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それは、突然起きた。
いつもの様に酒場で仲間達と酒を飲んでいた時、
海賊からの襲撃を受けた。
俺達が四皇と呼ばれるようになってから、
俺らに喧嘩を売る連中が少なくなっていた中で、
血気盛んなルーキーが現れて、
正直俺自身舞い上がっていたようで。
俺自身が前線に立って戦っていたのだが、
俺がよそ見をした時にゆめは
敵から妙な光線を浴びてしまった。
慌ててゆめの元へ駆け寄り、
敵を倒したが、ゆめの姿は
みるみる内に縮んでいき、
気付けば姿形中身まで子どもになってしまったのだ。
どうしたものか、と慌てる俺達を
よそにホンゴウが診察室に連れていく為に
ゆめを抱き上げていったのが、二時間前の話だ。
その後、無事に診察が終わってホンゴウと共に出てきたのだが、
ゆめは俺の事だけは覚えているらしい。
俺と恋人関係であることは分からないらしいだが、
好きという気持ちはあると。
無邪気に俺の膝の上で笑顔を浮かべるゆめを見ていると
どうしても昔のアイツを思い出してしまう。
赤髪海賊団の音楽家ウタのことを
「おかしら、なんで泣いてるの?」
「ん?あぁ…いや、何でもねぇよ」
女の勘というのは、子どもでも持ち合わせている事に
驚きながらもゆめを不安がらせないように
髪を撫でてやるとゆめは目を細めた。
だが、次の瞬間には逆に俺の頭を撫で始めた。
「おかしらは、いつもがんばっていてえらいね」
ゆめの小せぇ身体を思い切り抱きしめる。
40近いオヤジが、ガキに慰められて泣く姿なんて見せたくねぇから。
理解のある大人でなきゃいけねぇのに、
自分よりも年下のこいつに執着しちまう自分が情けねぇ
。だが、俺はもう二度と、家族を失いたくねぇんだ。
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