へ自身を埋め込む。ゴム人間だからかルフィの腸内は柔らかくそれでいて弾力がある。挿入すると避妊具越しに包み込むように絡みついてくるのと同時に戦闘で鍛えられているので強く締め付けてくる。これまで麦わらの一味に入る前生きる為に女だけでなく時には男も抱いてきたので夢主さんにとってSEXとはただの作業としか考えていなかったが、ルフィとのSEXは夢主さんにとって幸福そのものである。
「ルフィ、好きだ!お前だけ…ずっと!」
「あぁ、!…夢主さん、おめえそこばかり…あぁ!」
「ルフィ気持ちいいか?もっと気持ちよくしてやる!」
「お♡お、ほぉ♡♡や、やめ、しょこは…ぁ♡♡」
夢主さんは先程の鬱憤を晴らす為にルフィの腰を掴み腸内の奥目掛けて深く腰を打ち付け始めた。室内に響く乾いた音と結合部位からの水音がより一層夢主さんとルフィの理性を溶かしていく。
「ほおおお♡♡…お、おれ、も、…う…♡」
「沢山イッていいよ、俺も限界かも…」
「夢主さん、たくさん俺の中に出してぇ…♡」
その言葉を合図に夢主さんはルフィの中に欲望を吐き出した暫く射精の余韻に浸ってからルフィの身体の上に倒れ込んだ
「あー…久しぶりのSEXやべぇわ…」
「俺も気持ちよかったぜ、夢主さん」
「そっか…なら良かった!」
夢主さんとルフィは軽く触れるだけのキスをした後、2人寄り添いながら目を閉じた。明日が来ればまた目まぐるしい日々が始まる。ワンピースを取りにより過酷な戦いに身を投じることになるだろう。もしかしたら命を落とすかもしれない。だから、どうか今だけはルフィの恋人として隣で眠ることを許してほしい。
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