プラス①
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「キングしゃまは、どうしてかおをかくしているの?」
「見られたらいけねェからだ」
「ゆめ、キングしゃまのおかおみたい」
クイーンの馬鹿が作った幼児退行化する薬を飲んだゆめは、見た目はそのままだが中身がうるせェガキになってしまった。
普段なら、俺の機嫌を損なうような言動をしない
慎ましい女である反動なのか、
それともこいつの素なのか分からないが、
どうにもうるさい。
まぁ、こいつじゃなければ即殺していたがな
「俺の素顔は、カイドウさん以外には見せねぇ」
元の姿のお前には見せているがな、
敢えてそれは言わずに伏せると
ゆめは両頬を膨らませ、
一丁前に俺を睨みつけてきた。
俺が指で両頬を潰してやると
間抜けな声を出したのが実に滑稽だった。
「みせてください、じゃなきゃゆめ、
くいーんしゃまの所にいっちゃいます」
「…何?」
「くいーんしゃま、キングしゃまにいじわるされたらこい、
っていってました!だから、もう、
くいーんしゃまのところにいきます」
そう言ってゆめは立ち上がり、部屋の障子に手をかけた。
俺を前にして他の男の名前、
よりによってあの馬鹿の名前を出したこと、
この俺に対して駆け引きなんざ随分と舐めた事をしたこと、
俺よりも他の男を選ぶ事もそれら全てが気にくわなかった。
俺は背後からゆめを手のひらの中に閉じ込めてやる。
下ろして等と喚くから、
口を塞いだ上で、片方の手で仮面のチャックに手をかける。
「ほら、これで満足か?」
「わぁ…!きれい…!!」
目を輝かせるその様は、中身はガキでもやっぱりゆめなんだなと認識するには十分だった。
こいつとの間にガキが産まれた際は、
しっかり躾をしてやらないとだな
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